組織マネジメント

部長の役割とは?課長との違いや待遇をあわせて解説

みなさんは組織の中で部長がどのような役割を担っているかご存知ですか?管理職の代表的な役職ですが、実際にどういった仕事なのか、詳しくは知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、部長の待遇や業務内容、課長との役割の違いなどについて解説します。

部長は、部署の責任者として全体をまとめ、最終的な決定を下す管理職

部長は部署の責任者として全体をまとめたり、業務に関する最終的な意思決定をする管理職です。また、部署の業務だけではなく、会社全体の戦略に関わることもあります

部長の地位は会社によって異なりますが、大企業であれば本部長(事業部長)の下かつ次長の上、中小企業では社長、専務に次ぐ地位で、管理職の中でも上位の役職です。多くの場合、20〜30年会社に勤め、50代前半頃に部長職に就くと言われています。社会人の1〜2割程度の人しか部長の役職に就くことはできず、平均的な年収は800万円ほどとされています。

部長の業務内容

部署内のモチベーションや目標などを管理する

部長の業務の一つに、部下のマネジメントがあります。部長は経営目標の達成のため、部署の成果を上げなければいけません。そのため、部署全体やチーム、個人の目標を管理するのは部長の役割です。また、期限内に目標を達成するために勤怠管理を行う必要もあります。
部の下に課がある場合は、課のメンバーの管理者である課長とも連携してメンバーを管理します。

また、効率よく業務を進めるために、部下のモチベーション管理も行います。メンバーの様子にも気を配り、時には部下のケアや部署全体のモチベーションを上げるなど、働きやすい環境づくりも部長の仕事のひとつです。

部全体の業務管理を行う

部として業務を達成するために、部下のスキルなどを踏まえて仕事を割り振るのも部長の役目です。また、それぞれの業務にどの程度の時間やお金をかけるかを考える必要もあります。

さらに、割り振った仕事がうまく進んでいるかを管理し、遅延しているのであれば原因を追求して軌道修正します。

経営戦略に関わる

部署内の仕事だけでなく、会社の経営戦略に関わることも部長の仕事です。1〜3年先を見据えて会社の人間やモノ、お金といった経営資源を活用し、事業や組織を成長させる戦略を考えます。

また、会社の経営戦略や仕事の意義を課長や部署内のメンバーに浸透させ、目標達成を意識させることでチームワークの向上や会社全体の成果につなげられます。

部下の指導・評価を行う

部下は部長の指示を受けて実際の業務を行います。そのため、部内の業務を効率よく回すためには、課長など部下への指導を行う必要があります。また、部下に直接教育を行うことで一人ひとりのスキルや性格を把握でき、適切な業務を割り振れるようになります

さらに、部下の評価を行う必要もあります。部長以外も評価を行いますが、部長からの評価は重要視されることが多く、部下の給与や昇進に関わるためとても重要な業務です。適正な評価をするためには、普段から部下の仕事への姿勢や成績などを見ておくことが大切です。

社外や部署外と連携・交渉する

部長は部署の最高責任者として、社外や社内の別部署への対応を行う必要があります。
具体的には進行中のプロジェクトにおいて部署と社内外の橋渡し役を担うほか、必要に応じて他部署への交渉も行います

また、何か問題が発生した場合は謝罪や問題解決に当たらなくてはいけません。部下に責任を押し付けてしまっては信頼関係が崩れ、その後の仕事に支障をきたすおそれがあります。自分が原因ではなくても、責任者としてしっかりと対応する必要があります。

課長との違いは現場視点か経営視点か

課長と部長の違いでもっとも大きな点は、現場視点か経営視点かという点です。課長は現場で部下と共に業務を実行する立場ですが、部長は経営者の立場で業務にあたります

また、課長は今まで経験してきた業務に関係のあることを任されたり、部下を指導したりします。一方で、部長は自分があまり携わってこなかった業務にも、今までの経験を元に関わる必要があります。

そのほか、課長と部長の違いを以下の表にまとめています。

部長 課長
視点 経営視点 現場視点
役割 戦略を考える 戦術を実行する
必要な能力 意思決定する能力 実務を遂行する能力
部下の教育方針 部下に気づかせる 部下に教える
管理する規模 10~100名 10名程度
仕事の範囲 長期(1〜3年) 短期〜中期(1ヶ月〜1年)

 

まとめ

いかがでしたか?

部長は経営者としての視点で部署や部下を管理する役割を持ちます。また、部署として成果を上げ、経営目標を達成させる責任もあります。この記事を参考に、「部長」という役職への理解を深めましょう。

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