あなたの企業は、データベースマーケティングを行っていますか?
もし現在はまだ行っていないけど、これから行っていくつもりの方は、他企業の事例を参考にしましょう。
今回は、実際にデータベースマーケティングに取り組み売上を伸ばしている企業の事例を紹介します。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ 株式会社

基本情報
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下CCC)では、あの有名な「Tポイント」サービスを提供しています。そして、同社の子会社である株式会社Tポイント・ジャパンでは、Tポイントと連携先企業のサービス連携を行っています。
「誰が何を購入したか」を明らかにすることで、経営効率化の手立てになる
Tポイントサービスでは、TポイントのIDとPOSデータを結びつけることで、「誰が何を購入したのか」を明らかに分かるようになりました。そのため、顧客の識別から優良顧客を発見することができます。
優良顧客がどのような人物なのか分かれば、優良顧客の特性を分析し、特性に合った店づくりや品揃えなど優良顧客を維持させる施策を取ることができます。
こうした施策により、顧客一人あたりの単価を伸ばすことができ、効率的な営業ができます。
株式会社あきんどスシロー

(出典:株式会社あきんどスシロー)
基本情報
株式会社あきんどスシローでは、回転寿司チェーン店「スシロー」を全国350店舗まで展開しており、年間10億皿の寿司を提供し、回転寿司の売上日本一になり続けています。
スシローでは、全ての寿司皿にICタグを付けることで、「いつどんな寿司がレーンに流されいつ食べられたのか」や「レーンに回る寿司がいつ廃棄されたのか、またどのテーブルが食べたのか」といったデータを管理しています。
ビックデータによる需要予測で廃棄率75%減を実現させた
くら寿司は、「回転すし総合管理システム」を店舗に導入することで、お客様が来店してから1分後と15分後に必要なネタの種類とネタ数を常に予測します。
くら寿司が運営するスシローでは、レーンに寿司を流しお客様を目で楽しませる、従来のやり方にこだわっています。そのため、お客様の重要を的確に予想し、適切な数作る必要があります。
「総合管理システム」は、累計40億件というビックデータをもとに、お客様の食欲の需要をリアルタイムに把握し、需要を先読みすることができます。
このシステムにより、くら寿司はレーンに寿司を流しているにも関わらず、廃棄率を75%も減少させることに成功しました。
みずほ銀行

(出典:みずほ銀行)
基本情報
2002年、みずほ銀行は第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行統合により誕生しました。
現在、その中核であるみずほファイナンシャルグループは最新のITを活用し、グループ共通のクラウド「みずほクラウド」や人型ロボット「Pepper」の導入などを進め、金融サービスを変革に意欲的に活動しています。
顧客の「ライフイベント」に合わせて商品・サービスを案内する
みずほ銀行は、結婚や出産、住宅・車購入のような顧客の「ライフイベント」に合わせて、金融商品や保険・ローンを案内する「イベント・ベースド・マーケティング(EBM)」を実践しています。
一般的な生活者であれば、銀行と数百万単位の取引を行うことなど生涯に数回程しかないですが、EBMはこうした取引の機会を確実に得るための施策です。
データベースに蓄積された顧客の行動履歴やみずほ銀行との取引データから顧客の変化を捉え、そのタイミングで最適な金融商品やサービスを案内します。
個々に合った適切な情報を提供することで、収益5倍拡大
具体的にEBMは、長期金利が下がったときに住宅ローンの借り換えを提案したり、顧客の子供が学校へ入学するタイミングで教育ローンの案内を行います。
上記のように、1人ひとりの顧客の状況や行動をモニタリングして、適切なタイミングで適切な情報を提供する。このようなマーケティング施策を1to1マーケティングと言います。
1to1マーケティングを行うことで、EBMのヒット率は3倍になり、収益は5倍増加しました。
このようにデータベースを活用して、1人ひとりの顧客に適切な情報でアプローチすることでお客様の反応も良くなり、成約率が上がることが分かります。
いかかでしたか?
データベースマーケティングにより、優良顧客を発見することができたり、1to1マーケティングを行うことができます。
これらにより、効率的に売上を伸ばすことができます。ぜひ参考にしてみてください!
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