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ロードマップの4つの書き方|作成目的や手順、注意点も紹介

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ロードマップの書き方をご存知ですか?ロードマップを作成すれば、目標までの計画の作成やタスクの遂行など、プロジェクトを進める上で大いに役立ちます。
今回は、ロードマップの4つの書き方や作成手順、作成するときの注意点を紹介します。

ロードマップとは、目標までの計画を時系列でまとめた図のこと

ロードマップとは、最終目標までの計画を時系列でまとめた図のことで、企業が将来進む道筋を示すものです。ロードマップにはプロジェクトに関する道筋を書いたプロジェクトロードマップと、製品の企画や開発に関わるプロダクトロードマップがあります。どちらにおいても文章や図表を用いて何年何月に達成したい目標を並べ、プロジェクトやプロダクトの理想像とそれに向けた指針を分かりやすくまとめます。

マイルストーンとの違い

マイルストーンとは、最終目標を達成するために重要な中間目標を意味します。最終目標までの道筋を見失わぬよう、中間目標であるマイルストーンを設定してより直近の計画を立てられるようにします。一方で、ロードマップはマイルストーンや最終目標を整理して一目で道筋を理解できるようにしたものです。

つまり、複数のマイルストーンと最終目標を時系列で並べたものがロードマップと言えます。マイルストーンについての詳細は、以下の記事をご覧ください。

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ロードマップを作成する目的

ロードマップを作成する最も大きな目的は、プロジェクトやプロダクトの中長期的な目標の達成を確実にすることです。ロードマップを作成すれば、最終目標までの期間から逆算した適切なマイルストーンの設定、現状とのギャップから重要課題の抽出、それを踏まえたタスクの遂行や具体的なスケジュールの作成が可能となります。

また、ロードマップを見れば一目で中長期の計画が分かるため、関係者への説明が容易になり、円滑な合意形成にもつながります。

ロードマップの4つの書き方

フローチャート

フローチャートは文章や図を用いてマイルストーンと達成時期をまとめ、視覚的に分かりやすくしたものです。フローチャートでは特に重要な要素のみを抽出して整理するため、最終目標までの大まかな流れを一目で理解できます。

計画表

フローチャートで可視化したマイルストーンや大まかな計画を計画表にまとめることも、ロードマップの効果的な作成方法の1つです。どのタスクをどの期間で実施するのか分かりやすく明記しておきましょう。

ガントチャート

ガントチャートとは、複数のタスクや計画をまとめたものです。横軸を日にち、縦に各タスクあるいはプロジェクトをまとめてそれぞれ遂行する日にちや進捗度を記載します。ただし、ロードマップでは中長期にわたる大規模なプロジェクトや企業の目標が掲げられるため、ここでのガントチャートではタスクを細分化しすぎないようにしましょう。

エクセルを用いたガントチャートの作成方法については、以下の記事をご参照ください。

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タスクリスト

ロードマップを作成する際には、具体的な計画に落とし込むための準備として大まかなタスクを書き出す必要があります。タスクリストに重要なタスクや律速になりうる大きなタスクを書き出しましょう。ただし、ここでも細かすぎるタスクはロードマップの全体像を把握しにくくなるため、特に重要なタスクに留めます。

ロードマップの作成手順

1. 最終目標を設定する

まずはロードマップを作成する上で、最終的なプロジェクト・プロダクトの目標を掲げます。このとき、売上であればいつまでにどの程度向上させたいのか、といった定量的な目標を立てることを心掛けましょう。

2. マイルストーンを設定する

最終目標を設定したら、その過程で必要な中間目標であるマイルストーンを設定します。マイルストーンを設定することで、より明確な方針が定まり、現状課題の把握やタスクの洗い出しが可能となります。

3. 現状を把握して課題を抽出する

続いて、現状から各マイルストーンに対する課題を分析し、特に重要なものを抽出します。とはいえ最初から重要な課題だけを考えるのではなく、まずは網羅的に課題を洗い出してそこから絞るようにしましょう。

4. 課題解決策を出し計画を立てる

抽出した課題に対する解決策を考えます。マイルストーンを達成できるよう、いつまでに解決策を実施して課題を解消するのか計画を立てましょう。ロードマップの作成時はタスクを細分化しすぎないことに注意します。

5. ロードマップを共有する

最後に、洗い出したマイルストーン、課題、タスクを基にロードマップを作成してチーム内や関係者に共有します。他の人から指摘があれば修正すべきか、あるいはそのままで良いか再考しましょう。関係者全員にロードマップを周知することで、彼らとの前提の擦り合わせが容易になるとともに、責任感を持たせることが可能です。

ロードマップを作成するときの注意点

細かすぎる計画・タスクを設定しない

ロードマップ作成の目的は、大規模なプロジェクトや企業の売上向上計画といった、中長期にわたる計画の道筋を明確にすることです。1日単位のような細かい計画やタスクを設定すると、かえって見にくくなる上に、計画に少しでも遅れが出るとその都度修正する必要が出てきます。

ロードマップでは数ヶ月単位といった、ある程度大まかな計画やマイルストーンを設定して記入するようにしましょう。

定量的で期限のある目標を立てる

ロードマップでは最終目標に向けた道筋であるマイルストーンを時系列ごとに並べます。そのため、ロードマップを作成するには最終目標、マイルストーンともに定量的であることが欠かせません。売上であれば何年の何月に何%向上させるのかといった具体的な目標を立てましょう。

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