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クリティカルシンキング(批判的思考)の意味と方法、トレーニング

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クリティカルシンキング(批判的思考)という言葉を聞いたことはありますか?
これは、単に批判するのではなく、客観的な思考を行うための方法のことです。

今回はクリティカルシンキングについて、トレーニングの方法もあわせて解説します。

クリティカルシンキング(批判的思考)とは、健全な批判によって客観的に思考する方法のこと

クリティカルシンキング(批判的思考)とは、健全な批判によって物事を様々な角度から検証し、客観的に思考する方法のことを指します。クリティカル(critical)は、「批判的な」「懐疑的な」を意味します。

ここでの「批判」とは、「論理に抜け・漏れがないか」「例外は存在しないか」「別の可能性は存在しないか」といったことを考え、追及することです。根拠や論理性を欠き、主観的な主張をするだけの「非難」とは全く別のものです。

健全な批判の例

【主張】
近年では社会的に環境に配慮する意識が高まっているので、今後は環境によい商品の開発に注力するべきだ

【批判】
・環境への配慮とは、具体的にどのようなものか
・意識が高まっているのは社会全体なのか、一部の層なのか
・意識の変化が売上に結びつく根拠はあるのか
・他に需要が高まっていそうな分野はないのか

クリティカルシンキングのメリットは、物事を掘り下げて本質に近づけること

クリティカルシンキングでは、あらゆる主張に疑問を持ち、懐疑的な目で検討を行います。そのため、論理の抜け・漏れや矛盾といった不十分な部分を洗い出すことが可能です。このような批判的・客観的な思考を重ねれば、思考が深まり、物事の本質に近づくことができます。

課題解決を行いたい場合や何らかの意思決定を行う場合には、クリティカルシンキングを用いれば物事を極限まで掘り下げられ、最善の答えに近づくことができるといえます。

ロジカルシンキングとの関係

クリティカルシンキングに関連する言葉として、ロジカルシンキングがあります。ロジカルシンキングとは、前提となる情報をもとに、物事を筋道立てて整理する思考法のことです。
ロジカルシンキングについては、次の記事も参考にしてみてください。

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ロジカルシンキングの場合、前提が間違っていると思考全体が誤った方向に進んでいくおそれがあります。これに対して、クリティカルシンキングでは前提となる情報を疑いながら思考を重ねるという違いがあります。ロジカルシンキングを行う際には、前提の正誤を批判的に考えるクリティカルシンキングの姿勢も必要になると言えるでしょう。

クリティカルシンキングの方法

クリティカルシンキングは、基本的に次のような流れで行われます。

  1. ゴールを明確にする
    まず、「どんな答えを求めているのか」といった目標や、「いつまでに答えを出すか」といった期限を明確にします。
  2. 現状を整理・分析する
    次に、議題について現状持っている情報を整理します。丁寧に現状分析を行うことで、問題点の発見に繋がります。
  3. 批判的に考え、問題点を見つける
    クリティカルシンキングのメインとなる、批判的に思考する段階です。「今ある情報に間違いはないか」「論理的におかしな点はないか」といったことを客観的に検討します。
  4. 解決策を考える
    問題点が見つかった場合は、それに対する解決策を考えます。ここでも、「本当にそれで解決できるのか」という批判的な視点が重要です。

クリティカルシンキングにおける基本姿勢

クリティカルシンキングの基本は、次の3つの姿勢・考え方です。これらを意識することが、健全な批判を行い、思考を深めることに役立ちます。

1. 目的を常に意識する
クリティカルシンキングではあらゆる情報を批判・検討していくため、目的が明確でないと議論が延々と引き延ばされたり、重要でない部分の議論に時間を取られたりしてしまいます。目標を明確に把握しておくことで、重要な部分の思考に集中する必要があります。

2. 「誰もが考え方に癖や偏りを持っている」ということを前提にする
批判的な思考で議論を重ねるためには、「自分にも相手にも思考に偏りがある」ことを意識しておかねばなりません。これによって、客観的な思考を心がけられるようになります。

3. 問い続ける
答えが出てこないときでも、思考することを止めず、問題を様々な角度からとらえようとする姿勢が必要です。また、いったん結論が出たときでも、それが正しいのかを問い直さねばなりません。

クリティカルシンキングのトレーニング方法

インプットを大事にする

クリティカルシンキングでは、現状に関する情報を整理・把握するインプットの段階が重要です。クリティカルシンキングとは「前提となっている情報を疑いながら客観的に考える」ことですから、まずは前提をしっかり把握しておかなければなりません。

情報をしっかりインプットしておけば、自分の主張に自信を持てるだけでなく、他者からの批判にも不用意に流されずに思考できます。

主張に対して批判する癖をつける

議論の中で、あらゆる主張に対して批判ができないか考える癖をつけることも重要です。議論の中だけでなく、ニューズを見たときなどにも「それが本当なのか」を批判的に考える習慣をつけることで、批判する力が高まります。

ただし、「批判すべき点が思いつかず、とにかく文句をつける」といった状態には陥らないようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

クリティカルシンキングとは、批判的に物事を捉えることによる客観的な思考を意味します。

この記事を参考に、クリティカルシンキングの基本的な姿勢やトレーニング方法を押さえておきましょう。

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