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セミナーアンケートの質問項目と回答率を上げるコツを紹介します!

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セミナーやワークショップを行う際、アンケートの内容はどのように決めていますか?
セミナーの参加者に顧客になってもらうきっかけを得るために、アンケートの内容はとても重要です。

今回は、アンケートでの設問の例や、回答率を上げるための効果的なアンケート実施のポイントを紹介します。

セミナーアンケートの目的

セミナーアンケートは、様々な面で役立てることができます。目的を意識して作成しましょう。

見込み客のデータを収集し、営業活動に利用する

セミナーは開催すること自体が目的ではありません。参加者からさまざまな情報を収集し、その後の営業活動に活かすことが重要です。

参加者にセミナーアンケートに回答してもらうことで、氏名や連絡先などの基本情報はもちろん、設問によって購買意欲や関心事項などのデータを収集できます。これらのデータを見込み客のデータベースとして構築すれば、営業やマーケティング活動の効率化が期待でき、新しい商談にもつなげることができるでしょう。

また、アンケートを通じて「セミナー体験者の声」を集めてマーケティングに利用すれば、次回以降のセミナーの集客にも役立ちます。

セミナーの質の向上に役立てる

アンケートは、参加者から直接的なフィードバックを得られる貴重な機会です。内容や進行、講師についてなど、あらゆる観点からフィードバックをしてもらうことで、参加者との認識のズレがないかを確認し、適切な改善策を講じることができます。

定期的なアンケートを通じて参加者の満足度や要望を把握することで、セミナーの質を継続的に高めていきましょう。

参加者のニーズを把握する

アンケートを活用することで、参加者が抱えている課題を詳しく把握することも可能です。こうした情報は営業活動に活かすだけでなく、次回のセミナーで取り上げるべきテーマや内容を絞り込み、ターゲットに合った効果的なプログラム作りにも活用できます。

参加者との継続的なつながりを深める

アンケートを通じて、参加者とのコミュニケーションを図ることができます。得られた連絡先情報は、その後の営業活動において役立つだけでなく、フォローアップにも活用できます。

適切なフォローアップを行えば、リピーターの獲得につながり、長期的な関係の構築が期待できるでしょう。

オンライン・オフラインのアンケートの違い

オンラインアンケートの特徴

オンラインアンケートは、メールなどを通じてリンクを配布し、参加者が自宅や職場で自由に回答できる形式で実施します。インターネットが利用できる環境であれば、どこからでもアクセスして回答することが可能なため、参加者にとっては自分の都合の良い時間にアンケートに対応できることがメリットです。

また、回答がリアルタイムで集計されるため、データの分析を速やかに行うことが可能です。集計作業を自動化することで、人的ミスを減らすことも期待できます。

さらに、印刷や配布のコストが不要であることもメリットといえます。設問の変更や追加も容易にできるため、柔軟な運用が可能です。

オフラインアンケートの特徴

オフラインアンケートは、紙のアンケートを配布し、セミナー終了時に回収する形式が一般的です。その場で回答を求めることができるため、回答率が高くなります。インターネットへのアクセスが限られている参加者や、デジタル機器に不慣れな参加者でも無理なく回答できるため、対象者全体からの意見を収集することができる点がメリットです。

また、アンケートの説明を直接行い、その場で疑問に応えることができるため、回答者の混乱や誤解を解消しやすい点もメリットといえます。これにより、より目的に沿った正確なデータを得ることが期待できます。

さらに、紙に直接手書きで回答してもらうことにより、回答者の感情や熱意を読み取れることもあるでしょう。

アンケートで質問すべき事項

参加者の基本情報

参加者の氏名やメールアドレスなどの基本情報は必須項目です。加えて、アンケート結果の活用目的によって、企業名や所属部署、年齢や性別などの項目も取り入れると良いでしょう。個人情報の取り扱いについて記載した上で、回答の協力を求めましょう。

セミナー全体の満足度と内容への評価

セミナー全体に対する満足度への質問は、セミナーの印象を把握するための重要な項目です。内容が参加者の期待にどれだけ応えられたかを聞くことで、参加者の期待とセミナーの内容にズレがないかを確認することができます。

また、時間配分やスタッフの対応、講師・登壇者への評価など、さらに細かな項目ごとにフィードバックをもらうことも有効です。参加者が最も有益だと思った点や改善が必要だと感じた点、受講して変わったことなどを聞き、次回に活かしましょう。

セミナーに参加した理由や今後の希望

現在どんな課題を解決したいのかや、セミナーのどこに惹かれたのか、どこで開催を知ったのかなど、参加するきっかけとなった理由を聞くことで、流入元の分析やマーケティングへの活用が可能です。

