インタビュー動画を用いた宣伝をしたいけれど、何から始めればいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。今回は、インタビュー動画の特長や必要な機材、準備すべきことなどの基本をご紹介します。
目次
インタビュー動画では生の声を届けることができる
情報を発信する側にとってのインタビュー動画における大きな利点は、文字だけでは表せない雰囲気を発信できることです。インタビュイー(=インタビューを受ける人)が話す言葉以外にも、その表情や口調から多くの情報を伝えることができます。
また見る側にとっても、文章を読まずにただ動画を見るだけで多くの情報を仕入れられるため、インタビュー動画は情報の送り手・受け手両方にとって効率のいい情報の伝達方法であるといえます。
インタビュー動画による宣伝が効果的な場面
・顧客インタビュー
商品を購入してくださった方に、実際に導入した感想や活用方法をインタビューする動画です。購入を検討しているお客様に対し、購入後のイメージを与えて購入意欲を引き出す効果が見込めます。
・製造現場へのインタビュー
宣伝する商品の製造現場で働く人に、製造する上での熱意やお客様へのメッセージをインタビューする動画です。商品に関わる人の顔を見ることができるので、お客様の安心感につながります。
この他にも、会社サイトのトップや採用ページに掲載する会社紹介、および経営者へのインタビューなどは、インタビュー動画による宣伝が効果的です。
インタビュー動画の作成に必要な機材や技術は?
インタビュー動画の質は、視聴者が持つ「その会社の仕事は丁寧かどうか」という印象を左右します。視聴者に「雑である」という印象を与えないために、以下3つの機材や技術は最低限用意しておきましょう。
・高画質のカメラ
近頃はスマートフォンなどで手軽に動画を撮影できますが、やはり一眼レフなどの高画質カメラの方が視聴者にとって見やすい動画を作成することができます。また、手ぶれによる見づらさを回避するために三脚は必須です。
さらに、可能であればカメラを2台~3台使用すると、より効果的な動画を作成できます。1台のカメラでは単一のアングルでしか撮影することができないので、インタビュー動画の長さによっては単調な印象を与えかねません。複数のカメラで撮影をし、適宜アングルが切り替わるように編集をすることで視聴者を飽きさせない工夫ができます。
・マイク
画質と同様に、インタビュー動画では音質も重要です。インタビュイーの話が明瞭に聞き取れることはもちろん必要ですが、風やサイレン音などの雑音を拾ってしまうと聞きづらい動画になってしまいます。カメラのマイク機能だけでなく、ガンマイクなどのマイクを用意すると良いでしょう。
・動画編集の技術
複雑な動画編集の技術が求められるというわけではありません。撮影した動画にテロップをつける、また撮影した動画どうしを繋げ合わせる技術があれば十分です。特別に有料の動画編集ソフトをダウンロードする必要もありません。
インタビュー動画を撮影する前に確認すべきこと
背景は壁ではなく、実際の職場や家庭にする
壁を背景に行われるインタビューも多くありますが、可能であれば実際の職場や家庭の風景などをバックにすることが望ましいです。
インタビュー動画では、インタビュイーの表情や口調に加えて、その背景によっても情報を伝えることができます。製造現場や、家庭で商品を使用している風景をバックにインタビューを行うことで、実際に使用する場面などのイメージを与えられます。
明るさや光の入る方向も確認しておく
インタビュー撮影時の明るさは、出来上がる動画の見やすさに直結します。
明るすぎる、暗すぎる、また途中で明るさが大きく変わる動画は、視聴者に負担がかかり、十分な効果を発揮できない恐れがあります。こうした事態を防ぐためには、大きな窓のない部屋で蛍光灯の光を用いてインタビューを行うと良いでしょう。
インタビューを撮影する前に、撮影場所が適切な明るさであるかどうかを、目視だけではなくカメラを通してチェックしておくことをおすすめします。
事前に話す内容は大まかに打ち合わせしておく
インタビュー動画の撮影をスムーズに進めるためには、事前の打ち合わせは不可欠です。
質問内容やそれに対する大まかな返答は、必ず事前に共有しておくようにしましょう。インタビュイーも前もって話す内容を準備できますし、緊張しすぎず自然体で話すことができます。
ここで注意したいのは、打ち合わせの時点でインタビューを作り込みすぎないということです。準備を完璧にしすぎるあまり、インタビュイーがあたかも台本を読んでいるような印象を与えては信憑性に欠けてしまいます。インタビュイーにはできるだけ自分の言葉で話してもらうようにしましょう。
実際に質問内容を考える際にはこちらの記事が参考になります。
いかがでしたか?初めてのインタビュー動画作成は慣れないことが多いですが、今回ご紹介した機材や事前準備を参考にして、効果的に情報を発信しましょう。
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