スタートアップという言葉を聞いたことがあり、興味があるけれど実際にどのような特徴があるのか分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、スタートアップ企業の特徴とベンチャー企業との違い、実際に働く際のメリット・デメリットを紹介します。
目次
スタートアップとは、新しいビジネスで急成長している企業のこと
日本におけるスタートアップとは、継続的な成長がみられ、比較的新しい分野のビジネスで市場を開拓している企業のことです。よく、起業したばかりの会社と解釈されることがありますが、スタートアップは起業時期や会社の規模は問いません。
スタートアップ企業の特徴
・イノベーション(技術革新などにおいて中心的な概念)
新商品開発や新生産方法、新しいマーケットの開拓などのイノベーションによって新たな価値を生み出し、成長を継続するという特徴があります。
イノベーションには以下のような例があります。
・固定電話→携帯電話→スマートフォンへ移り変わった技術革新 ・AirbnbやUberなど所有→共有へと概念が変わったシェアリングエコノミー |
・拡張性
拡張性とは、事業や製品そのものを変えなくても資源を追加することで規模を拡大させることができるという特徴です。利用ニーズの増大などの変化に適応し汎用性を得ることで、スピード感を持ち企業の成長につなげられます。
・社会における課題解決
世の中の課題解決のために、新たな商品やサービスの開発や提供を目的としています。多数の人が問題だと感じていることを解決できると、事業が社会に浸透します。
スタートアップとベンチャーの違い
ベンチャー企業とは、継続的な成長がみられ、比較的新しい分野のビジネスで市場を開拓している企業のことです。
スタートアップ企業が「世の中の課題をイノベーションによって解決し、短時間で急成長する企業」に対して、ベンチャー企業は「大企業が参入していない分野において、新しい技術やノウハウを使い事業を拡大する企業」です。事業のスピード感とゴールが異なる点が大きな違いであるといえます。
スタートアップで働くメリット
意思決定が早く、スピード感がある
大企業では、意思決定をするにあたり上司や役員の決裁がなくてはならないため、意思決定に時間がかかります。
一方スタートアップ企業は、大企業と比べて従業員が少人数の場合が多いので、意思決定が早く、スピード感があることがメリットです。
裁量権限などの権限が与えられることが多い
大企業では、入社して間もない場合は事業そのものを自分の手で回していくような、スケール感のある仕事を体験することは難しい場合が多いです。
一方スタートアップ企業では、個々の裁量が大きいので若くして重要なポジションを任される場合も珍しくありません。そのため、自分の判断でプロジェクトが動き事業が発展していくのを体感することができます。
会社の急成長を見られる可能性が高い
スタートアップ企業はその成長の早さが特徴です。急激に売上が伸びていくのに伴い、従業員数が増え社内が熱気に満ちていく貴重な時間を体感することができます。
経営者との距離が近く、起業の勉強ができる
経営者も従業員と同じ立場で働いていることが多いので、その場でアドバイスをもらうことができます。そのため経営者の考え方や選択など、会社の形成期から成長期までの一連の流れをを間近で見ることができます。将来的に起業する際に、参考にできるでしょう。
スタートアップ企業で働くデメリット
経営の安定性が低く、福利厚生が整っていない場合がある
スタートアップ企業は、ビジネスとして成立するのかどうか未知数の段階であるため、企業としての安定性が低く、福利厚生が整っていないというデメリットがあります。
また、業績が悪化し資金難に陥りやむを得ず廃業しなければならないことも、現実的に起こり得ます。
業務量が多く、ライフワークバランスがとりづらい
スタートアップ企業は、個々の裁量や権限が大きく若くして重要なポジションを任される特徴がありますが、一般的な企業のように部署ごとに分かれるほどの従業員数がいないため、複数の仕事を兼務しなければならず、長時間労働になりやすい傾向があります。そのため、ライフワークバランスがとりづらいというデメリットもあります。
いかがでしたか?
今回は、スタートアップ企業の特徴とベンチャー企業との違い、実際に働く際のメリット・デメリットを紹介しました。
スタートアップ企業は、新しいビジネスで継続的な成長がありとても魅力的な企業です。この記事を参考に働き方を考えてみて下さい
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