社内研修や会議を実施する際や、プロジェクトを立ち上げる際、あるいは商談を行う際にアイスブレイクを導入していますか?アイスブレイクには緊張をほぐし、それぞれのパフォーマンスを発揮させる効果があります。
今回はアイスブレイクで何をすれば良いか困らないよう、社内で使えるネタと商談で使えるネタを合計で20個紹介します。
目次
アイスブレイクのメリット
チームの一体感を高めて各メンバーの生産性を向上させることができる
社内研修やプロジェクトの立ち上げのような、メンバーが初めて会するときにアイスブレイクを行うと打ち解けやすい雰囲気が生まれます。特に、ゲームのようなアイスブレイクを行うと自然に会話が生まれ、畏まった自己紹介が苦手な人も積極的に会話できる環境を作ることが可能です。
同様に、会議を始める際にすぐさま本題に入るのではなく、アイスブレイクを行うことで会議慣れしていない若手社員も発言しやすい状態を作れます。そのため、アイスブレイクによってチームとしての一体感を高めるとともに、各メンバーのパフォーマンスを引き出して生産性を大幅に向上させることが可能です。
アイスブレイクにはネタごとに目的が異なるため、複数のネタを用意しておくことが重要です。ただし、アイスブレイクを行うときは、話したくない内容がある場合や体を動かすことが苦手な場合があるため、個人のプライバシーに十分注意して相手への配慮を忘れないよう心掛けましょう。
顧客との信頼関係を構築して商談を有利に進められる可能性が高まる
アイスブレイクには、商談において顧客との信頼関係を深められるという効果もあります。顧客はできるだけ信頼できる担当者に商品を発注したいと考えます。アイスブレイクを行わぬまま商談を始めれば、顧客は緊張・警戒し、値段交渉といった踏み込んだ会話まで辿り着けません。
まずは何気ない会話から顧客と打ち解けることを目指し、信頼関係を構築して商談を進めるようアイスブレイクのネタを確保しておきましょう。
社内研修・会議やプロジェクト発足のときに使えるアイスブレイクネタ
しりとり自己紹介
しりとり自己紹介とは、前に自己紹介した人の名前の最後の文字から自己紹介を行うゲームです。例えば前の人が「やまだたろう」さんであった場合、「う」から始まる文章で自己紹介を始めます。淡々と畏まった自己紹介を行うよりも盛り上がるため、自己紹介をする人の緊張もほぐれる効果が得られます。
積み木自己紹介
積み木自己紹介とは、前の人が喋った自己紹介の内容を重ねて自分の自己紹介をするゲームです。例えば1人目がゴルフ好きの山田さんだった場合、次の人は「ゴルフ好きの山田さんの隣にいる佐藤です」といった自己紹介を行います。この場合、3人目は1人目の山田さんと2人目の佐藤さんどちらの情報も重ねて自己紹介せねばなりません。
普通の自己紹介では自分の番が来る状況に焦って、他の人のことを覚える方に意識が向かない場合があります。一方で積み木自己紹介では、前の人の内容を覚える必要があるとともに、複数回紹介されるため記憶に残りやすい点が特徴です。
2つの真実と1つの嘘
自己紹介者が他の人に知られていないことを2つと、それっぽい嘘の作り話を1つ混ぜて3つ紹介します。他の人は3つのうち嘘だと思うものに投票して結果発表を行います。ゲーム性があり、なおかつメンバーの意外な面を知ることができるため、盛り上がりが期待できます。
人間ビンゴ
人間ビンゴは、参加者がビンゴカードの各番号に自身の紹介文を1つずつ記入し、他の人との共通点を探すゲームです。自己紹介文と他の人の共通する紹介文があれば、その番号にチェックを入れます。時間制限や人数制限を決めて、ビンゴができていた人の勝利です。
単に共通点探しをするのも手ですが、自分から相手に話しかけにいくきっかけが生まれるため、さらなるコミュニケーションの活性化を期待できます。
ハイ&ロー
ハイ&ローとは、相手の何かしらの数字を当てるゲームです。例えばアルバイトの経験回数を当てる場合、他の人は最初に「3」などと言い、それよりも大きい数字であれば「ハイ」を、小さい数字であれば「ロー」とヒントを与え正解を探します。
ただし、数字を使えば具体的な話に踏み込むことになるため、例えば年齢など相手に知られたくない可能性がある話題に関しては注意が必要です。
子供時代の写真クイズ
あらかじめ社員から子供時代の写真を集め、それをランダムに提示し、その人が誰かを当てます。子供時代と現在のギャップを見たり、当時の話を聞いたり話題に困ることがないため、自己紹介には打ってつけです。子供時代という括りで写真を集めると小学校や中学校など人によってまばらになる可能性が高いため、いつ頃の写真かを指定すると良いでしょう。
社員クイズ大会
社員から事前にプライベートのネタや過去に会社で起こったおもしろエピソードなどを募集し、それに関するクイズを行います。○×クイズや誰のエピソードかを当てるクイズ形式にすることで、エピソードの面白さと相まった盛り上がりが期待できます。
基本的な情報で自己紹介を行うよりもおもしろエピソードを伝えることで、さらに印象に残りやすく自己紹介としての機能も高まります。
マシュマロチャレンジ
