この記事は 4 分で読めます

営業リスト用テンプレート紹介|作成目的や設けるべき項目も解説

URLをコピーする

営業活動を効率良く、効果的に行うには営業リスト(アタックリスト)が欠かせません。しかし使いやすいリストを作るには、表のスタイル、入れるべき項目、視認性など考えるべきことが多く、時間のない中で一から作るのは難しいという人も多いでしょう。

そこで本記事では、無料で簡単にダウンロードでき、カスタマイズもしやすい、営業リスト用テンプレートをご紹介します。

※当記事の解説では2019年版のエクセルを使用しています。 メニューの表示箇所や表示形式が若干異なる場合がありますが、バージョンの違いによるものなので、類似のメニューがないか探してみてください。

営業リストを作る目的

営業に必要な情報を確認する

営業リストを作る第一の目的は、営業活動に必要な情報を一目で確認できるようにすることです。会社名や資本金など、それぞれの業界に適した基本的な顧客情報は必須の情報です。

営業リストには基本情報だけでなく、それ以上の情報が載っていることが望ましいです。特に、想定されるニーズ、前回の営業での反応、断られた理由など、営業活動の効率を上げるための情報が載っていると便利です。こうした情報はテンプレートに項目が用意されていないことがほとんどなので、必要に応じて項目を追加すると良いでしょう。

内容をもとにマネジメントや分析を行う

営業リストは情報の確認だけでなく、営業活動のマネジメントや分析を行うために作成されることもあります。現在の進捗状況や案件数、売上高などの情報がリストに記載されていれば、効率的かつ的確なマネジメントに寄与することができます。また、営業活動の細かい内容が記載されていれば、内容による効果の違いなどを分析することができ、今後の営業活動の向上に役立てられます。

テンプレートの中には、進捗状況などを入れれば自動的に別タブでグラフにして提示する機能が付いているものもあるので、必要に応じてリスト以外の機能にも注目してみると良いでしょう。

営業リストに設けるべき項目

営業リストに設けるべき項目は業種によって異なりますが、大枠は基本的な顧客情報と営業を効果的に行うための情報の二種類です。まずは基本的な顧客情報として設けるべき項目をいくつか紹介します。

基本的な顧客情報
  • 社名
  • 連絡先(電話、FAX、メールアドレス)
  • 担当部署
  • 担当者名
  • 住所
  • 資本金、売上
  • 社員数、拠点数
  • 企業やサービスのURL

 

次に、営業を効果的に行うための情報として設けるべき項目を紹介します。

営業を効果的に行うための情報
  • 顧客属性
  • 想定ニーズ
  • 接触回数
  • 接触日時
  • 提案への反応
  • 受注確度
  • 断り理由
  • 成約理由
  • 対話内容
  • 次のアクション
  • 反省点と改善策

 

以上に示したものはあくまで一例です。それぞれの業種、状況、規模に合わせて、認識しておくべき情報を項目に追加したり、必要ない情報を削除したりすると、使いやすい営業リストを作成することができます。

無料テンプレートを使う際の注意点

同時編集がしづらい

営業テンプレートはエクセルで作成されることが多いですが、同時編集がしづらいという点に注意しなければなりません。エクセルは共有機能を使うと複数人で一つのシートを編集することができますが、誰かが編集している間は他の人は編集できないため、咄嗟の時に使えない事態が起こる可能性があります。

この点Googleスプレッドシートは、エクセルに比べて同時編集がやりやすくなっているので、複数人で使うことが前提の場合は、スプレッドシートを利用すると良いでしょう。

カスタマイズしなければならないことが多い

無料テンプレートの場合、基本的な顧客情報を記入する項目しかないことがほとんどで、それ以上は自身の手によるカスタマイズが必要です。一応備考の欄があるにはありますが、営業の効率を上げるための情報は、特に重要度の高いものならばそれぞれ別の項目として用意したいところです。その場合、表をカスタマイズして項目を増やす手間が発生します。

項目を増やすだけならばそれほど手間はかかりませんが、グラフを新しく作ったり他のアプリやメールなどと連携したりする場合、カスタマイズの手間がかなり増えます。自社における営業リストへの要求がかなり高いのであれば、有料のサービスを検討することも一つの手かもしれません。

営業リスト用テンプレート紹介

Googleスプレッドシート

Googleアカウントさえ持っていれば使用できるGoogleスプレッドシートには、初めから営業リスト用のテンプレートが付属されています。「新しいスプレッドシートを作成」のページで「テンプレートギャラリー」のボタンを押すと、テンプレート一覧が出てきます。その中の「顧客関係管理ツール」を選択してください。

こちらの営業リストには、担当者ごとの連絡先のほかに、会社ごと、案件ごとのリスト、さらに案件の売上高を見やすくグラフ化するダッシュボードも用意されています。さらに、スプレッドシートは複数人で同時編集ができるという利点もあります。

「Google スプレッドシート」公式サイト:https://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/

Microsoft Officeテンプレート

WordやExcelを提供しているMicrosoft Officeも、営業リスト用のテンプレートを配布しており、会員登録不要でダウンロードできます。テンプレートは一種類のみですが、シンプルで汎用性が高いのでカスタマイズしやすく、使い方も載っているので簡単に使いこなすことができます。

「Microsoft Office」公式サイト:https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=13290

bizocean

bizoceanは仕事に関わるテンプレートを約3万点ほど配布しており、会員登録は必要ではあるものの、そのほとんどを無料で使用できます。顧客管理に使えるテンプレートも多く、業種ごとの顧客リストや商談リストなどが様々なバリエーションで用意されています。比較的簡素なリストですが種類が豊富なので、組み合わせることで様々な状況に対応できます。

「bizocean」公式サイト:https://www.bizocean.jp/doc/category/36/

HubSpot

Hubspotは多機能なテンプレートを配布しており、情報登録は必要ですが無料で取得できます。一つのテンプレートの中に顧客管理表以外にも、案件進捗表やToDo管理表、目標金額や担当者別の売上などを確認できるダッシュボードなど、様々な機能が付いています。

「HubSpot」公式サイト:https://offers.hubspot.jp/sfa-template

ダウンロード ダウンロード
ダウンロード

業務効率を上げる営業・マーケティングツール「MA・SFA・CRM」

無料でダウンロードするために
以下のフォーム項目にご入力くださいませ。

営業おすすめの記事

sales-list-image

2020年2月10日

営業リストの作成方法と運用方法を徹底解説 | 成功事例も紹介

2020年2月3日

テレアポが成功しやすい時間帯・時期って?業種別に解説します

2018年5月18日

「潜在顧客」と「見込み顧客」の違いは?最適なアプローチを理解しよう