SEO対策のために優良なコンテンツを作成したいけれど、キーワードの選び方が分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、キーワードの種類や選び方、選ぶ際のポイントを紹介します。
目次
SEOキーワードとは、検索エンジンでユーザーが入力する検索語句のこと
SEOキーワードとは検索エンジンでユーザーが入力する語句のことです。SEO対策を成功させコンテンツを上位表示させるには、キーワードの選定が重要です。Webサイトのユーザー・ニーズや市場動向、自社の強み・弱みなどの動向を押さえたキーワードを選定することで、SEOを成功に導けます。
キーワードの種類
キーワードには、以下のような種類があります。
- ビッグキーワード
月間検索数が1万以上のボリュームが大きいキーワード。1語の単語で構成される場合が多い。
例)「Webマーケティング」 - ミドルキーワード
月間検索数が1千〜1万以下のキーワード。ビッグキーワードよりもユーザーの検索意図が絞り込める。
例)「Webマーケティング 施策」「Webマーケティング コンテンツ」「Webマーケティング 資格」 - ロングテールキーワード
月間検索数が100〜1千程度のボリュームが小さいキーワード。一般的に3語句以上で構成される場合が多いため、ユーザーの検索意図が明確に絞り込める。
例)「Webマーケティング コンテンツ 作り方」「Webマーケティング 資格 おすすめ」
SEOキーワードの選び方
1. 軸となるキーワード候補を出す
キーワードを選ぶ際にはまず、検索結果で上位表示させるために軸となるキーワード候補を洗い出します。潜在顧客が検索しそうなキーワードや、Webサイトの目指すべきゴールを意識しながらキーワード候補を出していきましょう。
2. キーワードを拡張する
次に、軸となるキーワードを拡張し候補を広げていきます。ツールを使うと大量のキーワード候補を一括で抽出することが可能です。
無料で利用できる代表的なツールには、以下のものがあります。
- ラッコキーワード:https://related-keywords.com/
- Googleキーワードプランナー:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
また、ツールを使わず自力でキーワードを拡張する場合もあります。自力でキーワードを拡張する場合は手間や時間がかかりますが、ツールの利用では見つけられないようなキーワードの抽出につながります。
他社WebサイトやTwitterなどのSNSの他、自社の営業担当に顧客の悩みを聞くなどして、ユーザーが検索しそうなキーワードを探し出します。
3. 検索ボリュームを調査する
次に、拡張したキーワードの月間検索ボリュームを調査します。検索ボリュームはユーザーからの需要がどの程度あるのかを測る指標になるため、事前に調査しておきましょう。大量のキーワードを一括で調査するには、ツールを使うとよいでしょう。
4. 優先順位を決める
最後に、コンテンツを作成するキーワードの優先順位を決めます。競合数や月間の検索ボリュームをもとに、以下の表を参考に優先順位を考えるとよいでしょう。
競合数が少ない | 競合数が多い | |
検索ボリュームが大きい (ビッグキーワード) |
優先度高 | 優先度中 |
検索ボリュームが小さい (スモールキーワード) |
優先度中 | 優先度低 |
検索ボリュームが大きく競合数が少ないキーワードは上位表示される可能性が上がるため、優先的にコンテンツを作成しましょう。
また、検索ボリューム・競合数ともに多いキーワードはコンテンツの作成難易度が高いため優先度は中程度となります。検索ボリュームが小さく競合数が少ないキーワードは、コンテンツ拡充のために必要なキーワードなため、状況に応じてコンテンツを作成しましょう。検索ボリュームが小さく競合数が多いキーワードは需要が少ないため優先順位は低いです。
さらに、Webサイトの目的やユーザーの検索意図を考慮しながら、最終的にコンテンツを作成するキーワードを決めることが重要です。
SEOキーワードを選ぶ際のポイント
キーワードは重複しないようにする
コンテンツを作成する際には、キーワードを重複して作成しないようにしましょう。SEO対策では、キーワードの重複利用やコンテンツの内容が似通ってしまうことは避けなければなりません。1つのニーズに対して1つのコンテンツを作成するようにしましょう。
ロングテールキーワードで上位を目指す
ロングテールキーワードは、検索ボリュームは小さいですが競合数が少ない場合が多いため、優先的にコンテンツを作成することで比較的短期間で上位表示が目指せます。
また、ビッグキーワードに比べてユーザーの検索意図が明確に絞り込めるため、コンバージョンにつながりやすいと言われています。
キーワードは定期的に見直す
キーワードは1度選定して終わりではなく、定期的に見直すことが重要です。1度のキーワード選定だけでSEO対策が完璧にできるわけではないため、継続して優れたキーワードを選定し続けることが大切です。
また、表示順位が上がらない場合は、新しいコンテンツの作成やリライトなどの対策をとりましょう。
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