突然上司からインタビューを任されたら、あなたはどうしますか?インタビューといっても、何からはじめたらいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回はインタビューを成功させるための手順について簡単に説明します!
目次
インタビュー成功の鍵!事前準備の重要性
インタビューを成功させるためには事前準備が必要不可欠です。
事前準備が充分でないと、聞き出したいことが聞けず、インタビューの時間が延びてしまい、インタビュイー(取材を受ける側)の貴重な時間を無駄にしてしまうことになります。
失敗しないためにも、しっかりとした準備をしてインタビュイーの思いを引き出しましょう!
事前準備に必要な4つのポイント
事前準備が重要とは言っても、具体的に何をすればいいのかわからない方も多いでしょう。
そんな方のために、事前準備の手順について説明します。
1. インタビュイーについて徹底的に調べる
インタビュイーのファンになったつもりで、現在の職業や活動、過去の経歴などを徹底的に調べましょう。インタビュイーが書いた本やWeb記事、SNSなどの情報も知っておくとなお良いです。
相手についてたくさん調べていれば、誠意が伝わって話が引き出しやすくなります。また、充分に下調べをしておくことで状況に合わせた質問ができるので、心に余裕を持ってインタビューに望むことができるはずです。
2. 「絶対に聞く質問」と「時間があれば聞く質問」の仕分け
質問事項を作る際に、「絶対に聞きたい」= MUSTと 「余裕があれば聞きたい」= WANTの質問に仕分けをしておきましょう。
「MUST」と「WANT」で質問を整理することにより、絶対聞く質問を優先的に聞くことができ、無駄なくインタビューをすることができます。時間がなくて聞けなかったり後々聞いておけばよかったと後悔したりすることを防ぎます。
3. インタビューの流れの作成
インタビュイーから最も聞き出したい話を引き出すには、事前に質問の流れを作っておくことが大切です。そのため、上記の「MUST」の質問を軸に「起承転結」の流れを作っておきましょう。
・「起」
インタビューの導入となる部分です。インタビューというかしこまった場面だと緊張してしまいがちですが、お互いの共通点や趣味の話などをしてアイスブレイクを行うと緊張がほぐれて会話が弾みやすくなります。
また、答えやすい質問(ex.クローズド・クエスチョン)を用いて、インタビュイーが話しやすい状態を作ることも効果的です。
・「承」
次の「転」で聞きたい質問へ誘う、展開の部分です。インタビューのメインテーマに沿った本題より少し軽い質問をしましょう。
例えば、メインテーマが「自社の従業員に自社のいいところを聞く」だったら、「自社に入社するまでの経緯」や「なぜ自社を選んだか」のように、会社というテーマに沿った質問をすると良いです。
・「転」
インタビューのメインとなる部分です。メインテーマである最も聞きたい質問をインタビュイーにぶつけましょう。また、6W2Hなどのテクニックを用いると、掘り下げた質問ができ、お互いに誤解なくインタビューが進められます。
・「結」
今までの話のまとめとなる部分です。今までの話の内容を確認し合うことで齟齬がなくなり、インタビュイーの伝えたいことを正確に理解することができます。
「起・承」の部分でインタビュイーの心を開くことができれば、「転」の部分で普段話せないような深い質問にも答えてもらえるかもしれません。
良いインタビューを作るには「起・承」で、いかにインタビュイーに良い印象を与える質問ができるかが重要です。
4. 質問事項の共有
インタビューの目的や聞きたい質問を事前にインタビュイーにメールで共有しておきましょう。
・インタビューの主旨
・必ず聞きたい質問事項のまとめ
・インタビューの長さ
最低でも、この3点はインタビュイーに共有しておくことをおすすめします。
質問事項を共有しておくことで、インタビュイーも事前に回答を考えることができ、限られた時間で内容の濃いインタビューができるでしょう。
ビジネスメールの詳しい書き方については、こちらのページをご覧ください。
インタビュー中で注意するべき2つのポイント
さて、やっと事前準備が終わったので、実際にインタビューするにあたってのポイントを説明していきます。
話しやすい雰囲気作り
事前準備の段階でも触れましたが、インタビュイーの心を開くことができるかでより深い質問ができるかが決まります。そのためには、インタビュイーにとって話しやすい雰囲気作りが欠かせません。
インタビュイーに気持ちよく話してもらうためには、相手に「しっかり聞いていますよ」という気持ちが伝わるように大きめのリアクションを心がけましょう。普段の会話よりも少しトーンを上げて相槌を打つことも効果的です。
また、相槌も「はい」「なるほど」だけでなく、インタビュイーの話を復唱すると、話を理解しているというアピールにもなり、良いでしょう。
質問の仕方にも工夫を:具体的な内容
質問の仕方にも様々なテクニックが存在します。テクニックを必要に応じて使い分けて行くことが大切です。
インタビュイーが自由に回答できる質問のことです。(ex.〇〇についてどう考えますか?)
→掘り下げて話を聞くことができるのですが、質問が抽象的でインタビュイーが答えにくい可能性があります。
「今日は朝ごはんは食べましたか?」「夏と冬はどちらが好きですか?」のように、回答範囲が限定された質問のことです。
→答えやすい内容のため質問の導入には使えますが、話が広がりにくいので多用は禁物です。
質問の導入部分でクローズド・クエスチョンを用いて、だんだんオープン・クエスチョンに変えていくことで、それぞれの欠点を補うことができます。
・6W2H
Who(誰が)、When(いつ)、Where(どこで)、What(何を)、Why(なぜ)、Which(どちらが)、How(どのように)、How much(どれくらい)の要素を質問に追加することで、インタビュイーの伝えたいことを正確に受け取ることができます。
これらのテクニックを頭に入れておくことで、突然インタビューの流れが変更になっても対応しやすくなります。
いかがでしたか?
インタビューは簡単そうに見えて、様々なテクニックが必要です。入念な準備をしてインタビューを成功させましょう!
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