シニアマネージャーという言葉をご存知ですか?
本来は海外の企業でみられる役職ですが、日本国内の外資系企業や大企業においてはシニアマネージャーが存在することがあります。
今回はシニアマネージャーについて、企業での立場・役割や仕事内容を解説します。
目次
シニアマネージャーとは、通常より上級のマネージャーのこと
シニアマネージャーとは、通常と比べてより上級のマネージャーを意味します。ここでの「シニア」は「年上の」という意味ではなく、「上級の」という意味の言葉です。
元々は海外の企業でみられる役職ですが、日本でも外資系企業や大企業、コンサルティング業界の企業ではシニアマネージャーが置かれていることがあります。
シニアマネージャーは、日系企業では課長より少し上の立場
役職としてのマネージャーは、日本では課長クラスにあたります。そのため、シニアマネージャーは課長より少し上の立場であるといえます。
日本では、課長よりひとつ上位のクラスは次長です。シニアマネージャーは次長と同列か、次長と課長の間くらいの立場になります。
シニアマネージャーの平均年齢・平均年収
シニアマネージャーの多くは30代〜50代くらいで、平均年齢は40歳前後であるといわれています。ただし、外資系企業では日系企業に比べて出世のスピードが速いことも多く、30代のうちにシニアマネージャーに就くことも少なくありません。
また、シニアマネージャーの平均年収は1000万円を上回るとされています。シニアマネージャーは責任の伴う立場であるため、それに見合った給与の高さであるといえます。ただし、シニアマネージャーは他社から引き抜かれた人材であることも多く、そのような場合は転職前の給与に合わせた給与が設定されるのが一般的です。
シニアマネージャーの役割・仕事内容
部下の統括と指導・育成
シニアマネージャーの役割の一つは、部下のマネジメントです。チーム内の部下の業務状況を把握しておき、チーム全体が円滑に機能するように努めなければなりません。
また、部下の指導と育成を行なうのもシニアマネージャーの役割です。シニアマネージャーは課長より上の立場であるため、課長の教育を務める場合もあります。
チーム内での意思決定
チーム内での方針決定や課題解決に際して、意思決定を行なうのもシニアマネージャーの役割です。課長も業務に関する意思決定を行なう立場ではありますが、課長だけでは決定できないような難しい問題の場合は、より上の立場であるシニアマネージャーが対応する必要があります。
中間管理職としての調整
シニアマネージャーは、中間管理職のひとつです。そのため、上司と部下の間の緩衝材としての働きが求められます。
部下としては、経営陣や上司が決定したプロジェクトを進行・管理したり、自身の上司である部長のサポートを行なったりする必要があります。その一方で上司としては、部下との信頼関係を構築し、業務への理解を得て円滑にチームを運営することが必要です。
シニアマネージャーは責任の重い役割である
シニアマネージャーはチームを統括する役職であり、チームの成績やチーム内での意思決定に責任を持たなくてはなりません。自身の行なった意思決定に対しては、例えチーム全体の問題であっても責任を持つ必要があります。
外資系企業など一部の企業においては若くしてシニアマネージャーに就くこともあり得ますが、年齢にかかわらずチーム全体の成績に責任を持つことが求められます。
いかがでしたか?
シニアマネージャーは中間管理職のひとつで、チームの統括や意思決定を行ないます。責任の重い役職ですが、それに伴った給与・評価が与えられるといえるでしょう。
この記事を参考に、シニアマネージャーという役職について理解を深めましょう。
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