この記事は 2 分で読めます

リッチコンテンツとは?意味や種類、活用のメリット、注意点を解説

URLをコピーする

近年「リッチコンテンツ」が注目されています。これは動画・音声などの動的要素を含む容量の大きいコンテンツのことで、その活用は近年増加傾向にあります。
今回は、リッチコンテンツの意味や代表的な例、活用のメリット、注意点を解説します。

リッチコンテンツとは、動画や音声などの動的要素を含んだ容量の大きいコンテンツのこと

リッチコンテンツとは動画・音声などの動的要素を含んだ大容量のコンテンツのことを指す、英単語のリッチ(豊富)とコンテンツ(情報・内容)を組み合わせたマーケティング用語です。近年、リッチコンテンツはユーザー体験や訴求力の向上に効果的なことから、Webマーケティングにおいて積極的に利用されています。

リッチコンテンツが活用されている背景

リッチコンテンツは動画や音声を活用するため、データ通信量が増大します。かつてのインターネット回線では容量の大きいデータの通信には時間がかかっていましたが、現在は大容量かつ高速通信可能なインターネットの普及により、リッチコンテンツの利用が拡大しています。

また、スマートフォンやタブレットの普及によりインターネットへのアクセスが手軽になり、簡単に動画・音声が再生できるようになった点もリッチコンテンツが活用されている理由の一つです。さらに、YouTubeやTikTokなどの動画共有サイトの成長もリッチコンテンツの人気を高めています。今後、新たな技術やサービスの登場により、リッチコンテンツはさらなる進化が見込まれます。

代表的なリッチコンテンツの例

動画

動画コンテンツは動画による情報提供を行うリッチコンテンツで、代表的なものにはYouTubeやTikTokが挙げられます。映像、音声、テキストを組み合わせることによって多彩な表現が可能であり、情報を効果的に伝えられます。

漫画

漫画コンテンツは漫画を取り入れたリッチコンテンツを指します。漫画を使いストーリーが展開されるため、テキストよりもストーリー性のあるコンテンツ提供が可能です。登場人物を通じて商品・サービスを仮想体験できるため、広告の効果を高められます。

画像としてサイトに掲載されるため動画に比べて必要通信量が低く、通信環境や通信容量の制約で動画再生が制限されている場合でも広告が表示されやすいというメリットもあります。

音声

音声コンテンツは音声を通じて情報を提供するコンテンツ全般を指し、代表的なものにPodcastやインターネットラジオがあります。音声コンテンツは他の作業をしながらでも聞けるため、忙しい人やテキストを読む習慣のない人にも情報を提供できる点が特徴です。

リッチコンテンツを活用するメリット

ユーザーの興味・関心を引ける

動画や音声などのリッチコンテンツは、テキストや静止画像よりも幅広い表現が可能であり多彩な情報を提供できるため、ユーザーの興味・関心を引けるというメリットがあります。

特に近年は動画広告の市場が急速に拡大しており、情報収集を目的としてスマートフォンで気軽に視聴できる動画に魅力を感じるユーザーが増加しています。そのため、リッチコンテンツの活用が求められています。

商品・サービスについて詳細に説明できる

動画を中心としたリッチコンテンツは視覚だけでなく聴覚にも訴えかけることができるため、商品やサービスについて詳細に説明できるというメリットが得られます。

文字情報だけでなく動きや音声などでの説明が可能なため、複雑なサービス・製品の使い方をユーザーにとって分かりやすく紹介できます。特にハウツー系のコンテンツや方法の解説には、動画が効果的です。

Webサイトの滞在時間がのびる

リッチコンテンツは、テキストだけのコンテンツよりもユーザーの興味や関心を引き付けやすいという特徴があります。そのため、Webサイト内で効果的に使用することで、ユーザーの体験が向上し滞在時間がのびるというメリットが得られます。動画はチュートリアルや製品紹介など多岐に渡る目的で活用され、視覚的な魅力と効果的な情報伝達を両立できます。

また、視聴者が広告動画に対して直接的なアクションを起こせる「インタラクティブ動画」の活用も効果的です。
インタラクティブ動画の詳細は、以下の記事をご参照ください。

合わせて読みたい記事
インタラクティブ動画とは|メリットや作成の流れ、事例を紹介「インタラクティブ動画」をご存知ですか?これは、視聴者が動画に直接参加できる新しい形式の動画で、近年注目されています。 今回は、インタ...

企業ブランディングにつなげられる

リッチコンテンツを活用することで、企業の理念や製品・サービスの魅力を短時間で伝えられるため、企業ブランディングにつなげられるというメリットが得られます。

さらに、コンテンツ内に企業のキャラクターやブランドロゴを挿入すれば、企業イメージの効果的な定着につなげられます。

リッチコンテンツを活用する際の注意点

制作コストが高額になる

動画や音声を活用するリッチコンテンツは、テキスト中心の一般的なコンテンツよりも制作コストや手間、時間がかかる点を考慮しておかなければなりません。そのため、リッチコンテンツの作成を検討する際には、作成目的や得られる利益を明確に設定しておくことが重要です。

容量が大きすぎると動作が遅くなり、途中離脱につながる

現在インターネットの通信回線は高速化しており、動画コンテンツがユーザー体験を妨げることは滅多に起こりません。しかし、リッチコンテンツの容量が大きすぎたり、ユーザーの通信環境が整っていなかったりする場合には、Webサイトの動作が遅くなり途中離脱につながるおそれがあります。そのため、ファイル容量を最低限に抑えつつ、クオリティを損なわないコンテンツ作成が重要です。

不快感を与えるおそれがある

リッチコンテンツはデザインや内容、音声、音量など、構成するものによってはユーザーに不快感を与えるおそれがあります。リッチコンテンツを作成する際には、ユーザーの視点に立って良質なコンテンツかどうかを意識することが重要です。

ダウンロード ダウンロード
ダウンロード

これからはじめるBtoBマーケティング施策入門書

無料でダウンロードするために
以下のフォーム項目にご入力くださいませ。

マーケティングおすすめの記事

2020年7月22日

【マーケティングに必須】市場分析とは?フレームワークも併せて紹介

2020年4月28日

製品戦略(プロダクト戦略)とは?具体的なフレームワークも紹介

2018年8月1日

無料のマーケティングオートメーション(MA)ツール4選!簡単に使いこなそう