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逆算思考とは|概要やプロセス、メリット・デメリットを解説

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皆さんは逆算思考という言葉をご存知ですか?この思考法を身につければ、効率的に目標に近付くことができます。

今回は、逆算思考の概要やプロセス、メリット・デメリットについて解説します。

逆算思考とは、目標と達成期限を定め、そのために必要なプロセスを考えていく思考法

逆算思考とは、先に目標と期日を設定しておき、そこから逆算して達成に必要なプロセスを計画・実行する思考法のことです。逆算思考では目標達成を目指して必要なプロセスを細かく設定するため、効率的な目標達成が可能なことが特徴です。

積み上げ思考との違い

逆算思考の対となる思考法が「積み上げ思考」です。これは、今を起点としてタスクを積み上げ、最終的にできあがったものを成果とする思考法です。今できることから積み上げていくため、環境の変化などにも柔軟に対応できるというメリットがありますが、飛躍的な目標達成が難しいというデメリットもあります。

逆算思考のプロセス

1. 目標設定

まず初めに目標を設定します。このとき立てる目標は、達成が確実であるものでは成長にはつながりませんし、だからと言って達成不可能なほど大きすぎる目標でも意味がありません。現状にとらわれずに、自分や組織の理想像をじっくりと考えましょう

また、合わせて期日も決定する必要があります。期限が決まっていないとダラダラと先延ばしにしてしまい、気が付いたら月日だけが経っていたというような事態になりかねません。

2. 目標達成に必要な要素の洗い出し

目標を立てたら、その達成のために必要となる要素を洗い出しましょう。現状を把握し、目標達成までの距離やかかる時間・コスト、行うべきタスクなどをリストアップします
想定できそうなトラブルがあれば、それも合わせて洗い出しておけば、次のプロセスでスケジュールを立てる際に活用することができます。

3. スケジュール設定

最後に、洗い出した要素をスケジュールに落とし込んでいきます。優先度の低いもの、何らかの理由で実施が難しいものなどは省き、優先順位をつけて目標達成期日までのスケジュールを組みましょう。想定できるトラブルなども洗い出せていれば、それを踏まえたスケジューリングを行うことで、頻繁なリスケジュールを避けられます。

逆算思考のメリット

目標を効率よく達成できる

逆算思考では、先に目標を決めてその達成に必要となるタスクを洗い出すという方法を取るため、無駄なタスクを省き最小限の行動で効率よく目標を達成できます。毎日無計画にタスクをこなすだけでは、目標に関係ないものや優先度の低いものを実行してしまうおそれがあります。目標に関係するタスクに注力することで、最小の労力で最大限の成果が得られるのです

目標達成のためのプロセスを把握しやすい

日々行うべきタスクをしっかりとスケジュール管理するため、目標達成までのプロセスが把握しやすいというメリットもあります。手をつけるべきタスクやその順番がわかりやすく、「何をすればいいかわからない」という状況が防げます。また、自分が何のために、何を、いつまでに行うべきかを把握できるため、納得感を持って行動することができます。

逆算思考のデメリット

スケジュール設定に時間がかかる

逆算思考でスケジュールを設定する際は、できる限り多くの情報を集める必要があります。情報が少なければ、目標にたどり着くためのタスクを考えることは困難です。そのため、情報収集に多くの時間を割かれてしまうというデメリットがあります

状況に合わせてスケジュールを更新する必要がある

逆算思考では、ゴールや必要なプロセスを踏まえた上であらかじめスケジュールを設計するため、トラブルが起きた場合にはスケジュールを更新する必要があります。例えば、経済状況や社会情勢が大きく変動した、予算が削減された、計画に組み込んでいた人員が突然退職したなど、不測の事態が起こるとその都度現状に沿って軌道修正しなければならないため、手間がかかってしまいます

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