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炎上商法とは|メリット・デメリットや過去の事例を紹介

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「炎上商法」という言葉はご存知ですか?炎上商法は、即効性のあるマーケティング手法として注目されています。しかし、炎上商法は批判や非難を浴びる発言をするため、リスクが高い点を理解しておかなければなりません。

今回は、炎上商法の意味やメリット・デメリット、成功事例や失敗事例を紹介します。

炎上商法とは、あえて非難を浴びるような不適切な発言をし、注目を集めるマーケティング手法のこと

炎上商法とは、多くの非難を浴びると予測できるような不適切な発言をあえて行い、注目を集める販売戦略やマーケティング手法のことです。「炎上マーケティング」や「炎マ」などと呼ばれることもあります。

炎上商法では、不適切な発言や挑発をすることで、批判的なコメントや誹謗中傷が集中する「炎上」を起こし、その後謝罪や弁解をしてネガティブな印象を払拭する行動をとります。

炎上商法にはTwitterやYouTubeなど世間に広く周知されているコンテンツが利用され、多くの人々から注目を集められます。しかし、炎上商法はネガティブな印象を引き起こす結果、企業や商品に対して悪い印象を抱かれるおそれがあるため、望ましいマーケティング手法ではないことを理解しておきましょう。

炎上商法のメリット

知名度・認知度の向上につながる

炎上商法の大きなメリットは、商品や企業の知名度・認知度の向上につながる点です。炎上が起こると、ユーザーはその企業や関連商品について深く調べて誰かに伝えたくなる傾向があるため、企業の情報が拡散されます。

また、消費者は商品・サービスの種類が多いと、知名度が高い商品を選択する傾向があります。似た商品が数多くある現在では、知名度や認知度が高い商品を選ぶことで安心感を得たい消費者が多いため、炎上商法で知名度を向上させることは1つのメリットと言えるでしょう。

マーケティングのコストが抑えられる

炎上商法は、低コストまたは全く費用をかけずに行えるというメリットがあります。TwitterやInstagram、YouTubeといった炎上商法に用いられるコンテンツの多くは無料で利用できるため、コストをかけずにマーケティングが行えます。

ただし、このようなコンテンツで炎上商法を行うにはある程度の閲覧者が必要であるため、あらかじめフォロワーなどを増やす労力がかかります。

炎上商法のデメリット

ビジネスが存続できなくなるおそれがある

炎上商法は非難を浴びるような不適切な発言が原因で消費者の不信感を生むため、不買運動や取引停止などにつながりビジネスを存続できなくなるおそれがあります。炎上への対処方法を誤るとさらに炎上を招いてしまい制御できなくなるリスクがあることも理解しておきましょう。

また、炎上を引き起こす際の過激な言動が法に触れる場合もあり、誤った情報を拡散させてしまうと名誉毀損罪や業務妨害罪などで訴えられ損害賠償を求められることもあります。たとえ法に触れていなくても、誰かを傷つけるような差別的な発言・行為は行うべきではありません。

ユーザーに企業に対する不快感を与えてしまう

炎上商法ではあえて批判や非難を浴びるような不適切な発言をするため、ユーザーに企業に対する不快感を与えてしまうというデメリットがあります。初めは炎上商法に対する不快感だったものが、次第に企業に対する不信感に変わり、自社を嫌う「アンチ」を生み出す原因となり得ます。

情報がインターネット上に残り続けてしまうため、炎上商法によって批判や誹謗中傷などを受けた過去は完全には払拭できません。炎上商法は批判を誘引する行為であり、炎上はマイナスな出来事であることを理解しておきましょう。

炎上商法の成功事例:海外のチョコレート菓子

2010年にルーマニアのチョコレート菓子「ROM」は、人気の低迷を打破するために炎上商法を行いました。ROMはルーマニアの国旗がデザインされたパッケージのチョコレート菓子ですが、国民からはそのデザインが古く、ダサいという印象を持たれ人気が低迷していました。

そこで企業は、ROMのパッケージをルーマニア国旗からアメリカ国旗をモチーフにしたデザインに変更しました。ROMの戦略通り、この新しいパッケージが国民の愛国心に触れ反感を買った結果、炎上が起こったのです。

炎上が発生し国民の関心を集めた後、企業はROMのパッケージデザインを一夜で元のルーマニア国旗に戻し、デザインの変更はジョークであったことを伝えました。その結果、国民は再度ROMに注目するようになり、売上アップにつながったのです。

このマーケティング企画はカンヌ国際広告祭の2部門でグランプリを獲得するほど評価されました。

炎上商法の失敗事例:日本のご当地キャラクター

成功事例の一方で、炎上商法が失敗に終わった例もあります。ある日本のご当地キャラクターは、Twitter上で過激な発言を繰り返し炎上を起こして謝罪をし、その謝罪のゆるさから多くのフォロワーを獲得して注目を集めていました。

しかし、名誉毀損や差別的な発言、戦争に関する政治的な発言など、度を超した発言によりSNS上で大きな波紋を呼びました。その結果、ご当地キャラクターが所属する役所に抗議の声が殺到してアカウント停止に至りました。

本事例では、市町村の公式キャラクターと言う立場を忘れ自身の毒舌に自己陶酔してしまったことで、市町村そのものの評判を大きく下げてしまいました。SNSは多くの人が利用しているため、度を超した発言は信用・信頼を簡単に失いうることを理解しておかなければなりません。

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