ホームページと何が違う？ランディングページ（LP）の目的とは

皆さんは「ランディングページ（LP）」をご存知ですか？LPはホームページとは異なるものであり、それぞれに目的があります。

今回は、ホームページとLPの違いや、目的別の事例集などを紹介します。

ホームページとランディングページの違い

ホームページ（HP）とは、Webサイトのトップページのこと

ホームページ（HP）にはいくつか意味がありますが、基本的にはWebサイトのトップページのことをホームページと呼びます。

HPには、さまざまなニーズを持った人達が訪問してきます。

HPはこのような多様なニーズに応えるために、さまざまな要素を含んだ他のページへのリンクを用意しています。つまり、HPは訪問した人の多様なニーズに答える入り口の役割を果たしているのです。

ランディングページ（LP）とは、コンバージョンの獲得に特化したページのこと

ランディングページ（LP）とは、広告から流入したユーザーに向けて、目的であるコンバージョンの獲得に特化して作成されたページのことです。コンバージョンには「購入・成約」「資料請求」「フォーム入力」などが挙げられます。

LPは主にWeb広告のリンク先として利用されるため、LPに訪問するユーザーのニーズは「特定の商品・サービスについて知りたい」だと特定できます。そのため、ユーザーにさらに興味を持ってもらえるよう情報を絞り、一枚のページで完結させている場合がほとんどです。

目的や流入ユーザーに合わせてLPを作成することで、コンバージョンの獲得に繋がる

HPと分けてLPを作成する目的に、「ユーザーや目的に合わせてコンテンツを用意することで、コンバージョンの最大化を目指す」というものが挙げられます。

例えば、数百万円する車を検索しているユーザーに対して、Webのみで購入してもらうのは非常に難しいですよね。そこで、購入を検討してもらう施策として「まずはユーザーに展示会に来てもらい、そこで営業パーソンが販売する」という方法が効果的です。この場合、展示会への参加フォームを用意し、ユーザーに記入してもらうのがLPの役割であり、「イベント参加」がコンバージョンとなります。

LPには「展示会に来て下さったお客様の声」や「参加者の満足度」など、ユーザーの来場意欲を高めるコンテンツを用意することで、コンバージョンの獲得を目指します。一方、目的を考えると、ここで「車の詳細な説明」や「車の購入ボタン」というのは、「展示会に来てもらう」という目的に対しては不適切なコンテンツと考えられます。

このように、LPはユーザーや目的に合わせて作成することで、コンバージョン獲得に効果を発揮します。

【目的別】LP事例集

販売用LP

（参考：LINE MOBILE）

販売用LPは、商品・サービスの購入を促すことを目的としています。基本的には、1つのLPで1つの商品・サービスを紹介しており、商品の特徴や費用、実績、利用者の声、購入フォームなどをコンテンツとして用意されています。

広告やSNSなどの流入経路ごとに、LP内のデザインやキーワードを変更することで、ユーザーにとって最適なコンテンツとなり、コンバージョン率を向上させられます。

トライアル用LP

（参考：Musubu）

トライアル用LPとは、用意されているコンテンツは販売用LPとほぼ同じですが、購入・契約ではなく、「お試し無料」や「1か月利用無料」など一度利用してもらうことを目的としています。

資料請求・お問い合わせ用LP

（参考：CustomerRings）

高額な商品やBtoB企業向けの大規模なサービスなど、購入に至るまで比較検討を行う必要がある商材を販売する際には、その比較検討の材料として資料が必要です。

資料請求・お問い合わせ用LPは、自社の資料を請求してもらうことを目的としています。LP内のコンテンツではあえて費用感を出さずに、資料請求やお問い合わせに繋げるものが多いです。

イベント・セミナー用LP

（参考：三井不動産リアルティ株式会社）

不動産や社内用セキュリティシステムなど、直接見た方が良い商材や営業パーソンから説明を受けた方が良い商材を提供する企業は、イベントやセミナーなどを提供している場合が多くあります。こうしたイベントは、比較検討しているユーザーを囲い込むための施策です。イベント参加者を見込み客とし、営業パーソンが購入につなげます。

セミナー内容や講師・ゲスト陣によってコンバージョン率が大きく変化するため、イベント内容をわかりやすくアピールすることがイベント・セミナー用LPの目的です。