メールマーケティングという言葉を聞いたことはあっても、メルマガとの違いは何なのか、よく知らないという人も多いのではないでしょうか。
本記事では、メールマーケティングの方法や、メリット・デメリットなどを詳しく解説していきます。
目次
「メールマーケティング」とはメールを活用したマーケティング活動すべてを指す言葉
メールマーケティングとは簡単に言えば、メールを使用したマーケティング活動すべてです。よく耳にする「メルマガ」も、メールマーケティングの方法の一つに含まれます。
SNSの台頭が目覚ましい昨今ですが、マーケティングツールとしてのメールもまだまだ有用性があると言われています。
顧客一人ひとりに合った内容を送る方法が注目されている
「メルマガ」は不特定多数の人に同じ内容のメールを送る、といった方法で、従来のメールマーケティングにおいて一般的であったものです。
手軽な販促手段として広まったメルマガですが、その一方で受信する側は多くの企業からメルマガが届くことになり、最後まで読まれるものは少なくなっていきました。
そこで最近は、「1対n(不特定多数)」ではなく「1対1」のマーケティング方法が注目されています。
つまり、多くの人に同一のメールを一斉に送るのではなく、それぞれの顧客に合った内容のメールをそれぞれのタイミングで送る、というものです。
「1対n」の方法ではどうしても一方的なコミュニケーションになってしまいますが、「1対1」の方法ならそれぞれの好みやタイミングに合わせられます。
メールマーケティングの方法
ターゲティングメール(セグメントメール)
ターゲティングメールは顧客を、性別や年代、好みなどの項目で分類し、それぞれに合った内容を送る方法です。
例えば、20代の女性には若者向けの化粧品を勧めたり、旅行に関するページをクリックした人には宿泊施設を紹介する内容のメールを送ったり、など様々な条件別で設定することが出来ます。
配信する顧客を絞り、条件に合った内容を送るため開封率を上げることが出来ます。
まさに今注目されている「1対1」のマーケティング方法ですね。
この方法の場合、送信先の管理が手作業では難しくなるため、メール配信システムなどの導入は必須です。
ステップメール
ステップメールは、資料請求などのアクションを行った顧客に対し、あらかじめ決めておいたタイミングと内容のメールを段階的に発信する方法のことです。
例えば資料請求後、まずはお礼メールを送り、その1日後には製品の基本情報を送り…というように内容を段階的に深めていきます。顧客のアクションに合わせた内容を送るため、好印象を与えられますし、顧客育成にもつながります。
こちらもメール配信システムを導入すると、アクションに対しての配信方法を一度設定すれば自動で送られるため、効率化することができます。
メールマガジン(メルマガ)
メルマガは登録している顧客全体に向けて、有益な情報を一斉に送る方法です。
例えばセール情報や新製品の情報などを配信し、顧客にとって得となる情報を定期的に届けます。毎回届くメールが顧客にとって有益なら、配信先の企業には自然とプラスのイメージを抱きます。
そうすることで企業と顧客の関係性を構築できるため、リードナーチャリング(見込み客育成)に向いた方法といえるでしょう。
比較的低コストで導入することができますが、「1対n」の一方的なコミュニケーションになってしまうので、上の二つに比べて開封率などはどうしても劣ってしまいます。
メールマーケティングのメリット
低コストかつ高いROI(投資対効果)が期待できる
メールマーケティングに必要なメールシステムの選択肢は多くあり、予算や必要な機能などを照らし合わせて選ぶことが出来ます。よって導入を低コストで実現したい企業も、手が出しやすい方法と言えます。
また、メールマーケティングは一度システムを導入してしまえば、比較的追加投資も抑えられるほか、広告費などのコストもかかりません。
それに加え、そもそもメールアドレスを登録している顧客は何かしらの興味を持っていることから、高い投資対効果が期待できます。
効果が数値化できるため、結果判定や改善がしやすい
開封率やクリック率など、顧客のアクションが数値化できることから、結果判定がしやすくなります。
また、結果を受けての改善も進めやすいうえに、多くの人に配信しているため修正した際の改善の幅も大きくなります。
メールマーケティングのデメリット
常にコンテンツを更新し続けなくてはならず負担になる
配信自体はある程度自動化できますが、肝心の配信内容はそうはいきません。
継続して顧客とコミュニケーションを取るには、常に魅力的なコンテンツを提供し続ける必要があります。
ステップメールも含め、一定期間が過ぎると内容の更新をしなくてはなりません。
コンテンツ作成のためには、顧客が必要としている情報やトレンド、嗜好などを把握し続けることが求められます。
マーケティング精度が上がるほど人員や手間が必要になる
メールマーケティングは基本的に長期的な運用が前提となるため、そのための人員の確保は必須です。
特にターゲティングメールやステップメールなど、顧客それぞれに合った内容の配信を行う方法の場合、マーケティングの精度を上げれば上げるほど、それだけ人的リソースや手間が増えていきます。
メールマーケティングはメルマガだけでなく、顧客一人一人の条件に沿った内容を送るターゲティングメールなどが注目されており、低コストで高い投資対効果が期待できる有効なマーケティング方法です。
しかしその分、安定した運用を行うにはコンテンツの作成など、ある程度負担がかかるということも念頭に置きましょう。
開封・成約率を高めるメールマーケティング7つのポイント
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