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マーケティングに使える、知っておきたいビジネスフレームワーク4選
マーケティング戦略立案時やビジネスの意思決定時には、さまざまな分析で現状を把握する必要があります。そんなときに活用できる、マーケティング頻出フレームワークを4つ紹介します。
ぜひ今後の戦略立案時にお役立てください。
PEST分析:外部環境を把握する
PEST分析とは、Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の4つの環境要因が自社のビジネスにどんな影響を及ぼし得るかを考えるフレームワークです。影響が大きいものから順に、対策や今後の方針を定めていきます。
【例】
P(政治的要因):商材に関連する法規制があった、税率が変わった
E(経済的要因):円安の影響で輸入原材料が値上がりした、デフレ傾向にある
S(社会的要因):少子高齢化により子供向け製品の売れ行きが悪化、流行がきている
T(技術的要因):新たなIT技術により市場競争が激しくなる見込み、競合が特許申請している
3C分析:顧客へのアピール方法や競合との戦い方などの戦略を立案する
3C分析とは、顧客・競合・自社の3視点から自社を取り巻く環境を把握するためのフレームワークです。
それぞれ3つの視点で以下のポイントを洗い出し、自社が顧客のどんなニーズに応えられるか、競合にどうやって勝つかなどの戦略立案に役立てます。
- Customer(顧客):市場規模、市場成長性、どんな人(性別・年齢・その他特徴)がターゲットか、どんなニーズがあるか
- Competitor(競合他社):市場内でのポジション・シェア、競合の強み・弱み
- Company(自社):市場内でのポジション・シェア、自社の強み・弱み
SWOT分析:自社の強み・弱み、環境を把握する
SWOT分析とは、外部環境/内部環境それぞれのプラス要因・マイナス要因を書き出し、戦略を練るためのフレームワークです。
外部環境には上述のPEST分析によって整理した内容を、内部分析には3C分析で整理した内容を書き出すとスムーズに作成できます。
プラス要因 | マイナス要因 | |
内部環境 | Strength(強み) | Weakness(弱み) |
外部環境 | Opportunity(機会) | Threat(脅威) |
4P分析:最適なマーケティング手法を考える
4P分析は、どんな製品を、どのくらいの価格で、どこで売るか、どうやって宣伝するかを決めるフレームワークです。
3C分析でまとめた顧客ニーズや競合比較をもとに、以下のポイントをまとめましょう。
- Product(製品):商品・サービス
- Price(価格):価格設定
- Place(流通):販売場所や流通経路
- Promotion(プロモーション・販売促進):販売促進・宣伝方法(広告やCMなど)
マーケティング頻出フレームワークについてご説明しましたが、実際にお役立ていただけそうでしょうか?
実際に分析・調査を行うことで、今まで見えてこなかった自社の強みが判明したり、知らなかった顧客のニーズが見つかったりなど、新たなマーケティング施策が思いつくかもしれません。
自社の戦略や方向性を見直す際に、ぜひ試してみてください。
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