分かりやすいロードマップを作成したいけれども、どこから手を付けたらよいか分からないという方も多いかと思います。
今回はロードマップのテンプレートの紹介とともに、記すべき内容や作成の手順も解説します。
目次
ロードマップとは、目標達成までのプロセスを時系列に並べ、整理したもの
ロードマップとは、目標達成までに必要なプロセスを時系列に並べ、整理したものを指します。製品の開発からリリースに至るまでのものや、企業の成長や店舗数拡大に関するものなど、ロードマップで記す内容は多岐にわたります。ロードマップの作成は、ゴールまでの道筋を理解することができるため、期間内での目標達成や認識の共有を目的として取り組まれます。
また、社内向けにだけではなく、取引先に対してのプレゼン資料など様々な場面で用いられることもある重要な資料の1つです。
ロードマップについては以下の記事もご参照ください。
ロードマップに記すべき内容
- 目標
ロードマップを作成して達成すべき目標を指します。具体的には、製品の完成や売り上げの達成などが挙げられます。 - 期限
対象とするプロジェクトについて、いつまでに目標達成を目指すのかを記します。期限を意識することで、具体的なスケジュールを作成できます。 - 中間目標
最終的な目標に対して、段階的に踏むべき目標を指します。中間目標は作業量のコントロールやスピード感の意識付けのために重要です。 - 課題
目標達成において障壁となると考えられる課題を指します。ロードマップに記しておくことで、想定される課題を意識しながら取り組めます。 - 行動
目標達成において必要な作業やプロセスを記します。ロードマップを見て必要な作業が分かるようにしましょう。
ロードマップ作成の手順
1. 目標設定
まずは、ロードマップ作成における最終的な目標を設定します。ここでの目標は明確であることが重要で、期限や売り上げなどについて具体的な数値を盛り込みましょう。
また、目標に対して必要なプロセスを把握し整理しておくことで、すべき業務が明確になり達成までの計画が立てやすくなります。例えば製品開発のロードマップを作成する場合には、最終的な目標が「製品の完成」や「完成した製品の販売数」になり、その過程ではコンセプト設定や開発の計画が必要なプロセスとして挙げられるでしょう。
2. 現状把握
続いて、対象となるプロジェクトに関連する現状を客観的に把握しましょう。現状を把握することで、設定した目標からおおよそ予想される必要な人員や予算などに対して、実行可能であるかどうかを検討できます。また、現在までに取り組んだことのあるプロジェクトの結果も把握しておけば、販売計画や売り上げ予測もより具体的なものになるでしょう。
3. 課題抽出
目標達成に際して想定される課題を抽出します。現状の把握を通じて、人員不足やコスト増大など、様々な課題が想定できます。このような課題は事前に抽出して解決策を考案し、ロードマップの修正に役立てましょう。例えば人員の不足が予想される場合には、採用強化や人員配置の見直しなどの解決策が例として挙げられます。
4. 計画作成
最後に、主要なプロセスを時系列につなげて、計画の全貌が理解できるようなロードマップを作成します。この段階でテンプレ―トを活用し、視覚的に分かりやすいロードマップを作成するとよいでしょう。
また、ロードマップはあくまで計画の全体像を共有するためのものであり、複雑になりすぎないようにあまり細かい内容まで盛り込まないことも重要です。
おすすめのロードマップのテンプレートサイト
Microsoftのパワーポイント
Microsoftのパワーポイントでは、ロードマップのテンプレートが提供されています。パワーポイントで作成することで、手軽に視認性の高いロードマップを作成できます。豊富な種類があり、より適切なテンプレートを選ぶことができます。
- Microsoft公式サイト：https://create.microsoft.com/ja-jp/templates/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3
ラクプレ
ラクプレは、パワーポイント形式でテンプレートを提供しています。こちらでは実例や使用の際のポイントとともに紹介されており、作りたいロードマップに合わせてテンプレートを選択できます。
- ラクプレ公式サイト：https://raku-pre.com/
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