この記事は 3 分で読めます

ロジカルシンキング・論理的思考の習得|フレームワークや練習法を紹介

URLをコピーする

思考法のひとつとして、「ロジカルシンキング(論理的思考)」という言葉を聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。
ビジネスや就職活動などにおいて役立つ考え方で、社会人として身につけておいて損のないスキルです。

今回は、ロジカルシンキングを習得するために役立つフレームワークや練習法を紹介します。

ロジカルシンキング(論理的思考)とは、物事を体系立てて整理する思考法のこと

ロジカルシンキング(論理的思考)とは、ある物事を考える際に、様々な要素を体系立てて整理する思考法のことです。

ロジカルシンキングは、社会人であれば身につけておきたいスキルのひとつ

ロジカルシンキングを行うことによって、自分の頭の中にある考えを整理することができます。頭の中が整理できれば、それだけ考えを相手に伝えやすくなります。つまり、ロジカルシンキングは営業力・プレゼン力のアップに繋がります

また、物事の要素を体系立てて整理することで、問題の原因を特定することに役立ちます。問題を解決する力を高めるためにも、ロジカルシンキングを身につけることは大事です。

ロジカルシンキングにおける注意点

ロジカルシンキングも万能ではありません。物事の要素を整理する思考法ですから、前提となる物事の捉え方が間違っていれば、問題の答えも変わってきます。前提となる事実やデータに誤りがないか、ということは常に意識しなければなりません。

また、論理の筋道はひとつではなく、正解もひとつとは限りません。自分の考え方以外にも、様々な視点があることを理解しておけば、自分の考え方の幅を広げることにも繋がります

ロジカルシンキングのためのフレームワーク

要素を体系的に整理し、筋道立てて考えるために役立つフレームワークを紹介します。

帰納法・演繹法

帰納法は、複数の事実に共通する傾向をまとめて、一般論を導き出す考え方です。できるだけ多くの事実に基づいて考えることで、より正確な一般論を導くことが可能です。

演繹法は帰納法とは逆の道筋をたどる考え方で、既に存在する一般論やルールを、それぞれの事実に当てはめて考察するものです。演繹法のひとつとして、有名な三段論法があります。

MECE

MECEとは、物事の要素を「漏れなく・重複なく」捉えるためのフレームワークです。

  • Mutually(互いに)
  • Exclusive(重複せず)
  • Collectively(全体に)
  • Exhaustive(漏れがない)

この4つの単語の頭文字を取ってMECEと名付けられました。考慮に「漏れ」「重複」がないか、という視点で要素を洗い出していきます。

ロジックツリー

ロジックツリーとは、課題やテーマをツリー構造に整理し、問題点を発見するためのフレームワークです。ロジックツリーを作ることで、問題の全体像を把握し、深掘りすることが可能です。

ロジックツリーの作り方については、次の記事も参考にしてみてください。

合わせて読みたい記事
使えるロジックツリーの作り方とは?守るべき4つのルールを解説問題の分析や施策立案に使われる汎用ツールに「ロジックツリー」というものがあります。議論やアイデアの構造を体系的にまとめることができるので...

ピラミッド構造

ピラミッド構造とは、結論とその根拠をピラミッドの形に整理するものです。

ピラミッド構造には、結論を決めたうえでその根拠を下に並べていくトップダウンアプローチと、個々の事実を整理して考えを積み重ねていくボトムアップアプローチの2種類があります。

ゼロベース思考

ゼロベース思考とは、先入観にとらわれずに白紙の状態から物事を考えることを指します。自分の中にある先入観や、無意識に前提としていたものを取り払うことで、柔軟な発想が可能になります。

先入観などを払拭することは簡単ではありませんが、これまでの習慣を疑ってみる姿勢が大事です。

ロジカルシンキングの練習法

日常的にロジカルシンキングを行う

最も簡単にできる練習は、日常的にロジカルシンキングを行うことです。
日頃、無意識に行っていた「考える」ということを意識して行うと、初めはかえって時間がかかるかもしれません。しかし、繰り返しロジカルシンキングを行うことによって、スムーズに頭の中を整理できるようになります

結論を意識して話す

結論を意識して話すことは、結論に至るまでの根拠や過程を整理しながら話すことに繋がります。結論を会話の始めに伝え、その後に論理を展開する話し方も、ピラミッド構造におけるトップダウンアプローチの練習になります。

仮説を立てて考える

まず仮説を立てて、それに沿った根拠を集めて論理の道筋を立てることもロジカルシンキングの練習になります。仮説を立てて検証し、うまくいかなければ新たに仮説を立てる、という手順を繰り返すことで、論理的な思考が可能です。
また、仮説を立てることには、思い付きでの行動を防ぐ効果もあります。

セルフディベートを行う

セルフディベートとは、ある意見とそれに対する反対意見を考え、自分の中で議論させるものです。自分の意見を批判的に見て、さらに反論を考える過程を経ることによって、より深い思考が可能です。
また、相手を納得させる主張をする練習にもなります。

 

まとめ

いかがでしたか?

ロジカルシンキングは、問題を解決するだけでなく、自分の思考をわかりやすく伝えるためにも役立つ思考法です。

社会人として成功するためにもぜひ身につけておきたいスキルですね。

ダウンロード ダウンロード
ダウンロード

持ち運べる!BtoBマーケティング用語単語帳

無料でダウンロードするために
以下のフォーム項目にご入力くださいませ。

ビジネススキル・知識おすすめの記事

2023年9月4日

【厳選】請求書電子化サービス6選|メリットや確認すべきポイントも解説

2020年9月17日

【新人必見!】効率のよい仕事の進め方とは?手順に沿って紹介します

2020年3月24日

ビジネスにおける定量分析とは?定性分析との違いも解説