販売促進は、商品を顧客に買ってもらうための重要な活動の一つです。しかし、どんな活動すべきかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、販売促進の様々なアプローチ方法について紹介します。
目次
販売促進とは顧客の購買意欲を促進させる活動のこと
販売促進とはマーケティングの一つで、買い手の購買意欲を刺激し、商品を「今」購入してもらうための様々なアプローチのことを言います。
また、販売促進を行うことで、顧客が商品を実際に選ぶ際に、競合の商品よりも自社の商品を選んでもらえるように差別化を図ることができます。
ターゲット別の販売促進のアプローチ法
新規顧客へのアプローチ法
- テレビやラジオのCM
- 雑誌広告
- 交通広告
- 大型ビジョンやのぼりなどの屋外広告
- 新聞折込みやポスティングなどのチラシ
- SNS運用
新規顧客には、商品やサービスを認知してもらうことが大切です。そのため、上記の方法のように、一度で多くの人に知ってもらうアプローチ法が適しています。
もともと商品に興味のなかった人に興味を持ってもらえるよう、オリジナリティのある広告になるように意識しましょう。
「今」商品を買おうか悩んでいる顧客へのアプローチ法
- 店内のPOP
- 実演販売
- 試食・試飲
- おまけなど購入特典をつける
今、目の前で商品を買うか悩んでいる顧客には、上記の方法のように、競合商品よりも自社の商品を選んでもらうためのアプローチが大切です。
実演販売や試食・試飲、購入特典などは、「競合他社の商品より少し高くても買ってみよう」と顧客に意識させることができるので効果的です。
リピーターへのアプローチ法
- ポイントカード
- メールマガジン
- DM
過去に自社の商品やサービスを購入したことがあるリピーターには、上記のような、自社の商品やサービスを忘れないでいてもらうためのアプローチが必要です。
メールマガジンやDMなどを利用する際は、ただ商品やサービスの情報を届けるだけでなく、顧客が受け取りたいと思うような、有益な情報を発信するように注意しましょう。
販売促進の具体的な事例
ハズキルーペのテレビCM
(出典:https://www.hazuki-l.co.jp/hazuki/hazukiloupe.html)
ハズキルーペのCMは、舘ひろしや武井咲などの有名俳優の起用と、「ハズキルーペ、だーいすき」という特徴的なフレーズが印象的です。
このインパクトの強いCMが放映されると、急激に認知度が向上し、新規顧客へのアプローチに成功しました。
Paypayの100億円キャンペーン
(出典:https://paypay.ne.jp/promo/10billion-campaign/)
期間内にQRコード決済ツール「PayPay」を利用すると、購入金額の20%のポイントが付与されるというキャンペーンです。
普段の買い物で20%のポイントが付与されるというお得感で、新規顧客の獲得に成功しました。
また、ポイント付与が総額100億円に達した時点でキャンペーンが終了するので、顧客に「今」サービスを利用するように働きかけることができ、競合の決済ツールよりも大幅に利用率を拡大させました。
ダイドードリンコのクリアファイルプレゼントキャンペーン
(出典:https://www.family.co.jp/campaign/spot/2010_kimetsu_clearfile_cp.html)
これは、対象商品を3本購入すると、キャラクターのクリアファイルが1枚おまけとしてついてくるというキャンペーンです。
おまけをつけることで、競合の商品と自社の商品で迷っている顧客に、自社の商品を選んでもらえる可能性が高まります。
また、対象商品を手にとっている顧客に、さらに追加で商品を購入してもらえるという効果もあります。
ファミリーマートのスピードくじ
(出典:https://www.family.co.jp/campaign/spot/2020akikuji.html)
ファミリーマートで700円以上商品を購入すると、コーヒーやカップラーメンなどの商品引換券が当たるスピードくじを引くことができるキャンペーンです。
競合より自社のコンビニエンスストアを利用してもらうきっかけ作りになる他、600円程度の商品を購入しようとしている顧客に対して、もう一点商品を追加しようと意識してもらうことができます。
ZOZOTOWNのメールマガジン
(出典:https://zozo.jp/)
ファッション通販サイトのZOZOTOWNでは、メールマガジンに登録すると、お気に入りのアパレルブランドの新商品情報や、お気に入りに追加している商品のセールなどの情報をすぐに受け取ることができます。
メールマガジンで顧客に有益な情報を発信することで、顧客にリピート利用してもらえる可能性が高まります。
いかがでしたか?
今回は、ターゲット別の販売促進の事例について紹介しました。
この記事を参考に、ターゲットに沿った販売促進に挑戦してみてください。
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