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コスト削減で見直すべき5つの要素|実施方法やポイントも解説
「コストのうち削減してもいいコストが何か分からない」「コストを削減する上でのポイントが分からない」など、コスト削減に関する悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、コスト削減で見直すべき5つの要素とポイントを解説します。
目次
コスト削減の5つの着眼点
業務プロセスに無駄がないか見直す
まずは既存の業務を洗い出し、それぞれのプロセスを可視化しましょう。可視化したそれぞれのプロセスが本当に必要なものか、他のプロセスと共有できないかなどを検討します。共有可能なプロセスについては、積極的に共有化してダブりによる無駄を省きます。
この際、見直しの対象となる業務にあたっていた社員の再配置についても考慮する必要があります。社員のモチベーションが低下することがないよう、社員の適正に合わせた配置にしましょう。
承認申請手続きにシステムを導入できるか見直す
日本では承認手続きにおいて紙をベースとしている場合が多く、重要な案件の場合は1つの書類に複数のハンコを集めて回るという手続きを必要とする企業も多くあります。各決裁者の元へ行き、ハンコを集めて回るのは非常に大きな手間がかかる上に、紙の大量使用・大量廃棄という問題もあります。
紙ベースでの業務が多い場合は、欧米式のワークフロー(電子化された申請システム)の導入を検討しましょう。導入に成功した場合、時間的コストの削減が可能な上に、印刷費・用紙代などの削減に繋がります。
社内外へのサービスが適切か見直す
社外(取引先など)や社内(社員)に対するサービスが過剰ではないかを見直してみましょう。社内へのサービスについては、そのサービスによって社員の業務効率が上がっているかを軸に検討することが重要です。
ただし、サービスを見直した場合、社内からは不満の声が上がる恐れがあるほか、社外については顧客が離脱する恐れがあります。極端なサービスの見直しはコスト削減以上のデメリットを被る場合があるので、相手目線でも考えつつ慎重に進めましょう。
オフィスコストを見直す
オフィスコストの見直しも重要な観点です。近年ではテレワークの導入も進んでいるため、オフィスが現在の働き方に合っているかを検討する必要があります。
例えば、オフィスでの勤務率の平均が60%であった場合、フリーアドレス制度(社員が特定の席を持たずに自由な席で勤務する制度)を導入すれば、今の規模の6割程度の広さのオフィスに抑えることができます。
また、オフィスの見直しの際には、社員が主にどのあたりに住んでいるかも参考にしましょう。あまり遠方に移転すると、社員の交通費補助が高額になりコスト削減にならないほか、社員の満足度が下がる恐れがあります。加えてテレワークを推奨している場合は、交通費補助の代替となる補助に関しても検討するようにしましょう。
人件費を見直す
人件費の見直しもコスト削減においては重要です。適切な人件費の削減とは、社員の給料をカットするという意味ではなく、本当に社員がやるべき業務を選り分けることを指します。
業務の選定については「正社員がやるべき仕事かどうか」「人がやるべき仕事かどうか」などの軸を意識することが重要です。選定後はパートやアルバイトの方に仕事をアサインする、ロボットを導入するなどしましょう。
コストを削減する手順
コスト削減する手順は以下の通りです。
- 既存のコストを項目ごとに洗い出す
- それぞれのコストを測定し分析する
- 分析を元にコスト削減案を立案する
- 削減目標金額を設定する
- コスト削減を実施する
- 実施した結果を分析し改善する
コスト削減案を実施して満足するのではなく、効果測定と改善までしっかりとやり切るようにしましょう。
コストを削減する際のポイント
結果が出やすい項目から取り組む
結果が出やすく着手しやすい項目から取り組むようにしましょう。コスト削減は地道な取り組むになる場合が多いですが、しっかりと結果が目に見えて分かることでモチベーションを維持できます。
コスト削減に対する社員の意識を高める
コスト削減のためには社員の協力が欠かせません。コスト削減に対し、社員がモチベーションを維持できるような仕組みを作りましょう。例えば、削減目標を達成した社員に対してインセンティブを支給するなどの仕組みが考えられます。
コスト削減すべき項目かを見極める
コスト削減すべき項目かどうかを見極めるのは非常に重要なポイントです。事業運営に必要なコストを削減してしまった場合、事業の縮小や改悪につながり、場合によっては経営状況に大きな悪影響を及ぼす場合があります。
また、極端なコスト削減は従業員満足度が下がる恐れがあるので、適切な削減目標を設定し、その目標に見合ったコスト削減をするようにしましょう。
いかがでしたか?
コスト削減においては取り組む順番や、社員のモチベーションを維持する仕組みづくりなど、重要なポイントが複数あります。この記事を参考に、自社のコストについて一度見直してみましょう。
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