オンラインセミナーを開催したいけれど、どのようなやり方で行えばよいのか分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、オンラインセミナーのやり方とおすすめのツールを紹介します。
目次
オンラインセミナーとは、Web上で行うセミナーのこと
オンラインセミナーとは、Web上で行うセミナーのことで、Webセミナーやウェビナー、ネットセミナーと呼ばれることもあります。オンラインセミナーは、インターネット環境が発達した現代において注目されているセミナー方法です。オンラインセミナーには、会場を用意する手間や費用が抑えられる、場所や人数の制限が少ないなどのメリットが挙げられます。
オンラインセミナーのメリット・デメリットの詳細は、以下の記事をご参照ください。
オンラインセミナーのやり方
1. 目的や概要を決定する
オンラインセミナーを開催するにあたって、まず目的や概要を明確にしなければなりません。目的や概要が定まっていないと、セミナーを開催しても思っているような効果が得られないことがあります。
2. 配信方法を決定する
次に、セミナーの配信方法を決定します。オンラインセミナーの配信方法には、大きく分けてリアルタイム配信と録画配信の2つの配信方法があります。目的や内容などに合わせて最適な配信方法を選択しましょう。
- リアルタイム配信
あらかじめ決めておいた時間にリアルタイムで配信する方法です。ライブ配信と言われることもあります。
セミナー中に参加者の反応が確認できたり、チャット機能を使用して質疑応答できたりするなどコミュニケーションを取れる点がメリットです。一方で、参加者の日程調整が必要というデメリットも挙げられます。
- 録画配信
事前に録画しておいた講演や研修を、参加者に告知した日時に配信する方法です。オンデマンド配信と呼ばれることもあります。
録画配信では、研修内容に合わせて動画を事前に収録し編集することが可能です。そのため、動画にテロップや補足の画像などを差し込むことができ、分かりやすいセミナーにつなげられます。
また、録画を何度も流せるため、同じセミナーを繰り返し開催する場合には、動画作成の手間やコストの削減につながります。そのため、研修や講演、勉強会などに向いている配信方法です。一方で、参加者の反応に応じてその場で内容を変えることができないというデメリットも挙げられます。
3. ツールを選定する
次に、オンラインセミナーに見合った配信ツールを選定します。配信ツールによって、参加可能人数や利用料金、不具合へのサポートやチャット機能の有無などが異なるため、セミナー内容に合ったツールを選定することが重要です。
SNSの無料ツールを使ってオンラインセミナーを開催することも可能ですが、通信環境や画質が不安定なことがあり、セミナーの品質低下につながる恐れがあります。まずは、一般的に広く使われている配信ツールを使用しましょう。
4. 開催の準備を行う
オンラインセミナー開催に必要な事前準備を行います。まず、セミナーの内容や予算に応じて講師を選定し、参加者のための資料を作成しましょう。次に、マイクやカメラなどの配信機材を準備します。具体的には、音質のよい配信専用のマイクや、通信環境が安定する有線LANなどが挙げられます。配信機材の準備が難しい場合は、代行サービスを利用するとよいでしょう。
5. 受講予定者へ事前通知を行う
オンラインセミナーへ参加する見込みのある人に対して、セミナーの事前通知を行います。自社Webサイトで告知したり、あらかじめ連絡先を知っている人へメールを送ったりするなど、セミナーの目的や参加予定人数によって最適な告知方法を選ぶことが大切です。
受講予定者には、受講ツールの使用方法を事前通知とあわせて送り、スムーズに受講できるようにしましょう。
6. 配信環境を確認する
オンラインセミナーの流れや、マイク・カメラなどの配信環境を確認し、リハーサルを行います。オンラインセミナー開催には、インターネットの通信状況が安定していることが重要です。そのため、安定した通信状況の目安である回線速度「上り600kbps」「下り1.2Mbps」を満たしているかもあわせて確認しましょう。インターネットの接続環境や通信状況が悪いと、セミナーの質が低下し参加者の途中離脱につながってしまうため注意が必要です。
7. 開催後のアフターフォローを行う
オンラインセミナー開催後には、必ず振り返りを行います。
オンラインセミナー終了時にアンケートを取り、参加者の声から次回以降の改善点を見つけ出しましょう。また、アンケートを取ることで、参加者のニーズ把握にもつなげられます。
オンラインセミナーアンケートの詳細は、以下の記事をご参照ください。
おすすめのオンラインセミナーツール
Zoom ビデオウェビナー
(Zoom ビデオウェビナー公式サイト:https://explore.zoom.us/jp-jp/webinar.html)
パソコンなどのデバイスを使用しWeb会議が行える「Zoom ビデオウェビナー」は、質疑応答可能な参加人数は100人、視聴のみは10,000人と、中規模から大規模向けのオンラインセミナーの開催に特化しているオンラインセミナーツールです。
Zoom ビデオウェビナーは、音声や画質がクリアで、回線速度が遅くなっても途切れにくいという点がメリットです。また、チャット機能や録画機能も備わっています。しかし、Zoom ビデオウェビナー上では、セミナー開始前にはチャットができないため注意しましょう。
V-CUBE セミナー
V-CUBE セミナーは、パソコンやスマートフォンなどに対応しており、参加者が専用アプリをインストールしなくても接続可能なオンラインセミナーツールです。
リアルタイム配信とオンデマンド配信の両方に対応しています。最大参加人数10,000人で、チャット機能や録画機能も備わっています。しかし、通信速度が遅くなると再度ログインする必要があるため注意が必要です。
(V-CUBE セミナー公式サイト:https://jp.vcube.com/service/seminar)
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