この記事は 2 分で読めます

市場分析に欠かせない3C分析のやり方とコツとは?

URLをコピーする

「3C分析」というフレームワークをご存知ですか?非常に有名なビジネスフレームワークのため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。しかし、有名な分析手法だからこそ、今更人にやり方を聞きにくいという人もいらっしゃると思います。

そこで今回は、市場分析に欠かせない3C分析のやり方とコツを紹介します。

3C分析とは

3C分析とは、図のように市場・顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点から、市場の関係性を分析する手法です。

3C分析では、外部要因である顧客と競合および内部要因である自社を分析することで、自社の強みと弱みを把握することができ、成功要因(KSF=Key Success Factor)を見つけ出すことに繋がります。

3C分析のやり方とコツ

市場・顧客(Customer)の分析

3C分析では、市場・顧客(Customer)の分析を初めに行います。その理由は、市場が曖昧なままだと本当の競合がどこなのか、何が自社の強み・弱みなのかが分からないからです。

ここでは、自社が属する市場の大きさや市場・顧客のニーズ、市場の変化を把握することが大切です。

市場・顧客に関しては、以下のような項目について分析を行いましょう。

  • 業界市場規模
  • 市場・顧客のニーズ
  • 市場の成長性 など

競合(Competitor)の分析

3C分析で次に行うことは、競合(Competitor)の分析です。競合分析を行う前提として、競合の特定が必要不可欠です。直接的な競合はもちろんのこと、商品やサービス自体は異なるものの、提供価値が同様の商品・サービスも競合となります。

競合分析では、以下のような項目について分析を行いましょう。

  • 競合の現状シェアと推移
  • 業界における競合のポジション
  • 競合の強み・弱み など

ここでは、競合が市場の変化にどのように対応しているのかを知ることが主な目的となります。そこで、まずは競合の現状や推移、業界での立ち位置などを把握することが重要です。また、競合の持つ強み・弱み、またはその他のどのような要因によって、それらの結果が引き起こされているのかを分析しましょう。

自社(Company)の分析

3C分析で最後に行うことは、自社(Company)の分析です。自社の分析では、市場・顧客分析や競合分析から、自社がどのような戦略を立てるべきなのかを検討します。

ここでは、以下のような項目について分析を行いましょう。

  • 自社の商品やサービスの売上・シェアの現状および推移
  • 業界における自社のポジション
  • 自社の商品・サービスの強み・弱み
  • 自社のリソース(ヒト・モノ・カネ)

最後の自社分析では、市場・顧客、競合の分析をもとに、自社が取るべき戦略や成功要因を把握することが目的です。ここでは、競合分析と同様に、自社の現状や推移、業界での立ち位置などを認識し、それらの結果が自社のどのような強み・弱み、リソース、その他の要因によって引き起こされているのかを分析しましょう。

その後、市場・顧客に対する自社と競合の対応を比較することで、自社の強みを生かして弱みをカバーする戦略の立案が可能になります。

いかがでしたか?今回は3C分析のやり方とコツをご紹介しました。

3C分析は市場・顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の3つの視点から分析を行う手法です。3C分析を行う方は是非参考にしてみてください。

ダウンロード ダウンロード
ダウンロード

持ち運べる!BtoBマーケティング用語単語帳

無料でダウンロードするために
以下のフォーム項目にご入力くださいませ。

マーケティングおすすめの記事

2020年7月22日

【マーケティングに必須】市場分析とは?フレームワークも併せて紹介

2020年4月28日

製品戦略(プロダクト戦略)とは?具体的なフレームワークも紹介

2018年8月1日

無料のマーケティングオートメーション(MA)ツール4選!簡単に使いこなそう