マシュマロチャレンジとは、マシュマロと乾燥パスタを利用してチームでできるだけ高いタワーを作るゲームです。タワーを立てて崩れて立て直すという、PDCAサイクルを回す経験を自然に積むことができます。手を動かしながら実践できるゲームでもあるため、自然と会話するきっかけが生まれチームとしての仲も深まります。
遊び方としては、マスキングテープやひも、はさみを使ってパスタでタワーを作り、最後の頂上にマシュマロを刺します。そのときの高さを計上して最も高いタワーを築いたチームの優勝です。
ペーパータワー
ペーパータワーとは、A4サイズの紙を複数枚用意して、それを用いて高いタワーを作るゲームで、マシュマロチャレンジよりも手軽に実施できます。紙を折ったり切ったりして、できるだけ高いタワーを立てます。ここで、テープや糊を使って紙を固定したりすることはできません。紙だけを用いて高いタワーを作りましょう。
バースデーチェーン
バースデーチェーンとは、チームで制限時間内に誕生日が早い人から順番に並ぶことを競うゲームです。会話や筆談ではなく、ジェスチャーを通じて自身の誕生日を伝えます。会話して言葉でコミュニケーションを図る大切さを伝えることができます。
ジェスチャーゲーム
代表者が与えられたお題に対してジェスチャーを披露し、他の人にそのお題を当ててもらうゲームです。体を動かしながらコミュニケーションできるとともに、相手に伝えようとする力、相手を理解しようとする力を養うことができます。
十人十色ゲーム
十人十色ゲームとは、チーム内で代表者1人を選んで3択の質問を与えて、その人の回答をチーム内の他の人が予想するゲームです。例えば、好きなラーメンは醤油・味噌・塩のうちどれか、という質問を投げます。チーム間で最も正解数が多かったチームが優勝です。
ワードウルフ
ワードウルフとは、言葉を用いた人狼ゲームで、ランダムに人狼が1人選ばれます。それぞれの参加者に単語(ワード)が与えられ、人狼以外(市民)は全員同じ単語が、人狼には他の人と異なる似た単語が振り分けられます。例えば、人狼は「ゼリー」、市民は「プリン」といった単語です。
通常の人狼と大きく異なる点は、自分自身が人狼であるか、あるいは市民であるかがわからない状態でゲームが始まります。そのため、自分の与えられた単語をそのまま話すのではなく、上記の例であれば「やわらかい食べ物だよね」といった、やんわりした会話から徐々に理解を深めていきます。
市民側は人狼に本当の単語が何であるかを悟らせず、さらに人狼を特定できれば勝利です。人狼は市民側に自身が人狼であることがバレないか、あるいは他の人の単語を特定できれば勝利です。
家にあるものしりとり
家にあるものだけでしりとりを行うゲームは、リモートだからこそ実施できます。参加者の趣味や嗜好を垣間見ることができ、新たな発見や共通点があれば盛り上がること間違いありません。
リモ謎
「リモ謎」とは、株式会社IKUSAが提供する、リモートで行う脱出ゲームです。チーム全員で協力し、コミュニケーションをとりながら解決策を考える力を養うことができます。オンラインというコミュニケーションのとりにくい環境だからこそ、どのように伝えれば相手が理解できるか、端的に要点を伝えられるかを意識することが可能です。
(リモ謎HP:https://ikusa.jp/service/remote-work-mystery)
商談のときに使えるアイスブレイクネタ
オフィス周辺の情報
顧客先に伺った際、オフィス周辺の情報を聞くと話題が広がり効果的にアイスブレイクを行えます。おすすめの飲食店などを聞くと、相手の嗜好などを知ることができるとともに、後ほど訪問してその感想を次回の商談時に伝えれば、相手からの好感度も上がり会話が盛り上がります。
事前にリサーチしておき、「この店評判良いのですが、行かれたことありますか?」といったような会話を持ち出すことも効果的です。
休日の過ごし方や趣味
休日の過ごし方や趣味もフランクに話せる内容で、アイスブレイクに適したネタです。共通点や興味のある点などが見つかれば、それを深掘りして会話を盛り上げることができます。ただし、プライベートの話に踏み込みすぎると相手から嫌がられる場合があるため、相手の反応を見つつ深掘りすることを心掛けましょう。
業界の状況
顧客の業界に関する情報をあらかじめインプットしておき、それについて会話することもアイスブレイクに効果的です。顧客のことを知ろうとする姿勢を伝えられるだけでなく、顧客の抱えるニーズをそれとなく聞き出せる可能性もあります。ただし、内容として堅い話になってしまうため、他の気軽に話せる話題の後に話す方がお互いリラックスして会話できるでしょう。
お気に入りの場所
オフィス周辺や飲食店など関係なく、お気に入りの場所について話し合うこともお互いを知るために有効なアイスブレイクと言えます。お気に入りの場所から相手の趣味や嗜好を聞き出すきっかけが生まれることもあり、話題を広げやすいネタです。
天気や時事ネタ
定番ですが天気や時事ネタも初対面の人と話すときに間を繋げる役割を果たします。ただし、この内容では話題を広げることが難しいため、他の話題と組み合わせましょう。
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