SEO対策を行いたいと思っていても、やり方が分からない方も多いのではないでしょうか。SEO対策は、検索上位を目指す上で重要な手法です。
この記事では、SEO対策を行う上で重要な考えや知識、具体的なやり方を解説します。
目次
SEO対策において重要なのは、検索エンジンおよびユーザーにとって分かりやすいWebサイトにすること
SEOとは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略であり、検索上位を狙うための手法です。SEO対策の大前提として、検索エンジンにとって認識しやすいWebサイトにすることが重要です。また、数ある検索エンジンの中で、特にGoogleへの対策を重点的に行うべきです。なぜなら、statcounterが2022年5月に調査した検索エンジンシェアの統計において、Googleは約76%のユーザーに使われているという結果が得られているためです。
Google検索エンジンが順位を決める仕組み
Google検索エンジンが順位を決める仕組みとして、「クロール」「インデックス」「ランキング」の3つの段階があります。
- クロール
クローラー(情報収集を行うロボット)によってWeb上の情報を収集する段階 - インデックス
収集した情報をデータベースに登録する段階 - ランキング
情報の順位付けを行う段階
コンテンツを作成しても、クロールの段階において収集されない場合やインデックスの段階において登録されない場合は、検索上位に表示されません。クロールおよびインデックスがしやすいようにWebサイトを整える必要があります。
ユーザーファーストのWebサイトにする
以前までは検索エンジンだけに分かりやすいWebサイトにするだけで、検索上位に入ることができました。しかし、近年ではGoogleがユーザーが満足することを重視しており、訪問者の満足度も検索上位に入るための必須事項となっています。ユーザーがサイトに訪れた際に満足できるように、Webサイトのコンテンツを充実させることが重要です。
SEO対策のやり方は、「コンテンツ対策」「内部対策」「外部対策」の3つ
SEO対策の種類は、「コンテンツ対策」「内部対策」「外部対策」の3つに分けられます。
コンテンツ対策 | 内部対策 | 外部対策 |
ユーザーが読みやすいコンテンツを作る | サイト内部を整備し、検索エンジンにとって分かりやすいサイトにする | 広報を行い、他のメディアに拡散してもらう |
コンテンツ対策は、ユーザーファーストのWebサイトにするために重要な対策です。また、内部対策と外部対策は、検索エンジンがクロールやインデックスをしやすくするために効果的な対応です。これらの3つの対策を網羅的に行い、検索上位を目指しましょう。
コンテンツ対策のやり方
ユーザーの知りたいキーワードを選ぶ
コンテンツ対策において最初に重要なのは、ユーザーの知りたいキーワードを選んでコンテンツを作成することです。ユーザーの知りたいキーワードは、検索ニーズから逆算できると言われています。検索ニーズは、「知りたい」「解決したい」「行きたい」「買いたい」の4つに大別できます。
- 知りたい
例:東京スカイツリーの高さが知りたい - 解決したい
例:食器のぬめりを取りたい - 行きたい
例:USJに行きたい - 買いたい
例:新しいスマートフォンを買いたい
ユーザーの検索意図を反映した内容にする
ユーザーの検索意図を反映した内容にすることで、ユーザーの満足度の向上が期待できます。ユーザーの検索意図は、「~とは系」「How to系」「比較系」の大きく3つに分類できます。
- ~とは系
意味や原因、メリット・デメリットおよび事例の紹介を行う - How to系
商品やサービスの使い方・使用手順を解説する - 比較系
同類サービスをまとめて比較し、メリット・デメリットを紹介する
例えば、「スマートフォン おすすめ」というキーワードであれば、「比較系」の検索意図があることが推察されます。よって、様々なスマートフォンの比較検討を行う記事を作成すれば、より閲覧してもらいやすくなります。
E-A-Tを意識してコンテンツを作成する
記事を書くにあたって、E-A-Tを意識して作成しましょう。E-A-Tとは、「専門性(Expertise)」「権威性(Authoritativeness)」「信頼性(Trustworthiness)」の3つを指します。Googleはコンテンツの品質を評価する際に、E-A-Tを重視しています。それぞれの項目に関して、以下のように対処すれば高めることができます。
- 専門性(Expertise)を高める方法
一次情報を多く書く
専門家に取材した内容を盛り込む
1つのジャンルに特化する - 権威性(Authoritativeness)を高める方法
著者名や運営会社名を開示して記事を作成する - 信頼性(Trustworthiness)を高める方法
専門性の高いサイトの情報を引用する
編集方針を開示する
E-A-Tに関して詳しく解説している記事もありますので、あわせてご覧ください。
内部対策のやり方
クローラーのためにXMLサイトマップを作成する
クローラーがサイト内を巡回し、情報を収集しやすくするためには、XMLサイトマップを作成しましょう。XMLサイトマップとは、サイト内の構造や画像・動画などのコンテンツをクローラーに素早く理解してもらうためのファイルのことを指します。
XMLサイトマップによって、クローラーがいくつものページを巡回する必要がなくなるため、素早く情報を収集できます。「サイト上に500ページ以上ある」「画像や動画が多い」「サイト内リンクがない」といった場合にはXMLサイトマップの作成をおすすめします。
画像にaltタグを付ける
検索エンジンに画像を正しく認識してもらうために、画像にaltタグを付けましょう。altタグとは、画像を説明する代替テキストのことを指します。altタグは、HTMLにおいて<img src=”image.jpg” alt=”画像の内容” />のコードを入力することで設定可能です。
例えば、イチゴのショートケーキの画像を載せる場合には、<img src=”cake.jpg” alt=”イチゴのショートケーキ” />と入力しましょう。このように、画像ファイル名だけでは分からないことをaltタグで説明できるため、検索エンジンの理解を助けます。
モバイルフレンドリーを導入する
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンでもWebサイトが見やすいように表示することを言います。Googleは、将来モバイルフレンドリーページをクロールとインデックスの対象とすると宣言しています。
つまり、モバイルフレンドリーページによってランキングが左右されることを意味し、モバイルフレンドリーを導入していないWebサイトは今後は検索上位に入りにくくなります。モバイルフレンドリーを導入していないWebサイトは早急に導入することをおすすめします。
外部対策のやり方
外部サイトにバックリンクを貼ってもらう
バックリンクとは、自身のWebサイトのリンクを外部サイトに貼ってもらうことを指します。バックリンクは、「数」と「質」が重要であり、以下の項目で第三者からの評価が判断されます。
- 金銭のやり取りがない自然な状態で貼られることが重要
- 貼られたリンクの数よりも、貼られたサイトの数が評価される
- 貼られたサイトの関連性や影響度が重要
自身のWebサイトと関連する様々な外部サイトにバックリンクを貼ってもらっていれば、検索エンジンは第三者からの評価を得ているサイトだと判断します。金銭のやり取りがない状態でバックリンクを貼ってもらっていても、過剰すぎる場合はペナルティを受ける場合があるので控えめにしましょう。
オンライン上でサイトに関して言及してもらう
自身のWebサイトを外部サイトや検索欄、SNSで言及してもらうことで、検索エンジンに第三者からの評価を得ているサイトだと判断してもらいやすくなります。特にSNSで言及してもらえれば不特定多数の人に拡散されやすいため、さらに多くの支持を受けているWebサイトだと検索エンジンに判断され、より検索上位に入りやすくなります。WebサイトにSNSのシェアボタンを用意し、拡散しやすくしておくことがおすすめです。
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