営業では成果を出すために、コツコツ努力を続けなければなりません。そのため、つらい部分もありますが、だからこそ楽しいという面も営業にはあります。そこで今回は、営業を楽しいと感じる瞬間と、営業を楽しく行うために意識すべきことを解説します。
目次
営業は楽しいよりも、つらいイメージが強い
営業はノルマが厳しいため、多くの人がつらい仕事だと思っています。また、アポ取りの段階で門前払いされたり、顧客から理不尽に怒られたりするなど、根気強さも必要な仕事です。
そのほか、個人の成績が数字で示されるため、成績不振だと他の社員から冷たい目で見られてしまうこともあります。そのため、気楽に相談できる相手がいないと、職場の居心地も悪くなってしまいます。しかし、つらさが大きいからこそ営業は何かをやり遂げた後の達成感が大きく、楽しい仕事でもあります。
営業を楽しいと感じる瞬間
良い結果を出したとき
商品を売るには、商品の良さを上手に伝えなければなりません。そのためには、顧客との信頼関係を築いたり、プレゼンの内容を何度も推敲したりする必要があります。商品が売れたとき、その努力が報われて大きな達成感を味わえます。また、会社からの評価も得られて、結果が給与にも反映されます。そのため、営業は非常にやりがいのある仕事です。
営業における良い結果とは、大きく以下の3つに分かれます。
- ノルマを達成したとき
営業のノルマは厳しく設定されており、達成が難しくなっています。そのため、ノルマを達成したときには大きな満足感が得られます。 - 新規顧客を開拓したとき
新規顧客を開拓するには、信頼関係をゼロから築かなければなりません。アポイントを何度も申し込み、商談を繰り返し続けることで、ようやく新規顧客を開拓できます。そのため、新規開拓の成功は、商品だけでなく自分も認められた証であり自信につながります。 - 大型商談を成立させたとき
大型商談では大金が動くので、会社の命運をかけた取引であると言っても過言ではありません。また、大型商談では顧客会社の社長や役員にプレゼンすることもあります。自社に大きく貢献できた誇りや、偉大な人から自分の努力が認められた喜びは計り知れないものです。
顧客から「ありがとう」と言われたとき
普段の生活では些細な言葉ですが、理不尽なクレームも多い営業で感謝の言葉を言われることは貴重な経験です。自分が商品開発に携わっていないとしても、顧客が商品の良さを知って購入するに至ったのは営業パーソンの努力の結果であり、その努力に対して感謝の言葉を伝えてくれます。また、「ありがとう」と言われれば、信頼関係が築けたことも実感できます。
コミュニケーション能力・プレゼン能力が上がったと実感したとき
営業では色々な人と出会うので、その人に応じた適切なコミュニケーションをとる必要があります。また、商品を上手く伝えるために資料を工夫したり、トークを見直したりします。そのため、営業で経験を積むうちに、コミュニケーション能力やプレゼン能力が向上し、実感できると自信も付いていきます。
これらの能力はプライベートでも役立つので、仕事をしながら人間性を伸ばすことができます。
「営業が楽しい」と思うためのポイント
人との出会いを大切にし、人間性を伸ばす糧にする
営業では優しい人や理不尽な人など、色々な性格をもつ人と出会います。人それぞれの良いところや悪いところを見て、人間性を伸ばす糧にしましょう。また、自分の理想ともなり得るような素晴らしい人とも出会えるかもしれません。
顧客との相性が悪いとつらいこともありますが、営業を続けていくうちに、付き合い方も身についていきます。そのため、どんな人と出会っても疎まず、その出会いに感謝して学んでいくことが大切です。
営業成績が良い人のデータと比較して、課題を見つける
成績が伸びないときや、ノルマを達成できないときは、営業成績が良い人のデータと比較して課題を見つけましょう。このとき、1日あたりの訪問数が少ない、架電する件数が少ないなど、細かい数字にまで目を付けることがポイントです。
訪問件数あたりの成約率が低い場合は、プレゼンの仕方が悪いほかにターゲットを見誤っている場合もあります。すぐに修正できて、行動が結果に直結する課題を見つけましょう。プレゼン能力は営業活動を通して、推敲などを重ねるうちに伸びていきます。
課題を見つけたら、実行しやすいものから1つずつ取り組みましょう。最初はノルマ達成には遠くても、徐々に近づいていけば成長を実感できます。
毎日、小さな目標を立てて実行する
月の目標としてはノルマの達成などがありますが、期間が長く目標も大きいので、何をすれば達成できるかをイメージすることが困難です。したがって、テレアポを昨日よりも1件多くかける、今日のスケジュールを消化するなど、小さな目標を毎日立てて実行しましょう。
小さな目標でも設定すればモチベーションが上がりますし、達成できれば満足感が得られます。
提案する商品の良いところを探す
提案する商品の良さを知っていなければ、顧客に売り込む気も起きません。本心ではオススメしない商品を押しつけようとするのがつらいという人もいるでしょう。顧客に対して本心から商品を薦めるために、競合商品と比べた自社商品の強みなどを書き出し、商品の良いところを探しましょう。
商品の良さが分かれば、顧客に商品を知ってほしいという気持ちも生まれ、プレゼンに熱意がこもります。また、商品の良さが伝わるようにプレゼンを工夫し、顧客に購入してもらえると嬉しさも増します。
いかがでしたか?
営業はつらいことも多いですが、その分成功したときの喜びが非常に大きい仕事です。成果を出すことももちろん重要ですが、営業ならではの出会いを大切にしたり、小さな目標の達成をコツコツ積み上げたりして、営業を楽しみましょう。
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