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フォローアップ研修とは|概要と目的、効果的に行うポイントも解説
「フォローアップ研修」とはどのような研修かご存知ですか?聞いたことはあるけれど、実際にどのような内容か分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、フォローアップ研修の概要や目的、効果的に行うためのポイントを解説します。
目次
フォローアップ研修とは、研修終了後に再び集まり、課題を確認する研修のこと
フォローアップ研修は、研修が終了してから一定期間経過した後に、再び同じメンバーで集まって行う研修です。研修の振り返りを行い、新たな課題点を確認します。「フォロー研修」「フォローアップ」「フォロー」などと呼ばれることもあります。
フォローアップ研修は、研修で学んだ内容をどのように実践で活かし成功したのかを共有することで、研修内容の継続的な実施を促し、実践の質を高める効果があります。フォローアップ研修を行わないと研修の効果測定ができないため、各研修とフォローアップ研修はセットで行いましょう。
フォローアップ研修を行う目的
現状の課題を認識するため
フォローアップ研修を行う1つ目の目的は、自分自身で現状の課題を認識するためです。研修で学んだ内容と実践した結果を比較して確認することで、自身に足りないスキルや仕事に対する姿勢を把握できます。また、現状を認識できれば、今後に向けた課題設定やアクションプランなどを具体的に考えられるようになります。
研修内容を再確認するため
フォローアップ研修を行う2つ目の目的は、研修で学んだ内容の成果を共有し再確認するためです。そうすることで、継続的な実践につながるため、研修で学んだ知識やスキルの定着率や質の向上につながります。
不安を解消しモチベーション向上につなげるため
フォローアップ研修の3つ目の目的は、研修を通して悩みを共有し不安を解消することです。また、課題を共有することで仕事に対する目的意識を持たせられます。
これらを行うことで、モチベーションアップや離職防止につながります。
フォローアップ研修の対象者
フォローアップ研修は一般的に新入社員向けの研修として知られていますが、新入社員以外でもフォローアップ研修の効果は得られます。
ただし、各階層ごとに研修の目的が異なるため、目的に適した研修を行う必要があります。各階層のフォローアップ研修の特徴には、以下のようなものが挙げられます。
- 若手社員向け
入社後2〜3年の若手社員には、勤務年数に応じたスキルや仕事のノウハウを身につけるために研修が行われます。フォローアップ研修は、参加者の育成やモチベーション向上につなげるために実施されます。 - 中堅社員向け
中堅社員には、業務スキルやリーダーシップを身につけるための研修が行われます。フォローアップ研修では、参加者同士のディスカッションを通して実践結果の共有が行われることが多いです。 - 管理職向け
チームリーダーや課長以上の社員には、マネジメントスキルを身につけるための研修が行われます。フォローアップ研修では、目標設定や人材育成プランの立案・改善に関する内容を確認します。
フォローアップ研修を行う時期
フォローアップ研修の回数や実施のタイミングは企業によって異なりますが、回数が多すぎると業務の妨げになることがあります。そのため、フォローアップ研修は3ヶ月・6ヶ月時点にそれぞれ1回開催するとよいでしょう。3ヶ月・6ヶ月時点では、以下の内容を確認します。
- 研修の3ヶ月後
研修で学んだ内容の復習や振り返りが主な目的です。目標の達成度合いや定着度合いを確認しましょう。 - 研修の6ヶ月後
現状の課題確認や解決策の立案などを行い、スキルの定着につなげます。また、研修から期間が空きモチベーションが下がる時期でもあるため、参加者のモチベーション向上にも努めましょう。
フォローアップ研修を効果的に行うためのポイント
研修の目的を参加者に理解させる
フォローアップ研修を行う際は、まず研修の意義や目的を参加者に理解させることが重要です。フォローアップ研修は、現状を確認し課題解決につなげることを目的としています。参加者の評価や参加者間の競争が目的ではないことを理解させ、有意義な研修にすることが大切です。
参加しやすい環境を整える
フォローアップ研修では現状確認のために、参加者は自分のネガティブな話をしなければならないことがあります。改善につなげられるよう、失敗談や悩みを臆さず共有できる環境を整えることが大切です。上司や先輩との同席を避けるなどして、受講者が話しやすい雰囲気を作りましょう。
目標管理シートを作成し、PDCAサイクルを回す
フォローアップ研修で効果的な振り返りが行えるように、目標管理シートを作成しPDCAサイクルを回すことが重要です。具体的には、最初の研修の際に計画(Plan)となる目標管理シートを作成します。そしてフォローアップ研修で、計画(Plan)に対して 実行(Do)したことを確認し、振り返り(Check)と改善(Action) を行います。
また、PDCAの各段階に対して他の受講者からフィードバックをもらうことで、目標に関して新しい気づきが得られる場合もあります。
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