業務改革・改善

【事例付き】デジタルトランスフォーメーション(DX)の基本を解説

デジタルトランスフォーメーションという言葉を聞いたことはありますか?
情報技術の進展した現代では、企業もそのあり方を再考する必要があります。

今回はデジタルトランスフォーメーションについて、その実現に成功した企業の実例と共に解説します。

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、IT技術を用いて価値提供のあり方を変革すること

デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)とは、IT技術を用いて、製品・サービスをはじめとする企業の価値提供のあり方を変革することを指します。英語ではTransが「X」と略されるため、DXとも呼ばれます。

デジタルトランスフォーメーションは、スイス人の大学教授エリック・ストルターマンが「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」として提唱した概念です。これを企業向けに再構築したものが、現在ビジネスで用いられているデジタルトランスフォーメーションとなっています。

IT化とは目的が異なる

ビジネスにおけるIT化とは、IT技術の導入によって業務を効率化することです。一方、デジタルトランスフォーメーションとは、ITを活用した業務効率化によって、価値提供のあり方を変えることを意味しています。
つまり、IT化が「業務効率化」を目的としているのに対し、デジタルトランスフォーメーションは業務効率化を手段とした価値提供の変革を目的としています

また、関連する用語に「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」がありますが、こちらは効率化のために業務の一部をデジタル化することを指します。これに対しデジタルトランスフォーメーションでは、企業全体のデジタル化を目指します。

デジタルトランスフォーメーションが求められる理由

2018年9月、経済産業省はデジタルトランスフォーメーション実現のための課題・対応策をまとめた「DXレポート」を発表しました。その中で、デジタルトランスフォーメーションの実現が進まなかった場合、2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が発生する恐れがあるとする『2025年の崖』について言及されました。
『2025年の崖』の要因としては、次のものが挙げられます。

ビジネスモデルの多様化

IT技術が進展した結果、多様なビジネスモデルによって新たな市場が開拓され、既存のサービスを刷新するようなビジネスモデルも登場するようになりました。そうした中で企業が競争力を維持するためには、IT技術を積極的に取り入れ、ビジネスモデルを変革することが必要です

既存システムの老朽化

多くの企業で、これまで利用してきたシステムの老朽化が進み、膨大なデータの処理やサービスの成長が困難になっています。また、古いシステムの維持には、大きなコストがかかります。
市場の変化に対応するためには、企業のシステムを一新する必要があります

消費者マインドの変化

近年では、商品を購入・所有する「モノ消費」から、価値のある体験を目的とする「コト消費」へと消費者マインドが移っています。このような変化に対応するためにも、企業は価値提供のあり方を再考する必要に迫られています。

デジタルトランスフォーメーションに必要な4つの技術

AI

AI(Artificial Intelligence)、日本語でいう人工知能とは、業務の自動化において大きな役割を担っています。近年では、顧客からの質問への自動対応や医療現場での医師のサポートなど、これまでは自動化できないとされてきた知的活動も可能になっています

IoT

IoT(Internet of Things)とは、自動車や家電といった「モノ」をインターネットに接続して活用することです。IoTによって、モノの遠隔操作や確認が可能になるだけでなく、モノの利用状況などのデータをインターネットを通じて収集することも可能です。

5G

5Gとは「第5世代移動通信システム」のことで、現在使用されている4G回線をさらに高度化し、高速・大容量の通信を可能にするものです。通信システムの強化は、リモートワークの促進やIoTの円滑化など、ビジネスにも大きな影響を与えます。

クラウド

クラウドとは、ITインフラを保有していなくても、インターネットを介してそれを活用できる仕組みのことです。近年では、ソフトウェアやストレージなど様々なクラウドサービスが提供されており、クラウドの活用によりシステム管理費の削減などの恩恵が受けられます。

デジタルトランスフォーメーションを実現した企業の事例

  1. Amazon
    世界的な大企業となったAmazonは、実店舗での買い物が主流であった時代に、インターネットでの購買という新たなビジネスモデルを生み出しました。
  2. メルカリ
    従来、インターネットでの個人間取引は主にネットオークションでした。メルカリはそこに着目し、インターネット上でのフリーマーケットという新たなサービスを提供しました。
  3. マイクロソフト
    WordやExcelといったOfficeソフトウェアが有名なマイクロソフトでは、ソフトウェアのクラウドサービス化を行い、ユーザー数の拡大に成功しました。
まとめ

いかがでしたか?

デジタルトランスフォーメーションは、情報化の進む社会で企業が生き残っていくために必要になります。

この記事を参考に、IT化などとの違いや事例についても押さえておきましょう。

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