皆さんは、コンバージョン率という言葉をご存知ですか?コンバージョン率は、Webマーケティングの指標の1つであり、Webサイトの改善指標に活用できます。
この記事では、コンバージョン率の意味や目安、低い要因および高める方法を紹介します。
目次
コンバージョン率とは、Webマーケティングにおいてユーザーが達成した成果の割合のこと
コンバージョン率(CVR)とは、ページにアクセスしてきたユーザーのうち、コンバージョンに至った割合を指します。Webマーケティングにおいてコンバージョンは、商品の購入や申込み、資料ダウンロードなど、Webサイトにおける成果という意味で使われます。そのため、コンバージョン率はWebマーケティングの指標や達成目標としてよく用いられます。
コンバージョン率の計算方法
コンバージョン率[%] = コンバージョン数 ÷ 訪問数 × 100
コンバージョン率は以上の式を用いて計算します。例えば、訪問数が100件の内、コンバージョンに至った件数が1件だった場合には、コンバージョン率は1%となります。
コンバージョン率の目安
Webサイトにおけるコンバージョン率の目安は約2~3%だと言われています。コンバージョン率の目安は、業界や商材、そしてコンバージョンの内容によって異なります。例えば、金融業界の平均コンバージョン率は約5%と言われています。
また、コンバージョンを商品購入とした場合と商品に関する問い合わせとした場合では、後者の方がコンバージョン率は高くなります。担当サイトが業界のどこに位置しているのか、設定したコンバージョンの目安はどれくらいなのかを調査することが重要です。
コンバージョン率が低い3つの要因
市場を取り巻く環境の変化
コンバージョン率は市場環境の影響を受けます。市場環境の例としては、季節やイベント、他社の存在などが挙げられます。例えば、アイスクリームを売るECサイトであれば、冬よりも夏のコンバージョン率が高くなると予想されます。また、他社から自社よりも安い類似商品が発売されれば、コンバージョン率が低くなります。このように、市場の取り巻く環境の変化によって、コンバージョン率が低くなっている場合があります。
ユーザー目線でWebサイトが構築されていない
ユーザー目線でWebサイトが構築されていないとコンバージョン率は低くなってしまいます。具体例としては、Webサイトが見にくい場合や購入ボタンがわかりにくい位置にある場合などが挙げられます。また、商品の魅力を伝えたいあまりWebサイトが情報で溢れすぎる場合もコンバージョン率が低くなってしまう傾向にあります。
ターゲティングがあやふやになっている
ターゲティングがあやふやな場合、コンバージョン率は低くなってしまいます。例えば、広告からWebサイトにアクセスしてもらう場合に、広告のターゲットに男子高校生、Webサイトのターゲットに女子高校生を設定しているとします。この場合、広告から男子高校生がWebサイトにアクセスしても、Webサイトのデザインが女子高校生を想定したものであるため離脱しやすくなります。
コンバージョン率を高める方法
ランディングページ(LP)をわかりやすく作成する
ランディングページ(LP)とはアクセスした人にコンバージョンしてもらうことに特化したWebページを指し、わかりやすく作成すればコンバージョン率を高められます。例えば、サービスの利用者数を大きく表示すれば、一目で多くの人に利用してもらっていることを訴求できます。
コンバージョン率を向上させるランディングページの改善方法に関して紹介した記事がありますので、合わせてご覧ください。
Webサイトが与えるストレスを減らす
Webサイトが与えるストレスを減らせば、コンバージョン率の向上が見込めます。Webサイトにおける視線の導線がすっきりしていれば、最後まで読んでもらえる可能性が高くなります。また、図・文章の色が与えるストレスを減らすことも効果的です。
特に、コンバージョンボタンと呼ばれる購入ボタンや申込みボタンの色や位置は重要です。コンバージョンボタンに関して解説した記事もありますので、あわせてご覧ください。
ターゲットを見直し、再定義する
広告や商品とランディングページのターゲットを合わせることでもコンバージョン率は向上します。商品のターゲットをアンケート調査し、ターゲットの性別や年齢層にあったサイトデザインにすれば離脱防止に繋がります。
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