また、今後とりあげてほしいテーマなどの要望を聞くことも効果的でしょう。あわせて開催日時の希望についても質問しておくと、次回以降の開催日を決める際に役立ちます。

商品・サービスへの興味

自社の商品やサービスのPRを目的とするセミナーの場合、その商品やサービスへの関心がどれくらいあるのかを確認しておきましょう。この情報は、商談確度の高い見込み顧客を見つける際に役立ちます。

効果的なアンケート実施のポイント

目的を明確にしておく

セミナーアンケートを作成する際には、目的を明確にすることが重要です。まず、セミナーの評価を求めるためなのか、参加者のデータを収集するためなのか、意見や要望を集めるためなのかなど、具体的な目的を定めましょう。

アンケートの目的が明確になったら、参加者の特性も考えて、アンケート形式や質問の内容、言い回しなどを決定していきましょう。

シンプルでわかりやすい質問を心がける

質問文は短く、明確であることが重要です。曖昧な言い回しはせず、基本的に一つの質問に対して一つの答えが得られるように、シンプルで具体的な質問を心がけましょう。

また、難しい専門用語の使用は避け、すべての参加者が理解できる言葉を使用することも重要です。アンケートの趣旨や目的を説明する導入部を設けたり、回答例を入れたりしても良いでしょう。

さらに、誘導的な質問は率直な意見が集まらなくなるため、注意が必要です。参加者が自分の感想や意見を自由に回答できるように、質問に偏りがないかをチェックし、中立的な質問を心がけましょう。

1枚の用紙にまとめ、優先度の高いものから質問する

多くの情報を聞き出したくなりますが、設問が多すぎると回答者の負担になり、アンケートへの回答自体を敬遠されてしまうおそれがあります。一方で、設問が少なすぎても、今度は目的に合った必要な情報が得られなくなってしまいます。全体の設問の数に注意し、1枚の用紙にまとめるようにしましょう。

また、アンケートは後半へ進むほど回答への意欲が下がりやすいものです。必ず回答してほしい項目ほど、最初の方に設置しておくと良いでしょう。

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを使い分ける

オープンクエスチョンは自由記述での回答を求める質問形式で、具体的な意見や感想を求めることができます。新しいアイデアや改善点をより明確に聞き出すことに向いていますが、回答への自由度が高い分、参加者のハードルは高くなります。

一方、クローズドクエスチョンは選択式で回答してもらう質問形式です。あらかじめ用意されている選択肢から自分に合ったものを選んでもらうため、参加者が回答しやすい点や、データの集計・分析が簡単な点がメリットです。ただし、参加者からの率直な感想や要望など、深い回答を得ることはできません。

これらの質問を、参加者への負担も考慮しつつ、目的に合わせて適切なバランスで組み合わせることがポイントです。

個人情報の取り扱いについて明記しておく

個人情報の取り扱いについて明記し、情報の利用目的や、第三者への提供は行わない旨を記載しましょう。個人情報を許可なく使用すると訴えられる場合もあるので、取り扱いには十分に注意しましょう。

参加者に個人情報の取り扱いについて疑問があるときには連絡してもらえるよう、問い合わせ窓口も記載しておくと良いでしょう。

リマインドを行う

アンケートの回答率を向上させるために、適切なリマインドを行いましょう。オンラインアンケートの場合はフォローアップメールを送る際に、オフラインアンケートの場合はイベント終了の際に、リマインドを行うのが一般的です。

ただし、あまりしつこくリマインドをしすぎると、印象が悪くなってしまうおそれもありますので、注意が必要です。

特典を提供する

参加者がアンケートに回答してくれた場合の特典として、次回のイベントへの優先登録や無料相談の受付、ダウンロード資料などを提供することも有効です。特典を提供する場合は、セミナーの冒頭や終了時に、アンケートに回答すれば特典があるということを伝えておきましょう。

セミナーアンケートの例

セミナーでのアンケートの例文をご紹介します。セミナーの内容にあわせ、回答を得たい項目を足したり不要な項目を削除したりしてご活用ください。

(日付)○○○○年○月○日

 「●●セミナーに関するアンケート」

 

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監修

Baseconnect株式会社 マーケティングチーム マネージャー

河村 和紀(かわむら かずき)

大手人材紹介会社に新卒入社。その後、Webメディア「ferret」を運営する株式会社ベーシックに入社。営業、営業企画、イベントマーケを経て、マーケティングマネージャーに就任。
2022年、Baseconnect株式会社に参画。イベントを中心とした、ユーザーとのコミュニケーション領域を管轄する。

主な寄稿実績『マーケター1年目の教科書』、『MarkeZine(マーケジン) vol.66

 

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