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インタラクティブ動画とは|メリットや作成の流れ、事例を紹介

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「インタラクティブ動画」をご存知ですか?これは、視聴者が動画に直接参加できる新しい形式の動画で、近年注目されています。
今回は、インタラクティブ動画の概要やメリット、動画作成の流れや事例を紹介します。

インタラクティブ動画とは、視聴者が広告動画に対してアクションを起こせる形式の動画のこと

インタラクティブ動画とは、視聴者が広告動画に参加し、直接的なアクションを起こせる形式の動画のことです。通常の動画視聴とは異なり、動画内で商品をクリックするとその購入画面につなげたり、会社サイトの中で関心のある情報をクリックするとその情報を知れたり、視聴者が能動的にアクションを起こせる点が特徴です。

インタラクティブ動画の効果的な活用場面

  • マーケティング
    企業のイメージに合わせた雰囲気やシナリオのインタラクティブ動画を作成することで、認知拡大やブランディングを行えます。また、購入までの導線を動画内に確保することで、動画を見て「購入したい」と感じた商品の販売促進にもつなげられます。
  • 営業
    営業活動でインタラクティブ動画を作成することで、視聴者は知りたい情報を効率的に取得できます。商談やオンライン展示会で活用すれば、商品を利用するイメージを、従来のチラシや提案書よりも深く定着させることが可能です。また、動画の閲覧回数やアクションを分析することで、顧客がどのような商品に興味を持っているかを把握できます。
  • 人材育成
    社内教育や研修用にインタラクティブ動画を作成することで、企業の製品やサービス、制度に対する理解を深める助けになります。動画内に目次リンクを設置することで、受講者は興味のある項目にスムーズにアクセスできるため、集中して学習を進めることが可能で学習効率が向上します。

インタラクティブ動画を活用するメリット

エンゲージメントの向上が期待できる

視聴者が参加できる双方向のコミュニケーションが可能なインタラクティブ動画は、一方向の情報発信よりも視聴者の興味を引きつけやすいため、エンゲージメントが高まりやすいというメリットがあります。

また、適切なタイミングで視聴者が行動を起こせる箇所を提供することで、視聴者の離脱を防ぎ、通常よりも長い視聴時間を確保できます。視聴時間の増加によってサービスやブランドに対する理解を高められるため、動画内で商材を効果的に紹介することができ、エンゲージメントの向上が期待できます。

コンバージョンにつながりやすい

インタラクティブ動画は、視聴者が動画内で直接アクションを起こせるため、製品やサービスへの興味を具体的な行動へとつなげやすくなります。例えば、動画内で商品を選択し、購入画面に直接進めることで、コンバージョン率の向上が期待できます。

従来の動画より詳細なデータ分析が行える

インタラクティブ動画では、視聴者の選択やアクションをデータとして収集し分析することが可能です。従来の動画よりも視聴者の嗜好や興味を詳細に把握できるため、効果的なマーケティング戦略の策定やコンテンツの最適化が行えます。

インタラクティブ動画作成の流れ

インタラクティブ動画は以下の流れに沿って作成されます。

  1. 動画の目的とターゲットを明確に設定する
    明確な目的とターゲット視聴者を定めることで、動画の訴求力が高まり、視聴者が最後まで興味を持って視聴できます。どの層にブランディングをしたいのか、あるいは購入まで繋げたいのか、といった目的やターゲットを明確に定めましょう。
  2. 動画の流れを考えシナリオを作成する
    動画作成の目的に合わせたシナリオで、なおかつ視聴者が最後まで興味を持ち続けるための情報伝達の順序を慎重に考えて構成します。
  3. 動画を撮影する
    ドローンや360°動画などの撮影手法を活用することで、視聴者の興味を引き、感情に訴えるインタラクティブ動画を制作できます。
  4. シナリオに沿って動画を編集する
    通常の動画編集に加えて、ポップアップやサイトリンクなどのインタラクティブ機能を設定します。

インタラクティブ動画の事例

販売促進:NIKE

(引用「NIKE」公式サイト:https://hypebae.com/2019/2/nike-air-max-dia-style-it-yourself-barbara-malewicz-interactive-film

NIKEは動画内で視聴者に商品選択を促し、選んだ商品に応じてストーリーが変化する仕組みを持つインタラクティブ動画を作成しました。この動画では16の選択肢によるストーリーの分岐があり、さらに公式サイトへの導線が用意されています。これにより、視聴者が選んだ商品に関連するストーリーを体験しつつ購入できるため、エンゲージメントが高まります。

ブランディング:HONDA CIVIC

(引用「HONDA」公式サイト:https://embed.wirewax.com/8117237

自動車メーカーのHONDAは、再生中にRボタンを押すか画面をクリックすると昼と夜が切り替わるインタラクティブ動画を作成しました。この仕掛けによって、ブランディングを強化し、視覚的に印象に残る体験を提供できます。

採用活動:株式会社エムフロ

(引用「株式会社エムフロ」公式サイト:https://mil.movie/case/229.html

インターネット広告代理店やWebメディアの運営などを行う株式会社エムフロは、新米エンジニアがトラブルに対処するストーリーのインタラクティブ動画を作成しました。視聴者は3つの選択肢から1つを選び、それに応じた異なるストーリーが進行するため、ゲーム感覚で動画を楽しめる点がポイントです。

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