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【例文付】「お世話になります」のビジネスシーンでの使い方を紹介!
ビジネスシーンで「お世話になります」という言葉を使っているけれど、適切に使えているか不安という方もおられるのではないでしょうか?
今回は、「お世話になります」の正しい使い方と、場面別の言い換え表現を紹介します。
目次
「お世話になります」は相手への感謝を表す挨拶のこと
「お世話」の言葉の意味には「気を配って面倒をみる」「手数をかけて援助する」「中に入って取り持つ」「仲介」「斡旋」などがあります。
ビジネスシーンでは「中に入って取り持つ」の意味で「お世話になります」が使われます。取引先や顧客に対して「いつもビジネスの関係を取り持っていただきありがとうございます」という感謝の意味が込められています。
ビジネスにおける「お世話になります」の正しい使い方
「お世話になります」を使う場面
「お世話になります」は「いつもビジネスの関係を取り持っていただき、ありがとうございます」という意味なので、取引先や既存顧客など、既にビジネスで関係のある相手に対して使いましょう。
また担当者が変わる場合でも、個人的には初対面でも会社同士で既に取引があるので「お世話になります」が適切です。
「お世話になります」が不適切な場合
これまでにやり取りがない時は「いつもビジネスの関係を取り持っていただき、ありがとうございます」という意味が成立しないので、「お世話になります」は使わないのが一般的です。初めてやり取りをする相手には「初めまして」と挨拶することが適切です。
また自社内の人は「身内」ですので、対面・メール問わず「お世話になります」は使いません。場面に合わせて「お疲れ様です」「おはようございます」などの挨拶をしましょう。
「お世話になります」への返事の仕方
お客様に対してはこちら側から先に「お世話になります。」というのが礼儀です。
もし先に言われた場合は「こちらこそ、いつもお世話になっております」や、「いつもありがとうございます」「こちらこそ、日頃より感謝しております」など、感謝の気持ちをそのまま伝えるようにしましょう。
「お世話になります」と「お世話になっております」の違い
「お世話になります」と同じように「お世話になっております」という表現が使われることがあります。2つの表現の違いは、自分と相手の関係性の違いです。
初対面の相手やこれから関わる相手には「お世話になります」を使いましょう。「お世話になっております」は「~している」という表現のため、現在進行形で関係が続いている相手に使います。
場面別「お世話になります」の使い方と言い換え表現
「お世話になります」の使い方
「お世話になります」の使い方を場面別に紹介します。
- お問い合わせに対して返事をする場合
「お世話になります。お問い合わせ誠にありがとうございます。○○株式会社の●●でございます。」 - 現在進行形で関係が続いている相手に挨拶する場合
「いつも大変お世話になっております。○○株式会社の●●と申します。」 - 新しい担当者として初めて挨拶する場合
「平素は大変お世話になっております。この度は担当者変更につきご連絡差し上げました。」 - 過去にお世話になった相手に対し感謝の気持ちを伝える場合
「先日は大変お世話になり、ありがとうございました。」
「お世話になります」の言い換え
「お世話になります」は挨拶をする際によく使われる文言ですが、毎回使うとしつこくなるので、使わない方が適切な場合もあります。言い換えた表現を紹介します。
- メールの返信が来たとき・折り返し連絡の場合
「ご返信(ご連絡)いただきありがとうございます」 - 連続してメールや電話をお詫びする場合
「たびたび失礼します。○○株式会社の●●です。」 - 相手への無礼を詫び経緯を表す場合
「株式会社○○の●●でございます。メールでのご連絡、失礼いたします。」 - 相手に対してやってほしいことがある場合
「○○様にはお手数をおかけしますが、●●の件、ご対応の程よろしくお願い致します。」 - 日頃の感謝を伝える場合
「いつもありがとうございます。先日の商談では、ご尽力ありがとうございました。」 - 過去にお世話になった方へ挨拶をする場合
「大変ご無沙汰しております。○○株式会社の●●でございます。」
いかがでしたか?
今回は、「お世話になりました」の正しい使い方と場面別の言い換え表現を紹介しました。相手に感謝の気持ちが伝わるように、正しく使い分けましょう。
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