みなさんはUXライティングがどんなものかご存知ですか?最適なUXライティングは、購買率の向上など様々なよい効果をもたらします。
今回はUXライティングの概要や事例を紹介します。
目次
UXライティングとは、ユーザーの快適な操作をサポートする文章を書くこと
UXライティングとはWebサイトや注文フォーム、アプリなどの様々な部分で、ユーザーの快適な操作をサポートするための文章を書くことを指します。また、操作方法を伝えるのみではなく、ユーザーの体験の価値を高めることを目指して作成されます。
適切なUXライティングを行うことでユーザー体験の価値が高まり、購買や継続利用につながります。さらに、ユーザーの疑問が解決出来るため、サポートに関するコストを削減することも可能です。
コピーライティングとの違い
コピーライティングとは商品を売るための、消費者の興味を強く惹く文言やそれを書く技術を指します。いわゆるキャッチコピーなどがこれにあたり、基本的に短い文章で、価値やコンセプトをはっきりと表します。一方UXライティングは、ユーザーの体験を助けることで購入や会員登録などにつなげるものであるため、商品自体のアピールなどを行うわけではありません。
Webライティングとの違い
Webライティングとは、ユーザーに向けて情報を発信するコンテンツを作成することを指します。例えば、オウンドメディアなどがこれにあたります。UXライティングの役目は、このWebライティングで生み出されたコンテンツにユーザーを導いたり、コンテンツを読み終わった後のユーザーを次のアクションにつなげたりすることです。
UXライティングが利用されている場面
UXライティングは様々なところで利用されています。例えば、以下のようなものが挙げられます。
- CTA
ユーザーの行動を喚起するためのものであり、Webページや広告に表示されています。そのほか、ユーザーが何らかのアクションを起こすために押すボタンにも利用されており、これはCTAボタンと呼ばれています。 - ツールチップ
ユーザーに補足説明をする際に使用されるものです。ボタンの上にカーソルを合わせると説明がポップアップで表示されるものや、「ヘルプ」「?」アイコンなどがあります。 - 通知
ユーザーのアクションが成功・失敗したことを通知する機能です。さらに、失敗した場合には次にどんな行動が必要かを示します。
UXライティングの事例
Slack
(参考・Slack公式サイト:https://slack.com/intl/ja-jp/)
Slackではユーザーに語りかけるテキストで、サービスとユーザーの距離を近付けています。たとえば上の画像のように、Slackのデスクトップアプリの説明文・アップデート文を、ユーモアを交えたものにしています。そのほか、Slack内を検索する際の検索ウィンドウを選択すると、「探し物がある?こちらでどうぞ!」「この機会に、何でもご希望のコンテンツをどんどん検索。」など、様々な親しみの持てる文章を表示します。
(参考・Twitter公式サイト:https://twitter.com/?lang=ja)
PC版Twitterのホーム画面上部には、ツイートするためのウィンドウが表示されており、ツイート入力領域には「いまどうしてる?」、投稿ボタンには「ツイートする」と書かれています。あえて簡単な文章にすることで、気軽な投稿を促しているのです。
また、ウィンドウ下部のメディア追加ボタンやGIF画像追加ボタンなどは、カーソルをのせると「メディア」「GIF画像」などのヒントメッセージが表示されるようになっており、ユーザーの行動をサポートします。
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