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【基本解説】マネタイズとは?意味やモデル、成功に導くポイントを紹介

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「マネタイズ」という言葉はご存知ですか?これは、2007年頃からWeb業界を中心に注目されているビジネス用語です。
今回は、Web業界におけるマネタイズの意味や代表的なモデルに加えて、マネタイズを成功させるためのポイントを紹介します。

Web業界でのマネタイズとは、無料サービスから収益化を図ること

Web業界におけるマネタイズとは、無料サービスを収益につながるサービスへ移行させることを指します。マネタイズ(monetize)は直訳すると「貨幣を鋳造する」「通貨を発行する」「資産をお金に換える」などを意味する単語です。広くビジネスにおいては、事業や技術、知識などを収益化することを指します。

具体的な手法には、無料サービスから有料サービスへの移行や広告収入モデルの確立などがあります。

代表的なマネタイズのモデル

広告モデル

代表的なマネタイズのモデルの一つに広告モデルがあります。広告モデルとは、Webページに広告を掲載して収益化を図るビジネスモデルです。広告を見たユーザーが有料サービスを利用したり、商品を購入したりすることで報酬が発生し、新たな収益につながります。

広告モデルの種類には、以下のものがあります。

  • クリック課金広告型
    ユーザーが広告をクリックするごとに広告料が発生するもの。
  • インプレッション型
    Webページ上に広告が表示された回数で広告料が決まるもの。
  • 成果報酬型
    商品購入など広告主が指定した条件をクリアしたときに広告料が発生するもの。

代表的な広告モデルの例には、リスティング広告やバナー広告、アフィリエイトなどがあります。

課金モデル

課金モデルとは、特定の機能やサービスを利用するために課金を促し、収益を得るビジネスモデルのことです。Web業界の最も代表的なマネタイズが課金モデルで、広告モデルと併用されることもあります。

課金モデルの代表的な例には、以下のものがあります。

  • アプリ内課金
    拡張機能やゲームアプリ内におけるアイテム、特典獲得など、無料サービスに付加価値を付けて課金を促します。ユーザーにお金を払ってでも利用したいと思わせる仕組みづくりが重要です。
  • オンラインサロン
    SNSなどで集めた見込み顧客を有料コンテンツへ誘導し、入会金や月会費を収益源にします。
  • サブスクリプション
    コンテンツやサービスを一定期間利用するために、一定額を支払ってもらうビジネスモデルです。代表的なサービスに動画・音楽配信サービスなどがあります。

ECモデル

ECモデルとは、Webサイト上での商品・サービス売買にともなう手数料や出店料などを収益源にするビジネスモデルです。出店者が増え取引額が大きくなるほど、収益額が大きくなる点が特徴です。

ECモデル型には、以下の2つのモデルがあります。

  • ショッピングモール型
    出店者が支払う出店料や売上手数料、広告掲載料などを収益源にします。代表的なものにAmazonや楽天などの大手ECサイトが挙げられます。ショッピングモール型は高い集客力が見込めるため、手数料が高くなる傾向があります。
  • ASPネットショップ型
    ASPとは、インターネットを介したサービスやその提供業者のことです。インターネット上のお店をASPサービスとして提供し、出店者からの出店料やサービス利用料を収益源にします。ショッピングモール型よりも初期費用やランニングコストが抑えられるため、事業立ち上げ時に向いています。

仲介モデル

仲介モデルとは、目的が一致するユーザーと提供者を結びつけ、仲介料を得るビジネスモデルです。仲介モデルでは基本的に成功報酬で収益が得られるため、商品・サービスの提供側と購入側がマッチしやすい仕組みを作ることが重要です。代表的なサービスには、フリーマーケットアプリの「メルカリ」や不動産仲介サービスの「SUUMO」などがあります。

マネタイズを成功に導くポイント

ターゲットを分析・予測する

マネタイズを成功に導くには、まずターゲットが誰なのかを分析し予測しなければなりません。ターゲットを予測して、応えるべきニーズを明確に把握しましょう。

ターゲットが予測できれば、次はターゲットになるユーザーの行動を予測しアプローチのタイミングを検討します。自社のビジネス形態に応じて適切なマーケティング施策を遂行することがマネタイズの成功につながります。

収益を得るまでの導線を作る

マネタイズを成功させるためには、集客から収益を得るまでの導線を作ることが重要です。ユーザーに「お金を払ってでも利用したい」と思ってもらえるような仕組みを作り、マネタイズにつなげなければなりません。

例えば、サブスクリプションサービスでマネタイズを行う場合には、期間限定で利用できるコンテンツを用意することでユーザーの課金したくなる気持ちを駆り立てます。

PDCAサイクルを回す

マネタイズに関する施策を実施したら、PDCAサイクルを回して改善につなげることが重要です。マネタイズ施策のどの部分に問題があるのかを明確にして、改善施策を実行しましょう。

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