経理代行とは？メリット・デメリットとおすすめのサービスを紹介

経理代行を利用するメリット・デメリットが分からず悩んでいる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか？

今回は、経理代行を利用する際のメリット・デメリットやおすすめのサービスを紹介します。

経理代行とは、経理の業務を外部へ依頼・委託すること

経理代行とは、経理担当が行う日々の事務処理を、外部の業者や税理士に依頼・委託することです。経理代行に依頼できる業務には以下のようなものがあります。

• 日常業務：日々行う必要がある基本の経理事務
  領収書や伝票などの整理、仕訳処理や日々の取引の記帳、入出金の管理など
• 月次業務：月単位で行う経理事務
  入金・支払処理、売掛金・買掛け金の管理、売上の請求、帳簿の月締め処理・試算表の作成、給与計算など
• 年次業務：年単位、1年に1回行う経理事務
  決算書作成、税務申告書の作成、年末調整業務、給与支払報告書の作成など

経理代行に依頼できない業務

経理代行はあくまで経理に関わる事務処理を代行するので、財務に関わる事務処理は行うことができません。経理代行が依頼できない業務には以下のようなものがあります。

• 資金調達業務：融資の申し込みや銀行との交渉など
• 予算管理業務：予算策定や修正など
• 資金運用業務：M&Aなどの投資資金の調達など

経理代行を利用するメリット・デメリット

メリット

経理代行を利用するメリットには、以下のようなものがあります。

・人件費やコストの削減が行える
経理担当を自社で雇用すると、給料の他、育成のための研修費なども含め年間で数百万円の人件費がかかります。一方、経理代行に依頼する場合、業務内容により異なりますが、年間数十万円のコストで依頼することも可能です。また、経理担当者の退職による人員不足など、人材面の問題も解決することができます。

・正確な経理が行える
経理に精通した人に依頼することで、記入ミスや計算ミスなどの間違いが少なくなり、仕訳帳など経理を基に作成された書類の数字が正確になります。そのため、正しい財務状況の把握につながり、経営判断をスピーディーに行うことができます。

・本業に専念できる
経営者が経理を担当している場合や、一般社員が経理業務を兼任している場合など、経理業務に時間を割くことなく本業に専念できます。

デメリット

経理代行を利用するデメリットには、以下のようなものがあります。

・情報漏洩のリスクがある
経理代行を行う際は、会社の売上や利益、日々の取引内容や従業員の給与といった機密情報を外部に預けることになります。そのため、内部情報が漏洩する危険性があります。信頼できる業者を選び、情報の送受信の際には情報が漏洩しないように細心の注意を払いましょう。

・経理担当者の育成ができない
経理のノウハウが社内に蓄積できず、業務上の知識習得や経験につながりません。そのため、経理担当者が育成できないというデメリットがあります。

おすすめの経理代行サービス

おすすめの経営代行サービスには、以下のようなものがあります。代行業者を探す際の参考にしてみてください。

Smart経理（スマート経理）

（出典：https://smart-keiri.com/）

Smart経理は、簿記2級以上の専門スタッフによるチームが経理業務を代行するサービスです。スタンダードプランでは経理業務の基本となる、請求・支払・給与計算・経費精算・会計入力を一貫して請け負います。さらに、エキスパートプランでは資金繰りや融資相談、資産管理などに対応します。

【料金プラン】
・スタンダードプラン：請求書発行や経費精算、会計入力などを一貫して請け負う
月15万円～
・エキスパートプラン：資金繰りや融資相談、資産管理など経営者のサポートを行う
月30万円～

Merry Biz（メリービズ）

（出典：https://merrybiz.jp/）

Merry Bizは、経費計算、帳票・仕訳入力、請求書発行、売掛・買掛管理、月次決算、業務コンサル・システム導入支援など業務に必要な項目をカスタマイズして依頼できるサービスです。業務内容や会社の状況に合わせての経理代行や、業務コンサルやシステム導入支援に対応する「バーチャル経理アシスタントプラン」が用意されています。

【料金プラン】
業種や従業員数などの会社規模により異なる。※要見積り・問合せ
例）
・従業員数150名以上（飲食・FC事業）、手書き売上伝票の集計　月10万円～20万円
・従業員数20～50名（インターネット広告代理店）、月次決算や売上請求書発行・集計、支払いデータの作成と集計など　月25万円～40万円