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MFTフレームワークとは|概要や活用場面、活用する際のポイントを紹介
みなさんは「MFTフレームワーク」をご存知ですか?聞いたことはあるけれど、具体的な活用方法は分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、MFTフレームワークの概要や2つのアプローチ方法、活用場面・ポイントを紹介します。
目次
MFTフレームワークとは、市場・機能・技術の3つの観点から製品・サービス開発を促進する枠組みのこと
MFTフレームワークとは、市場(Market)、機能(Function)、技術(Technology)の3つの要素をバランス良く組み合わせることで、製品・サービス開発を効率的に進めるための枠組みです。市場の需要やトレンド、製品・サービスの機能性、技術的な面を総合的に考え、開発に反映させます。各要素の英語の頭文字を取りMFTフレームワークと呼ばれています。
MFTフレームワークの2つのアプローチ方法
MFTフレームワークには、「マーケットイン型」と「シーズアウト型」の2つのアプローチ方法があります。
マーケットイン型
マーケットイン型は、市場のニーズを満たすためにはどうすればよいかという視点から考える方法です。ニーズを満たすためにどのような機能・サービスが必要なのか、その機能やサービスを実現しうる技術は何かを考えていきます。
市場のニーズに合わせた製品・サービスを提供することで、市場の需要を満たし競争力を高めることができます。MFTフレームワークの市場(Market)を起点に考えます。
シーズアウト型
シーズアウト型は、自社の持つ技術をどのように活かせるかという視点から考える方法です。自社の技術からはどのような機能や効果が生み出せるのか、それが活かせる市場はどこなのかを考えていきます。MFTフレームワークの技術(Technology)を起点に考えます。
MFTフレームワークを活用する場面
MFTフレームワークは、新規事業や新製品を開発する場合や、製品の使用用途を拡大する場合など、様々な場面で活用することができます。また、MFTの技術(Technology)の部分を自社の強みに置き換えて考えれば業種に関係なく活用できます。
MFTフレームワークを活用する場面には、以下のようなものがあります。
新規事業や新製品を開発する場合
MFTフレームワークは、新規事業や新製品の開発に適しています。市場(Market)、機能(Function)、技術(Technology)の3つの観点から製品・サービスを設計することで、市場のニーズに合わせた製品・サービスの開発が行えます。また、市場調査を行い、市場の傾向や需要の変化を把握することで、より効率的な製品・サービスの開発が可能になります。
製品の使用用途を拡大する場合
既存の製品・サービスを改良する場合や、製品の使用用途を拡大する場合にもMFTフレームワークは有効です。既存製品の機能(Function)や技術(Technology)を改善することで、市場の需要に応えた製品・サービスの提供が行えます。また、顧客のニーズに合わせた製品・サービスを提供することで、顧客満足度の向上につながります。
MFTフレームワークを活用する際のポイント
MECEを意識して考える
MFTフレームワークを活用する際には、MECE(ミーシー)の考え方を意識することが重要です。MECEとは、Mutually Exclusive Collectively Exhaustiveの頭文字を取ったもので、「互いに被りなく、そしてすべて余すところなく、重複と漏れがない状態」と訳され、相互に必要な要素を網羅しながら分類の枠組みを構築する手法です。製品・サービス開発においてMFTフレームワークを活用する際には、市場(Market)、機能(Function)、技術(Technology)の3つの要素をMECEに分類することで、より効率的かつ具体的な施策を策定することができます。
MECE(ミーシー)の詳細は、以下の記事をご参照ください。
顧客価値を考える
MFTフレームワークを活用する際には、製品・サービスの開発において顧客価値を考えることが重要です。市場(Market)、機能(Function)、技術(Technology)の3つの要素を分析することで、顧客が求めている価値を正確に把握できます。そして、その価値を提供する製品・サービスを開発することで、顧客満足度を高め、市場競争力の向上につなげられます。顧客価値を追求することは、製品・サービス開発において不可欠な要素だと言えます。
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