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分かりやすく紹介!MAツールとSFA、CRMシステムの違いとは
皆さんの部署や会社では、営業を管理するツールやデータを分析するツールを導入していますか?自社の課題に関してどのようなツールを導入するべきか悩むと思います。
今回は、違いが分かりづらい、マーケティングオートメーションツール(以下MA)、営業支援ツール(以下SFA)、顧客関係管理システム(以下CRMシステム)の違いについて紹介します。
MAとは、マーケティング活動に関わる業務を自動化できるツールのこと
MA(Marketing Automation)とは、マーケティング活動に必要な業務を自動化し、一人ひとりの見込み客に合ったアプローチが行えるツールです。獲得した見込み客を一元的に管理し、見込み客の行動(「自社サイトへの訪問」「メルマガの開封」など)に対して、スコアリング(見込み度合いの測定)します。
例えば、「自社サイトに訪問したら10点」のようにスコアをあらかじめ設定しておくことで、見込み客が自社サイトに訪問すると、自動でスコアを加点します。さらに、スコアに応じてキャンペーンを自動的に行ったり、自動でメールを送信したりする機能もあります。
以上のようにして、見込み客の購入意欲を高め、自社に十分関心を持った見込み客を営業部に渡すことで、営業パーソンはコンバージョン率の高い見込み客だけに注力できます。
主な機能
- 見込み客の行動履歴や属性情報の管理
- 自社サイトにアクセスした見込み客の特定
- スコアリング機能
- キャンペーンを行うタイミングの設定機能
- 自動メール配信機能
- ランディングページ生成機能
SFAとは
SFA(Sales Force Automation)は、日本語で「営業支援システム」を意味します。営業パーソンの活動を管理する機能として、商談の内容を社内で共有できるほか、訪問数や成約数のような定量的なデータを把握することもできます。
また営業活動を効率化する機能としては、外出先でもスマートフォンやタブレットから顧客情報を確認できます。他にも、見積書の作成や承認、発行も行えるため、わざわざ帰社する必要がなくなります。
見込み客の個人情報や接点情報、名刺の管理なども社内で共有されているため、担当者が異動や退職した場合でも、今までは属人的になっていた情報も共有しておくことができます。
主な機能
- 日報の管理・共有機能
- 顧客情報のクラウド化
- 見積書の作成や承認、発行機能
- 名刺管理機能
- 顧客情報管理機能
CRMシステム
CRM(Customer Relationship Management)は、日本語で「顧客関係管理」を指します。顧客情報や購入履歴情報を管理し、それぞれの顧客に適した対応を行うことで顧客満足度を向上させ、顧客との友好な関係性を長期的に維持する経営手法です。
カスタマーサポートの面では、顧客からクレームや問い合わせがあった場合、速やかに顧客情報にアクセスして、「何をいつ購入したのか」をすぐ判断できます。また、獲得した見込み客や受注・成約数など過去から現在までの実績を自動で集計し、将来の売上予測や現状の成果分析を行います。
CRMシステムの主な機能
- 顧客単位の情報管理
- 顧客情報にいつでもアクセスできる
- 営業成果の分析機能
それぞれのツールの活動領域
MAやSFA、CRMシステムがマーケティング活動や営業活動のどんなシーンで役立つか、以下の表でまとめています。
MA | 見込み客の獲得・育成 |
SFA | アポ・商談・成約 |
CRMシステム | カスタマーサポート・サービス |
まず、マーケティング部がMAツールで見込み客の獲得・育成を行います。十分見込みが高くなると営業部で営業アプローチを行うのですが、その際、SFAを利用することで成約までのアポ取りや商談の管理、業務効率化が可能になります。また、CRMシステムは成約後のカスタマーサポートやお問い合わせ対応の際に活躍します。
いかがでしたか?
今回はMA、SFA、CRMシステムについて「どこが得意な領域なのか」「それぞれのツールはどういったことができるのか」を紹介しました。
この記事を参考に、自社ではどのツールを導入するべきなのか考えてみましょう。
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