データベースマーケティング

データドリブンマーケティングを実践!重要事項と便利ツールを紹介

「これからの時代はデータドリブンマーケティングが鍵」と聞いて早速自社でも取り入れようとする企業もあるのではないでしょうか。しかし、データドリブンマーケティングを始めるには、効率よくデータを扱うための準備が必要です。

今回は、データドリブンマーケティングを行う上で求められる知識と、効率化に役立つツールを紹介します。

データドリブンマーケティングとは「データに基づくマーケティング手法」である

データドリブンマーケティングとは、売上データや顧客データなどのデータを根拠としたマーケティング施策を行う手法です。データをうまく活用することで、自社顧客のニーズに適した施策の実行が可能となります。

データドリブンマーケティングの基盤である考え方「データドリブン」については、こちらで詳しく紹介していますので参考にしてください。

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データドリブンとマーケティングを結びつけるために重要な知識

データドリブンマーケティングを行うには、ビジネス知識マーケティング知識を有することが大前提です。また、データとマーケティングを結びつけるために、データを取り扱うための以下の知識も必要です。

  • 目的に合ったデータを収集するためのデータ分析手法に関する知識
  • 数学的にデータを解析するための統計学に関する知識
  • データベースを運用するためのデータ処理に関する知識

さらに、「提案した施策がデータに基づいたものであること」を説明する際に、論理的で説得力のあるものにするためにロジカルシンキングを身に付けていることも重要です。

マーケティング施策を「適切に立てる・改善できる」組織体制が必要

目標に準じたKPIの策定

データドリブンマーケティングでは大量のデータを取り扱います。そして、その量の多さから当初立てた目標に関係のない課題を見つけてしまい、本来打つべき施策を見失う危険性があります。

適切なマーケティング施策を立てるためにも目標に準ずるKPIを策定しておき、共通の指標を示して意思疎通を図りましょう

PDCAサイクルを回せる体制

データドリブンマーケティングでは、データに基づいたプランの策定・実施、そして結果を評価して適時修正を施す「PDCAサイクル」を回す必要があります。

多くの案件が飛び交う場では、改善に手が回らないこともあります。そこで、滞りなくサイクルを回し続けるには、データドリブンマーケティング専任担当者を立てることが有効です。

データドリブンマーケティングの実践フロー

データドリブンマーケティングを行うにあたっての、大まかな4つのフローを解説します。

  1. データの収集
    まず、マーケティング施策を立てる際の基盤となるデータを集めます。顧客の購買履歴やWebサイトのアクセス数、およびリピート率などの顧客の行動パターンとニーズを把握するためのデータを収集しましょう
    また、収集したデータを管理するシステムが必要となるため、顧客管理システムなどの導入が効果的です。そのほか、複数のシステムから散在したデータを整然データとして集め、一元管理を可能にするDWH(データウェアハウス)も有効です。
  2. データの可視化
    次のステップは、数値で得られたデータを図表などで示す「可視化」です。可視化をすることで、データの特徴を容易に捉えられるほか、データの共有を効率よく行うことができます 
  3. データの分析・アクションプランの策定
    可視化したデータから、ファクトを読み取って抱える課題と原因を把握します。その後、課題を解決するためのアクションプランを策定します。
  4. アクションプランの実行
    最後にアクションプランを実行します。結果が出るたびに効果測定を行い、適宜改善を施しましょう

データドリブンマーケティングで役立つツール

データドリブンマーケティングを行う際には、大量のデータを収集・可視化・分析する機能を持つツールが非常に役に立ちます。ここでは、それらの業務を効率化する6つのツールを紹介します。

Web解析ツール

Web解析ツールとは、Webページに埋め込まれたタグをもとに、自社サイトでのユーザーの行動やアクセス状況を可視化・分析するツールです。
訪問者数のほか、セッション数やインプレッション数およびクリック率などを定量的に集計して可視化することができます。SEO対策など、Webサイト改善に関する施策の立案に有効活用できます

データマネジメントプラットフォーム(DMP)

DMPとは、自社データと外部のパブリックデータを収集・蓄積、分析するほか、各データの紐付けを行うプラットフォームです。
また、消費者動向に関するデータの収集や、DMP利用ユーザー間でオーディエンスデータの共有が可能であり、消費者のニーズを把握することで新規顧客の獲得にも効果を発揮します。そのほか、広告の配信機能も有し、インターネットを活用した集客にも利用できます。

マーケティングオートメーション(MA)

MAはマーケティングの作業やプロセスを合理化・自動化するツールです。このツールは各業務を効率化するものであり、アクションプラン実行時に役立ちます。
フォームの作成機能やメールの配信機能、リードのスコアリング機能などを持ち、リードを獲得・育成・抽出する際に利用できます。また、営業面談をいかにして行うべきか判断する際に、Webサイトへのアクセス状況や顧客データに基づいたサポートもしてくれます。

セールスフォースオートメーション(SFA)

SFAとは、営業プロセスやナレッジを管理・可視化して、営業部門全体で共有するためのツールです。
営業パーソンごとのコール数や成約率、ならびに商品別の売れ行きなどのデータを可視化することができます。また、案件ごとの進捗状況を管理する機能のほか、予算と実績を比較して目標達成率を出す機能も持ち、改善案の策定などを手助けしてくれます

カスタマーリレーションシップマネージメント(CRM)

CRMとは、顧客の基本情報や購買履歴など、顧客に関するデータを管理して可視化するツールで、営業の効率化を図れます
また、顧客の購買目的や志向を定量的に分析することが可能で、ニーズを的確に把握することもできます。そのほか、顧客からのクレームや問い合わせへの対応をサポートする機能も持ち、その原因の短期究明にも有効です。

セルフサービスBI

セルフサービスBIとは、消費者自身がニーズに合わせたデータの抽出・分析、およびレポートの作成を行うことができるツールです。
データの高速集計機能を持つほか、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)であることが特徴で、データの収集や可視化および分析に役立ちます
また、専門的な知識が必要な従来のBIツールと違い、知識の無いエンドユーザーでも利用できるものになっています。そのほか、営業分野に特化したSFAやCRMと異なり、業務領域を限定せずにデータを取り扱えるメリットもあります。

まとめ

いかがでしたか?

データドリブンマーケティングを実践するためには、知識と組織体制が必要となります。また、大量のデータを取り扱うので、いかに効率よく集めて分析するかがコスト削減と利益向上の鍵となります。そのためにも、数あるツールから自社に適したものを見つけて最大限に利用しましょう。

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