パーソナライズド広告、という言葉を聞いたことはありますか?
これはオンラインにおける広告配信についての用語で、インターネット・SNSなどのユーザーと広告主の双方にメリットをもたらす広告形式です。
今回はパーソナライズド広告について、そのメリットや配信しているプラットフォームを紹介します。
目次
パーソナライズド広告とは、ユーザーの興味・関心に合わせて配信される広告のこと
パーソナライズド広告とは、Web広告やSNS広告、動画サイトでの広告などに見られるもので、ユーザーの興味・関心に合わせて配信される広告のことを指します。
パーソナライズド広告では、インターネット上にある検索履歴・閲覧履歴などのユーザー情報を活用し、ユーザーの興味・関心の内容を特定します。
パーソナライズについては、次の記事も参考にしてみてください。
パーソナライズド広告は、ユーザーと広告主の双方にメリットがある
パーソナライズド広告は、インターネット・SNSなどのユーザーと、広告主の双方にメリットをもたらします。ユーザーにとっては、自分の興味・関心にマッチする内容が広告としてサジェストされるため、有益な情報を得ることが可能です。
一方で広告主にとっては、ユーザーに合った広告を配信できるということは、見込み度の高い顧客にアプローチできるということです。よって、パーソナライズド広告は、ユーザーと広告との関連性を高め、広告費用対効果を高めるツールであると言えます。
非パーソナライズド広告(NPA)について
非パーソナライズド広告(NPA)とは、ユーザーの過去の行動に基づいていない広告を指します。Googleなどの広告配信プラットフォームが提供しています。
大まかな現在地に基づいた地域情報や、サイトやアプリなどのコンテンツの利用状況、現在の検索語句などのコンテキスト情報を使用してターゲットが決められる広告が非パーソナライズド広告に含まれます。性別や年齢などの個人情報が、広告配信に利用されることはありません。
パーソナライズド広告を提供しているプラットフォーム
検索エンジンであるGoogleは、検索結果一覧ページにユーザーに合った広告を表示するGoogleアドワーズ広告を配信しています。このGoogleアドワーズ広告には、以下のような情報が利用されており、年齢・性別に基づいたターゲティングや興味・関心に合わせたターゲティングなどを行なっています。
- ユーザーの過去の検索語句
- アクティビティ
- サイトやアプリへのアクセス
- ユーザー属性情報
- 地域情報
Amazon
通販サイトのAmazonでも、パーソナライズド広告が配信されています。Amazonでは、以下のような情報を収集・活用し、Amazonが運営するサイト及び第三者サイトにてパーソナライズド広告を表示しています。
- Amazonサイトでの購買
- Amazonのコンテンツまたは広告が含まれるサイトの閲覧
- Amazonツールの利用
- Amazonのチェックアウト機能などの支払サービスの使用
ABEMA
テレビ番組の配信を行なっているABEMAでも、パーソナライズド広告が配信されています。
ABEMAでは、従来のテレビと同じようにチャンネルを合わせると配信中の番組が流れる「リニア視聴」と、ユーザーが観たい時に好きな番組を観られる「オンデマンド視聴」の2つの視聴スタイルがありますが、パーソナライズド広告が配信されているのは「リニア視聴」です。以下のような情報に基づき、広告が配信されています。
- 視聴している番組のジャンル
- 年齢や性別などのデモグラフィック(人口統計学的)要素
- 趣味嗜好
- 接触回数
いかがでしたか?
パーソナライズド広告は、ユーザーと広告主の双方にメリットをもたらす配信形式です。
インターネット広告の施策を考える際には、頭に入れておくとよいでしょう。
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