「オウンドメディアを立ち上げたはいいものの、思うように効果が出ない」と悩んでいませんか?
今回は、実際に効果の出ているBtoB向けオウンドメディアの概要と特徴を紹介します。
目次
オウンドメディアとは、ユーザーに役立つ情報を発信し見込み客を増やすこと
オウンドメディアとは、ユーザーとのコミュニケーションの場を作り役立つ情報を提供して見込み客を増やすメディアのことです。
オウンドメディアは企業が保有するメディアを意味し、公式サイトやパンフレット、SNSアカウントなどが挙げられます。しかし、ユーザーに対して企業独自の役立つ情報を発信するWebサイトのことのみを指す場合も多くあり、今回はこちらの意味でのオウンドメディアを紹介します。
ちなみに、このサイトもオウンドメディア事例の1つです。Baseconnect株式会社が「ビジネスマンの困りごとを解決するオンライン大辞典」というコンセプトで運用し、ビジネスに関する有益なコンテンツを発信しています。
成功しているオウンドメディアの共通点とは
ユーザーの求めている情報を発信できている
成功しているオウンドメディアの共通点の1つに、ユーザーの求めている情報を発信できているという点があります。
いくら役に立つ情報であっても、ユーザーのニーズと合致していなければ興味を持ってもらえません。そのため、ユーザーの求める情報を記事に散りばめ、見てもらえるコンテンツを作ることが重要です。
コンテンツの軸がぶれていない
もう1つの共通点として、発信するコンテンツの軸がぶれていないという点も挙げられます。
オウンドメディアを運用する際には、全体のテーマを決めておき、それに則ったコンテンツを作成します。書く内容に困り雑多なテーマの記事を作成すると、コンテンツの軸がぶれユーザーの求めている情報が発信できません。
成功しているBtoBオウンドメディア事例
認知度やPV数、問い合わせなどが増加しているオウンドメディアについて紹介します。
自社の認知度向上を狙う「サイボウズ式」
(出典「サイボウズ式」:https://cybozushiki.cybozu.co.jp/)
サイボウズ株式会社のオウンドメディア「サイボウズ式」は、自社の認知度を向上させることが目的です。「新しい価値を生み出すチームのメディア」をコンセプトに会社や組織、働き方や家族などライフスタイルに関する内容を掲載しています。
ユーザーと企業の関係性を作ることを重視したコンテンツを作成し、SNS上のコメントから記事がユーザーにとって有益であるかを確認しています。
既存顧客向けにツールの紹介を行う「LanScope」
(出典「LanScope」:https://www.lanscope.jp/)
情報漏えい対策やIT資産管理などのツールを販売するエムオーテックス株式会社のオウンドメディア「LanScope」は、既存顧客向けにアップデート情報や製品の機能、ツールの活用方法などを紹介しています。
既存顧客に他の商品を買ってもらうクロスセルに成功しているだけでなく、結果的に新規顧客からのアクセスも得られ新規開拓にも繋がっています。
企業の経営課題や戦略情報を発信する「WORKSIGHT」
(出典「WORKSIGHT」:https://www.worksight.jp/)
コクヨ株式会社が運営しているオウンドメディア「WORKSIGHT」は、「会社の悩みは環境の工夫で解決できる」をコンセプトに運営されています。
企業の経営課題について、オフィス環境やワークスタイルといった観点からアプローチした記事を発信しており、ユーザーにとって課題解決のヒントになるようなコンテンツが多い点が特徴です。
その結果、マネタイズよりも会社の認知度向上やブランディングで効果を出しています。
経理・会計情報を経営者向けに発信する「経営ハッカー」
(出典「経営ハッカー」:https://keiei.freee.co.jp/)
freee株式会社が運営するオウンドメディア「経営ハッカー」は、会社経営を切り口に会計や税務に役立つ情報を発信しています。
中小企業の経営者や個人事業主向けに、資金調達や起業方法、書類申請や会計制度などユーザーの悩みを解決に繋げるコンテンツが充実していることがポイントです。さらに、会社代表者へのインタビューや商品情報を、SNSおよび動画コンテンツで紹介しています。
いかがでしたか?
オウンドメディアの運用はユーザーに伝わるコンテンツにすることが大切なポイントです。他企業を研究して自社オウンドメディア運用の参考にしてみましょう。
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