経営戦略・事業戦略

仮説検証の基本|仮説を考える力を高める方法も紹介します

事業立案や商品企画の場面では、課題解決のために仮説を立てることがあります。
仮説を立てた場合、その検証もセットで行わなければ、実際の計画に役立てることはできません。

今回は仮説検証の基本と、仮説を考える力を高める方法を紹介します。

仮説検証とは、実験や観察によって仮説の真偽を確かめること

仮説検証とは、実験や観察によってデータを収集し、仮説の真偽を確かめることを指します。仮説とは、ある現象を説明するための仮定のことです。

ビジネスシーンでも、「この問題の原因は〜に違いない」「この商品のユーザーは若年層になるだろう」といった仮説が立てられ、事業立案や商品企画などの場面で活用されています。

仮説検証は、繰り返し実施して仮説の精度を高めるためのもの

そもそも仮説は、事実にたどり着くのための情報が足りないときに考える「仮の答え」です。そのため、仮説がまったくの見当違いであったということも少なくありません。
また、いくらデータを収集しても答えが見つからず、「やってみなければ分からない」という状況に陥ることもあります。

そこで、仮説を用いる際には、仮説の設定→検証を繰り返す思考プロセスが重要となります。仮説の真偽に一喜一憂せず、検証しては新たな仮説を立てることで、仮説の精度が上がり真実に近づけます

一般的に、ビジネスでは精度の高い仮説が求められますが、100%正しい仮説を立てることは不可能に近いといえます。大抵の場合、70〜80%ほどの精度の仮説を立て、事業に役立てることが求められます。

仮説の設定・検証の流れ

仮説を用いる場合は、次の4つのステップを繰り返し、仮説の精度を高めることが重要になります。

1. 状況を分析する

まずは、現状をよく観察し、分析する必要があります。問題解決を行いたい場合は、問題点を明確にしなければなりません。また、商品企画の場合は、ターゲットや市場の状況などを押さえておくことが必要です。

2. 仮説を設定する

状況を分析したら、仮の答えとなる仮説を設定します。問題解決を行いたい場合は「この問題はこうすれば解決できる」、商品企画の場合は「こうすれば商品が売れるだろう」といった仮説を立てます。

ポイントは、実験・観察から真偽を判断できる仮説にすることです。客観的に真偽を検証できる仮説でなければ、単に答えを予想しただけになってしまいます。仮説は設定と検証の繰り返しが大事であるため、必ず検証可能な仮説を設定しましょう。

3. 実験や観察に基づくデータの収集

仮説を検証するために、実験や観察によってデータを収集します。仮説を設定したときよりも量的・質的に優れたデータがなければ、仮説を検証することはできません。

4. 仮説の検証と改善

収集したデータに基づいて、仮説の真偽を確かめます。やってみないと分からないような問題の場合は、実験的に仮説に沿って進めると真偽を確認することができます。

さらに、検証結果に基づいて仮説を改善します。事実と異なっていた部分を修正し、より事実に近い仮説を考えなければなりません。

仮説を考える力を高める方法

身の回りのことについて仮説を立てて考える習慣をつける

ビジネスシーン以外でも、身の回りのことについて仮説を立てて考える習慣をつけることで、経験が積み重なり、仮説を考える力を高められます。

テレビや新聞などから得た情報に対して、「なぜそのようなことが起きたのか?」「これからどのような影響があるのか?」といった視点から仮説を考えてみましょう。時事問題などに関する仮説であれば、メディアやインターネットを用いれば仮説の検証も簡単に行えます。

「なぜ?」という問いを繰り返す

目の前の現象・問題に対し、「なぜそうなったのか?」「この問題の原因は何か?」という問いを繰り返すことも有効です。因果関係を掘り下げる質問を繰り返すことで、物事を深く考える習慣を身に付けられます。

ひとつの物事について深く考えることで、仮説を立てる際にも問題をより丁寧に捉えられるようになり、核心に迫った仮説を立てられるようになります。

自分の考えた仮説に対するフィードバックを受ける

仮説を立てた場合には、自分自身で検証するだけでなく、他の人からのフィードバックを受けることも重要です。フィードバックを受けることで、自分が見落としがちだった問題解決の切り口に気づくことができます。また、論理的な欠陥に気づいたり、自分の思考の癖を直したりするためにもフィードバックを受けることが有効です。

まとめ

いかがでしたか?

仮説検証は、仮説の精度を高めて真実に近づくために重要なプロセスです。

この記事を参考に、仮説検証の手順や仮説を考える力を高める方法についても押さえておきましょう。

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