CTAという言葉をご存知ですか?これは、Webマーケティングにおいて重要な要素の一つです。この記事では、CTAの設置場所や作成する際のポイントを解説します。
目次
CTAとは、Webサイトを訪れた人に行動を促す画像やボタンのこと
CTAとは、Webサイトを訪れた人が一通りコンテンツを読んだ後、行動を促すために掲載するボタンや画像、文章のことです。CTAは”Call to Action”の略であり、「行動喚起」と訳されます。CTAの具体例としては、Webサイト上の「詳しくはこちら」「資料をダウンロード」などと表示したボタンが挙げられます。
CTAを設置することで、訪問者に目標とした行動をするよう促し、途中で離脱する可能性を減らします。訪問者に促したい行動は、問い合わせ、会員登録、資料請求など多岐に渡ります。
CTAは、訪問者の目につく場所に設置する
CTAは、Webサイトの性質やユーザーに合わせて、自然と訪問者の目につく位置に配置します。具体的な設置場所として、以下のような場所が挙げられます。
- ページの最上部
ページの最上部は最初に目に入るので、どのような行動を取れるのか訪問者に認知してもらえます。 - ページの最下部
ページの最下部は、そのページを最後まで読んだ、関心のある訪問者の目に入ります。そのため、実際の行動につながる可能性が高くなります。 - 固定ヘッダー・フッター
縦長のWebサイトだと、CTAにたどり着く前に訪問者が途中離脱するおそれがあります。表示される位置を固定することで、常に訪問者の目に入り途中離脱を防げるうえ、読んでいる途中でも押してもらえます。 - コンテンツの途中
CTAをコンテンツの途中に配置することで、最後まで読まない訪問者でも行動に移す可能性があります。
最近ではスマートフォンを利用する人が増加しているため、スマートフォン用の表示においてもCTAの場所を考えると良いでしょう。
一つのページにCTAを詰め込み過ぎない
一つのページに複数のCTAを詰め込むと、煩わしい印象を与えてしまうだけでなく、どれを押すべきか分からなくなり訪問者が行動を諦めてしまいます。そのため、訪問者が行動を選択しやすいように、CTAボタンは少なくしましょう。
もし一つのページに複数のCTAを設置する場合は、場所を分散して設置するなどの工夫が必要です。
CTAを作成する際のポイント
CTAのリンク先を明確にする
CTAを配置する際はリンク先を明確にし、そのCTAを押すと何が表示されるか分かりやすくしましょう。これにより、CTAを押すことで得られるメリットや取ってほしい行動を明確にでき、より効果的に訪問者に行動を促せます。
具体的には、「こちらをクリック」と表示するよりも「購入するにはここをクリック」などと表示するほうが、CTAのリンク先が明確になります。
CTAをクリックする心理的なハードルを下げる
行動を起こすかどうか迷っている段階でも、訪問者にCTAを押してもらえるように工夫しましょう。訪問者にしてほしい行動を直接的に表示するのではなく、その途中の過程を示すことで行動を起こす難易度を下げられます。
例えば、米国・オバマ元大統領の献金サイトでは、”Sign Up(登録)”ではなく”Learn More(さらに詳しく)”と表示しました。その結果、最終的に献金まで至る割合を高められたという事例があります。
デザインに統一感をもたせる
CTAを作成する際は、色・大きさ・フォントといったデザインについても考慮しなければなりません。CTAのデザインは、Webサイト全体とある程度揃える必要があります。
ただし、CTAとWebサイト全体のデザインを揃え過ぎるとCTAが目立たなくなってしまうので、Webサイト全体とバランスを取りながら色や形に変化を加えるようにしましょう。
例えば、赤色は活発な印象を与え、購入意欲を掻き立てられます。一方、青色を用いると、訪問者に安心感や信頼感を与えられます。
効果測定を実施する
CTAを配置した後は効果測定を行い、本当に訪問者の行動を促すものになっているか、クリック数は増加しているか、などを測定・検証しましょう。
十分な効果が得られていない場合には、文言や設置場所の変更などを行って最適化し、CTAをより効果的なものにします。
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