コンセプトシートを作成したいけれど、具体的にどうすればいいのか分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、コンセプトシートを作成する目的や基本的な構成、作成する際のポイントを紹介します。
目次
コンセプトシートとは、企画の当初の方針や予定をまとめたシート
コンセプトシートとは、企画全体の一貫した考えや価値観を守るために作成するシートのことです。企画を進めていく中で行き詰まったり、企画の意図から逸れてしまったりした時に戻ってくる指標となります。
コンセプトシートを作成する目的
コンセプトシートを作成する目的には、以下のようなものが挙げられます。
- 企画の方針がぶれることを防ぐため
コンセプトシートに沿って企画を考えていくことで、頭の中を整理し当初の方針に沿って進められる
当初の考えを目に見える形で残しておくことで、記載内容を振り返る指標となる - 企画内容を共有し、社内で意見交換するため
目に見える形で企画を作成することで、社内の人と構想を共有し意見交換ができる - 時間を効率的に使い、企画をスムーズに進めるため
あらかじめコンセプトシートの内容を頭に入れておくと、疑問点や改善点などの意見を伝えやすくなる
コンセプトシートの基本構成
- 企画意図
企画に至るまでの経緯や意図を、データや資料を用いて記載する - ターゲット
どの顧客層をターゲットにしているのか明確に記載する - 訴求内容・手法
ターゲットとする顧客層に対して、どのような内容や手法で商品・サービスを訴求するのか記載する - 予算
企画を実行するためにどの程度の予算が必要かを記載する - スケジュール
企画着手から商品・サービスを販売するまでの予定を記載する
コンセプトシート作成のポイント
コンセプトシートを作成する際は、以下のポイントに注意すると分かりやすいコンセプトシートを作成できます。
- 最も伝えたいテーマや企画意図を最初に提示する
商品提案や改善提案など、提示した内容とテーマに相違点がないように注意する - 簡潔に作成する
テーマを伝える以外に必要のない装飾は避け、シンプルなデザインにする - 主観的でなく、客観的な内容にする
資料やデータを添付し根拠を示し、作成者の思いや主観が入りすぎた内容にならないようにする
コンセプトシートの作成例
ここまでで解説した内容を踏まえ、仮のテーマに沿ってコンセプトシートを作成すると、以下のようなものになります。
【新Webメディアの立ち上げについて】 ▼企画意図
▼ターゲット
▼訴求内容・方法
▼予算
▼スケジュール
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コンセプトシート作成に活用できるテンプレート
コンセプトシートを作成する際には、無料でダウンロードできるテンプレートを利用するのも1つの手段です。パソコンでの資料作成に慣れていない人などは活用してみましょう。「企画書」「提案書」などのテンプレートで代用することも可能なので、そちらでも検索してみてください。
【Microsoft Office】
Microsoft社のOffice公式サイトでは、初心者でも使いやすいPowerPoint用のテンプレートが用意されています。「ポップ」や「シンプル」など様々なデザインのテンプレートがあるので、目的にあわせて選ぶことができます。
(参考:「Microsoft Officeテンプレート」 https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/business)
【経費削減実行委員会】
経費削減実行委員会では、ビジネスで頻繁に利用される書式をダウンロード形式で提供しています。書式や業種別に細かくカテゴリー分けされているので、必要な書式が選びやすい点が特徴です。
(参考:「経費削減実行委員会」 https://econavi.owners.ne.jp/template/)
いかがでしたか?
今回は、コンセプトシート作成の目的や基本構成、作成の際のポイントを紹介しました。
当初の意図通りに企画を進めて成功させるには、コンセプトシートを作成して社内で共有することが重要です。この記事を参考に、伝わりやすいコンセプトシートを作成してみてください。
まずはこれだけ。新規開拓営業を始める時の心得
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