皆さんは、コンバージョンボタンという言葉をご存知ですか？コンバージョンボタンとは、Webマーケティングにおいて顧客の行動を促すために重要なものです。
この記事では、コンバージョンボタンの意味や構成要素、効果的な作成ポイントを紹介します。
目次
コンバージョンボタンとは、Webサイト上における問い合わせや商品購入を促すためのボタンのこと
コンバージョンボタンとは、Webサイトに訪れたユーザーに対して問い合わせや商品購入などの行動を促すためのボタンを指します。コンバージョン（CV）とはWebマーケティングにおいてユーザーが問い合わせや商品購入などの行動を達成することを指すため、それらの行動を促すボタンをコンバージョンボタンといいます。
また、ユーザーに対して行動を促すことを「コールトゥアクション（CTA）」というため、CTAボタンとも呼ばれます。
コンバージョンボタンの構成要素
上の画像の赤枠で示している部分が、コンバージョンボタンの一例です。
コンバージョンボタンは、以下の要素によって構成されています。
- ボタンのサイズ
上の画像のような角が丸い長方形のボタンなどが挙げられます。ボタンの大きさや形で、気付かれやすさが変わります。 - ボタンの色
緑やオレンジなど、サイトに合わせた色を設定します。 - ボタン上の文
「無料で試してみる」「無料資料請求はこちら」などの行動を促すコピー文をボタンの上に配置します。 - ボタンの配置場所
記事の最後や記事の隣など、視界に入りやすく押しやすい位置に配置します。
効果的なコンバージョンボタンの作成ポイント
目を引く色を使う
ボタンの色は、サイトの基調色に合わせて目を引く色を使いましょう。基調色に対して、対比する色を選択することで強調できます。例えば、色の対比として補色対比というものがあります。補色関係にある色同士は互いの色を最も目立たせる効果があり、背景色に対する補色をコンバージョンボタンに使うことで目を引く効果が期待されます。Adobe ColorというサイトでWebサイトのベース色を入力すれば、補色を手軽に探せるのでおすすめです。
出典：Adobe Color公式サイト（https://color.adobe.com/ja/create/color-wheel）
しかし、補色にすれば必ずコンバージョン率が上がるとは限りません。コンバージョンボタンを必要以上に目立たせてしまうと、宣伝感が露骨に出てしまうので注意が必要です。色の候補を何点か挙げ、どの色のコンバージョンボタンがコンバージョン率が高いか、ABテストによって測定しましょう。
ABテストの具体的な方法について解説している記事もありますので、合わせてご覧ください。
押しやすいサイズにする
コンバージョンボタンのサイズは、押しやすいサイズにしましょう。コンバージョンボタンは、ただ大きければいいというものではありません。ユーザーが知りたい情報を覆い隠してしまうサイズだと見にくいため、サイトからの離脱率は高くなります。
視界に入りやすい配置にする
コンバージョンボタンはユーザーの視界に入りやすい場所に置きましょう。コンバージョンボタンはWebページの下部に配置することで、ユーザーがページを最後までスクロールし、興味を持ったタイミングで視界に入るため、効果的です。また、ページが長い場合には、ユーザーのスクロールに応じて移動する追尾型コンバージョンボタンがおすすめです。最後まで読まなくても常に表示されており、好きなタイミングでクリックできるためコンバージョン率の向上が期待されます。
行動したくなるコピー文にする
ユーザーの行動を促すようなコピー文を設定しましょう。例えば、「申込みはこちら」と「無料で試してみる」の2つのコピー文を比べると、後者のほうが押したいと思いませんか？「無料」という言葉でお得感を出し、「試してみる」という言葉でユーザーに自分事として感じてもらうことで押してもらいやすくなります。
また、誤解を与えるコピー文にしないように注意が必要です。例えば「ここをクリック」というコピー文ではクリックした結果何が起きるのかわからないため、押しにくく感じます。ボタンを押すと何が起きるのか明記したコピー文にしましょう。
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