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企業におけるセグメントとは|概要や活用する方法、事例を紹介

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セグメントという言葉を聞いたことはありますか?ビジネスで耳にすることがある単語ですが、聞いたことはあるけれど詳しい意味は分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回はビジネスで使われるセグメントの概要や活用する方法、事例を紹介します。

セグメントとは、市場や顧客群を特定の基準や特徴に基づいて区切った区分のこと

セグメントとは、市場や顧客群を特定の基準や特徴に基づいて区切った区分のことです。同じ市場でも購買層でニーズは異なるため、市場のすべての購買者に等しくアピールすることは困難です。セグメントに区切ってターゲットを絞ることで、購買者に対してより効果的なアプローチが行えます。

セグメンテーションとは、市場や顧客群をセグメントに区切ること

セグメントの関連用語にセグメンテーションという言葉があります。セグメンテーションとは、市場や顧客群をセグメントに区切ることを意味します。また、市場が何らかの基準によって区分けされている状態を指すこともあります。

セグメントの代表的な分類例

地理的変数

地理的変数とは国・地域・都市の規模、経済発展・進展度、人口、気候、文化・生活習慣といった要素のことです。これらで区切ることを地理的セグメンテーションと言います。

【事例】
加工食品市場では関東と関西で好まれる味付けが異なるとされていて、実際にコンビニのおでんは関東と関西で出汁の味付けが変えられています。

人口動態変数

人口動態変数とは、年齢や性別、家族構成や職業といった要素のことです。これらで区切ることをデモグラフィック・セグメンテーションと言います。

【事例】
パナソニックはざっくりとサラリーマン全体にターゲットを絞るのではなく、「営業で外回りをするサラリーマン」というセグメントを作りました。そして彼らをターゲットにして小さく薄型で丈夫、軽くて持ち運びしやすいノートパソコンを売り出し、ヒットを記録しました。

心理的変数

心理的変数とは、ライフスタイルやパーソナリティ、ユーザーの価値観などに関わる変数です。これらで区切ることを心理的セグメンテーションと言います。近年は消費者のニーズが多様化しているため、この変数の重要度が高まっています。

【事例】
ユニクロは細分化してきたセグメントを人口動態変数で区切るのではなく、あえて大きく心理的変数で区切ることで新たなセグメントを生み出しました。流行に敏感な層を見るのではなく、着こなしやすい服を選ぶ保守的な層を顧客像として見出しました。

行動変数

行動変数とは製品の利用率や利用タイミングといった行動の型を要素とします。これらで区切ることを行動的セグメンテーションと言います。

【事例】
JINSはブルーライトカット用メガネによって、視力が悪くない人々も顧客として取り込むことに成功しました。メガネは必要ないものの、ブルーライトをカットしたいニーズに応え、新たなセグメントを確立しました。

STP分析を用いてセグメントをマーケティングに活用する

STP分析によって企業は市場の構造を理解し、最も適切な顧客層に効果的にアプローチする戦略を策定することができます。セグメンテーションはこのSTP分析の要素の一つです。以下がその手順になります。

  1. 目的を決める
    初めにSTP分析を行う目的を設定します。
  2. セグメンテーション(Segmentation)
    効果的なマーケティング戦略を立てるために市場を区分します。
  3. ターゲティング(Targeting)
    どのセグメントをターゲットにするか選択します。
  4. ポジショニング(Positioning)
    市場における自社の立ち位置を決めます。

STP分析を紹介している記事もありますので、こちらもあわせてご覧ください。

合わせて読みたい記事
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セグメンテーションを行う際は「4つのRの原則」を意識する

4つのRとはセグメンテーションを行う際に重要な以下の4つの要素を指します。これを意識することで、自社商品のターゲットとして最適な顧客層を選択できます。

Rank(優先順位)

分類したセグメントの特徴を自社商品や経営戦略から判断し、セグメントに順位をつけます。具体的には、セグメントのニーズやアプローチにかかるコスト、競合他社がそのセグメントにどれだけアプローチしているか、などから判断しましょう。

Realstic(規模の有効性)

分類したセグメントで、十分な売り上げや利益を確保できる規模があるかどうかを検討します。自社の強みを活かすことができるのに加えて、競合他社がアプローチしていないセグメントがあったとしても、市場規模が小さい場合大きな利益は見込めません。

Reach(到達可能性)

セグメントのユーザーに対してプロモーションが可能かどうかを検討します。例えば、海外在住で区切ったセグメントを対象にする場合、輸送費や言語・環境の違いから生まれるコストに注意しなければなりません。

Response(測定可能性)

実際に商品やサービスを提供したあと、顧客の反応の測定が可能かどうかを検討します。顧客の反応を見ることで、改善点をもとに新たな戦略を考えることができます。

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