動画広告の利用を検討しているけれど、どのような媒体を利用すればいいのか分からず悩んでいませんか?
今回は、動画広告を利用する目的や、種類・メリット・デメリットを紹介します。
目次
動画広告を利用する目的
認知拡大
自社商品やサービスなどをまだ知らない層への認知拡大が重要な目的です。
認知拡大を目的とした動画広告を配信する場合、商品の特徴を説明するだけの内容ではなく、SNSなどでシェア・拡散されるようなインパクトのある動画コンテンツにすることがポイントです。
販売促進
サイトへの問い合わせや申し込みなど、購買行動につながる販売促進も重要な目的です。
動画広告はテレビCMと異なり、長い時間情報を伝えることが可能ですが、冗長な内容だと視聴してもらえないおそれがあります。ユーザーを引き込むインパクトを残しつつ、商品やサービスのベネフィットを説明し、Webサイトに誘導しましょう。
動画広告の種類と特徴
インストリーム動画広告
インストリーム動画広告とは、サイト内で動画再生時に流れる広告のことです。音声がデフォルトでONにされており、従来のバナー広告よりも大画面で表示できることが特徴です。例えば、YouTube視聴中に流れる動画広告や、Yahoo!のプラットフォームで配信されている「Yahoo!アドネットワークディスプレイ(YDN)」と呼ばれるものがあります。
- メリット
YouTubeやYDNなど異なる媒体に動画コンテンツを流せるため、認知拡大に効果があります。
また、TwitterやFacebookなどSNSへの二次拡散も期待できます。
さらに、動画広告が30秒視聴された時点で課金となりますが、冒頭5秒のみの無課金状態で多くのユーザーの目に留まるので費用対効果が高いです。 - デメリット
見たい動画の前に強制的に流れる広告なので、ユーザーに嫌悪感を与えてしまうおそれがあります。
また、短時間でユーザーに興味を持ってもらう内容にすることが必要です。
インバナー動画広告
インバナー動画広告とは、各プラットフォームの広告を掲載する枠に配信される動画広告で、インディスプレイ広告とも呼ばれます。基本的に音声はデフォルトでOFFにされており、配信後のスキップができないことが特徴です。例として、Yahoo!のトップ画面の広告枠など従来のバナー枠に配信される動画広告などがあります。
- メリット
ユーザーが過去にクリックしたことのあるカテゴリーの広告が表示されるので、自社の商品を利用してほしいユーザーに動画広告を配信でき、コンバージョン率が上がります。 - デメリット
スクロールされ動画が画面外に消えてしまうと視聴されないため、興味のないユーザーには訴求できる数が少ないです。
そのため、テキストや映像で訴求できるような工夫が必要です。
インリード動画広告
インリード動画広告とは、ブログなどの記事中で自動再生される動画広告です。ニュースのまとめサイトやアプリ記事の途中で流れる動画広告がこれに当たります。
- メリット
広告が画面に表示されたタイミングで動画の再生がスタートするため、すべてのユーザーに動画広告の冒頭から見てもらえます。
記事中のコンテンツと同じサイズで画面を所有できるため、画像では伝えにくい魅力をユーザーに伝えることができます。 - デメリット
画面内に表示されなければ再生されません。そのため、スクロールされずに別のページに移動されてしまうと、ユーザーに視聴してもらうことができません。
動画広告で効果を得るためのポイント
ターゲットを明確にする
動画広告を配信する際は、ターゲットを明確にすることで興味のあるユーザーに配信されるため、動画の視聴につながり認知拡大が図れます。
自社商品を知らない層への認知拡大には、短い時間で商品名や利用シーンを伝えるインパクトのある動画が効果的です。一方で、既に商品・サービスに興味を持っている層をターゲットにするならば、競合商品と差別化できる動画を配信するとよいでしょう。
目的を明確にする
動画を配信するだけでなく、動画を視聴後にどのような行動をとってほしいかを明確にし、その後の購買行動につなげましょう。動画視聴後にWebサイトへ移動してもらうことや、実店舗へ足を運んでもらうことなど様々な目的を想定し動画配信を行うことが重要です。
適切なプラットフォームを選ぶ
動画を配信するターゲットや目的ごとに適切なプラットフォームを選びましょう。
動画広告といえばYouTubeが有名ですが、必ずしも動画視聴者数が最も多いYouTubeが最適というわけではありません。ブランディングが目的の場合は、FacebookなどのSNSが適している場合があります。
いかがでしたか?
今回は動画を利用する目的や動画の種類・メリット・デメリットを紹介しました。動画広告を利用する際は、獲得したい客層や目的に合わせ利用する動画広告の種類を選ぶことが重要です。どの動画広告を活用すればよいか、この記事を参考に検討してみてください。
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