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インフォーマル・グループとは|存在するメリット・デメリットと特徴を紹介
「インフォーマル・グループ」の存在をご存知でしょうか?インフォーマル・グループは、組織の生産性に大きな影響を与えるものと考えられており、その影響度を心配している方も多いかと思います。
この記事では、インフォーマル・グループが存在するメリット・デメリットや、組織にとって良い・悪いインフォーマル・グループの特徴を紹介します。
目次
インフォーマル・グループとは、性格や趣味などによって自然発生的に形成された非公式の団体のこと
インフォーマル・グループとは、組織・役割に関係なく、性格や趣味などによって自然発生的に形成された非公式の団体のことを指します。反対に、系統立って組織された公式の団体は「フォーマル・グループ」と呼ばれ、企業や官公庁などが該当します。
インフォーマル・グループの具体例
インフォーマル・グループは、フォーマル・グループと比べてメンバー同士の仲が良く、業務外でも付き合いがある傾向にあります。福利厚生の一環として野球好きやサッカー好き、料理好きなどが集まった企業公認のサークルが存在する場合、これらはフォーマル・グループではなくインフォーマル・グループに該当します。
インフォーマル・グループの具体例には以下のようなものがあります。
- いつもランチに行くメンバー
- 仕事終わりに飲みに行くメンバー
- 休日に家族ぐるみでバーベキューをするメンバー
- 社内のサークルメンバー
インフォーマル・グループが存在するメリット・デメリット
【メリット】業務の効率化につながる
インフォーマル・グループが存在するメリットとして、業務の効率化につながるということが挙げられます。これは、業務にかかわりなく普段からコミュニケーションを取っていることから、些細なことであっても相談・声掛けがしやすいという背景があるためです。
また、同じグループ内での社員のやる気は他のメンバーにも伝播する傾向があり、仕事に対して意欲的なメンバーが多ければ、自ずと他のメンバーも影響されるため、結果として生産性が向上すると言えます。
【メリット】社員のメンタルヘルス対策になる
インフォーマル・グループの存在が社員のメンタルヘルス対策になる場合があります。インフォーマル・グループが良い方向に働けば、「休日に集まって趣味を楽しめる」「悩みを打ち明けやすい関係を構築できる」「他部署まで人脈が広がる」といった効果が生まれます。これらによって社員の精神的なストレスが解消されれば、より仕事への意欲が高まるでしょう。
【デメリット】上下関係が激しくなる可能性がある
インフォーマル・グループが存在することによって生じるのはメリットだけではありません。デメリットとして考えられるのは、リーダーの出現により上下関係が激化する可能性があることです。グループが生まれれば、それと同時にリーダーが出現することは自然なことです。しかし、リーダーとなった人が他のメンバーを無理やり従わせるような態度を取れば、上下関係が激化するリスクがあるため注意が必要です。
組織にとって良い・悪いインフォーマル・グループの特徴
良い影響を与えるインフォーマル・グループの特徴
仕事の悩みやキャリアについての相談を気軽にできる関係や、社内のサークル活動でのつながりなどは、社員だけでなく企業にとっても良い影響をもたらします。組織に良い影響を与えるインフォーマル・グループの特徴には、以下のようなものがあります。
- 悩みを打ち明けやすい、フラットな関係が築けているグループ
- 幅広い属性のメンバーがいるグループ
- 社内のルールを守るグループ
悪い影響を及ぼすインフォーマル・グループの特徴
社内のインフォーマル・グループは、良い方向に働けば社員の満足度や生産性を高める効果がありますが、場合によってはこれらをかえって低下させることもあります。このようなインフォーマル・グループは社員にとっても、企業にとっても、プラスの存在とは言えません。
組織に悪い影響を及ぼすインフォーマル・グループの特徴には、以下のようなものがあります。
- 上下関係が厳しすぎるグループ
- やる気のないメンバーがいるグループ
- 個人の意見を尊重できないグループ
- 仕事よりも趣味に偏っているグループ
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