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検索クエリとは?キーワードとの違いや分類、確認ツール、活用方法を解説

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「検索クエリ」という言葉をご存知ですか?これは、検索エンジンを利用する際にユーザーが入力する単語や文章のことを指します。
今回は検索クエリの意味や分類、確認するためのツール、活用方法を解説します。

検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンに入力する単語や文章のこと

検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンを使用する際に入力する単語や文章のことを指します。クエリ(query)は「質問」「疑問」「尋ねる」という意味で、日本語ではクエリや検索クエリー、検索語句と呼ばれることもあります。

キーワードとの違い

検索クエリとよく似た言葉に「キーワード」があります。キーワードとはWeb担当者やマーケター、広告主が広告運用の場で使用する、検索クエリの分析から導き出された語句を指します。検索クエリが単語だけでなく文章も含むのに対して、キーワードはキーワードそのもので意味が通じる単語になっています。そのため、文章にはならず、誤字脱字や表現のゆれを含まないという特徴があります。

検索クエリはユーザーが入力する語句、キーワードはユーザーの検索意図を調べるための語句であるため使用者が異なります。

出典:「Google広告ヘルプ」https://support.google.com/google-ads/answer/2472708?hl=ja

検索語句とはユーザーがGoogle検索や検索ネットワークのサイトで検索を行うときに入力する語句のことです。キーワードとは、適切なターゲットユーザーに広告を表示するために、Google 広告をご利用の広告主様が広告グループに設定する語句のことです。


山田さんは、花束をオンラインで注文しようと考え、Googleの検索ボックスに「赤いバラ」と入力します。この「赤いバラ」は検索語句です。この場合に、花屋を営んでいる広告主様が、Google広告で「バラ」というキーワードを設定していれば、山田さんの検索結果ページに広告が表示される可能性があります。

検索クエリの分類

Google社のアンドレイ・ブローダー氏は、2002年に“A taxonomy of web search”という研究の中で検索クエリを以下の3つに分類しました。

  • ナビゲーショナルクエリ
    特定のWebサイトやページにアクセスするための検索クエリです。Goクエリや案内型クエリと呼ばれることもあります。
    例)「Google ログインページ」「京都 ラーメン屋」
  • トランザクショナルクエリ
    何らかのアクションを起こすための検索クエリです。Doクエリや取引型クエリと呼ばれることもあります。
    例)「iPhone 15 購入」「東京のホテル予約」
  • インフォメーショナルクエリ
    何らかの情報を得るための検索クエリです。Knowクエリや情報型クエリと呼ばれることもあります。
    例)「ChatGPT 使い方」「冬のスキンケア方法」

ただし、検索クエリはユーザーが入力するものであるため、全てを明確に分類することは難しいという点に注意しなければなりません。また、1つの検索クエリに複数の目的が含まれる場合もあります。

検索クエリを確認できるツール

Google Search Console

Google Search Consoleを使用すると、「表示回数」(ユーザーの検索結果画面に表示された回数)や「クリック回数」(検索結果画面から自社サイトへアクセスした回数)など、各検索クエリに関するデータを詳細に確認できます。

データを確認するにはGoogle Search Consoleにログイン後、画面左の「検索結果」をクリックし、次に中央の「クエリ」タブをクリックして確認します。

Google Analytics

Google Analyticsを使用すると、Googleで検索された語句の流入元を広告とオーガニック検索(広告表示を除いた検索結果)の両方から確認できます。ただし、事前にGoogle AnalyticsとGoogle Search Consoleを連携させておく必要があります。

オーガニック検索からの流入を確認するにはGoogle Analyticsにログインし、左側のメニューから「Search Console」の下にある「検索クエリ」をクリックします。

Google広告・Yahoo!広告

Google広告やYahoo!広告では、実際に広告がクリックされた際の検索クエリを確認できます。

Google広告の場合、広告の管理画面にログインし、左側のメニューから「キーワード」を選択して「検索語句」という項目をクリックします。Yahoo!広告の場合も同様に、広告の管理画面にログインして「キーワード」を選択し、その下にある「検索クエリー」をクリックすることで、広告がクリックされた際の検索クエリを確認することができます。

検索クエリの活用方法

SEO対策

検索クエリはSEO対策に活用できます。検索クエリを確認することで、ユーザーの検索意図に沿ったコンテンツが作成されているのかが確認できます。検索クエリが対策キーワードと一致しない場合はページ内容を見直したり、新たなコンテンツを作成したりする必要があります。

また、上位表示されている検索クエリの検索ボリュームを調査し、関連キーワードやサジェストキーワードを含めることで、Googleからの評価が向上し、上位表示されやすくなります。

リスティング広告

リスティング広告で検索クエリを利用する際は、検索クエリ分析を元にキーワードを登録・除外することで効果を高めることができます。リスティング広告ではユーザーが検索したキーワードと広告のキーワードがマッチした場合に広告が表示されます。検索クエリを元に、ニーズに合わないキーワードを洗い出し除外設定することで、費用対効果を改善できます。

また、検索クエリと設定キーワードの一致度を分析し、広告内容やランディングページの内容を調整することで効果的な広告展開が可能です。

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