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ブランディング効果で差別化を図る!ネットを利用した手法を紹介
競合優位性を獲得する手段に「ブランディング」があります。ブランド力が高い企業は、消費者のイメージ内で既に競合に差を付けているのです。
今回は、ブランディングで期待できる効果と、低コストでブランディングを実施できる「コンテンツマーケティング」について説明します。
目次
ブランディングとは「企業の認識を広めてイメージを定着させる活動」である
ブランディングとは「競合他社との差別化を図るために、企業の認識を広めて消費者にイメージを定着させる活動」です。ブランディングをすることで、消費者に商品やサービスなどから自社を連想してもらうことができます。
例えば、ハンバーガーといえば「マクドナルド」を、フードデリバリーといえば「Uber Eats」を、大勢の人が連想するでしょう。このように「〇〇=企業」というイメージを定着させる活動がブランディングです。
ブランディングで期待できる効果
ブランド力を高めることで期待できる効果には、大きく分けて以下の5つがあります。
認知度と信頼度が高まり、利用率が上がる
消費者が「ある商品が欲しい」と思ったときには、その商品から連想した企業のものに、まずアプローチをかけます。そのため、ブランディングに成功した企業は競合他社に比べて、ニーズに一致する商品を見つけられやすくなります。
また、デザイン・性能などに関して似たような商品を見つけた時に、消費者は知っている企業のものを手に取る傾向があります。
例えば、ほぼ同じ価格の家電製品を見つけた時に、知っている企業の商品に対して「壊れにくそう」「安全そう」と思う人も多いのではないでしょうか。このように、ブランド力は信頼にも繋がっているのです。
したがって、ブランド力を上げることで認知度・信頼度が高まり、販売数や利用回数が増えて継続的な利益を得られます。
広告の重要度が下がり、コストを削減できる
「ブランド力を高めること」は「消費者にとっての価値を上げること」であり、ブランディングによって多くのファンを作ることができます。ファンは自ら企業の情報を得て発信するため、広告の重要度が下がり広告費や販促費などのコストを削減できます。
そのため、スターバックスやAppleなど、ファンの多い企業は広告をほとんど利用せずに、集客力を維持し続けられています。
ファンの増加によって多くの意見が得られる
ブランディングによってファンが増えれば、商品やサービスに対して多くの意見を得ることができます。たくさんの意見が聞けるほど、ファンの期待を正確に把握しやすくなります。
これにより、さらに高度なブランディングが行えるほか、マーケティング施策の策定や改善にも役立てることができます。
競争の影響を受けずに、価格を定められる
ブランディングをして、ブランド自体の価値を高めることで、価格競争を避けて価格を独自に決められるようになります。例えば、シャネルは「そのブランド品が欲しい」というファンが多くいるので、相場より高くても商品が売れるのです。
他にも、「ロゴマークが付いているから」「皆持っているから」などと消費者に思わせるほどのブランド力があれば、価格を高く設定してもファンは購入してくれます。
就職希望者が増え、人材採用力が上がる
名の通った企業に就職したいと考える人は多くいます。ブランドはファンだけではなく、そこで働きたいという人材も惹きつけます。また、企業のイメージが確立しているために、企業と相性の合う人材も多く集まります。
その結果、人材採用力が上がり継続的な人材の確保にも繋がります。
「コンテンツマーケティング」でブランディングを行う
ブランディングをするには、消費者に有益な情報を発信して、認知度と信頼度を上げていくことが有効です。そこで、マスメディアに比べて広告費のかからないインターネットを利用して、有益な情報を発信する「コンテンツマーケティング」が注目されてきています。コンテンツマーケティングで良い印象を与えて、ブランディング効果を獲得しましょう。
オウンドメディア
オウンドメディアとは「自社発行の広報誌や自社サイト上などで情報を発信する媒体」です。特に、インターネットを利用したオウンドメディアがコストを抑えて効率よく発信できる点で注目されています。
オウンドメディアで消費者に有益な情報を発信しながら、自社に関する認知度を上げていきます。消費者が何かを知りたくて検索した時に、そのサイトを見て解決できたなら企業としての信頼度が上がります。
信頼が積み重なることで、その消費者は見込み客となり、見込み客が増えれば認知度も上がります。検索時に自社サイトを見てもらえるように、SEO対策を行いましょう。
SNS
SNSを利用して、自社商品に関するプロモーションや役立つ情報を発信します。オウンドメディアよりも、消費者と近い距離感で情報を発信できるほか、トレンドにも便乗できるために、利用者から共感が得られやすいメリットがあります。
誰かにシェアしたくなるように、興味を引く話題を簡潔に伝えましょう。また、オウンドメディアと連携することで、自社サイトの記事を能動的に発信することも可能です。
YouTube
YouTubeを利用して、オウンドメディアで取り上げた記事を深く掘り下げて解説したり、新事業・新商品などをプレゼンしたりします。また、利用者が増加しており、マスメディアほどのコストもかからないため、広告を載せることも効果的です。
YouTubeでは、動画の視聴回数や総再生時間、および閲覧したユーザーの属性を確認できるので、消費者のニーズやターゲット層を把握することが可能です。
いかがでしたか?
ブランド力のある企業は、消費者のイメージの中で競合他社に差を付けています。商品やサービスだけではなく、ブランディングで得られる効果も利用して競合との勝負を決めましょう。
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