組織マネジメント

CIO(最高情報責任者)の役割とは?必要なスキルと他の役職との違いを解説

CIO(最高情報責任者)という役職を聞いたことがあるけれど、具体的な仕事内容はよく分からない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、CIOの役割と求められるスキル、他の役職との違いを解説します。

CIOとは、経営戦略に沿った情報システム全体の戦略策定と執行に責任を持つ役職のこと

CIO(最高情報責任者)とは、Chief Information Officerの略称で、企業の経営戦略の執行における情報の責任者を指します。本来はアメリカの企業で用いられてきた役職で、企業のIT戦略や情報管理など情報に関わる業務の最高責任者であり、CEO(最高経営責任者)やCFO(最高財務責任者)と並んで経営陣の一員です。しかし、日本では情報システム部門の長となる役職として使用される傾向にあります。

CIOの役割

CIOの主な役割は、経営戦略に沿ったIT戦略の立案やマネジメント、企業が利用する情報システム全体の戦略策定と執行です。その他にも、ITビジネスの創造や推進の他、ITリスクマネジメントなどCIOの役割は多岐にわたります。

CIOに求められる知識・スキル

CIOは、IT戦略や情報管理戦略の立案や実行のために、情報処理やソフトウェアエンジニアリング、情報セキュリティなどに関する卓越した知見やスキルが求められます。また、経営戦略に沿った投資予算管理や組織運営も行うため、経営についての知識や経験も必要です。

さらに、情報システム戦略は企業の全社員が関わる幅広い分野であるため、高いコミュニケーション能力やマネジメント力を持っていることが基本となります。

日本とアメリカでのCIOの違い

日本とアメリカでは、同じCIOという役職でも権限や業務内容には次のような違いがあります。

日本 アメリカ
在籍率 6割程度にとどまっている 8割程度
独立性 情報システム部門の長として
扱われることが多い
CEOやCFOと同様に独立した役員ポストとして位置付けられている
権限 部門の中での権限にとどまっていることが多い 企業全体の情報システム戦略の策定・執行を一任されている
業務内容 情報システムに関する業務効率化やコスト削減にとどまっている 情報システムの戦略策定・執行に加え、組織や業務ルールの改革も行う

CIOと他の役職との違い

情報システム責任者との違い

CIOは情報システム責任者と兼任することが多いと言われますが、責任や権限に違いがあります。最大の違いは、一部門の責任者である情報システム責任者と違い、CIOは経営戦略を担う責任と権限が与えられている上位の役職であるということです。

また、業務の内容も異なります。情報責任者は情報システムツールを利用し、業務効率化やコスト削減、情報漏洩やセキュリティリスク回避を行います。一方でCIOは、業績拡大や新規ビジネスドメイン開拓、外部ベンダーマネジメントなど売上や利益につながる業務を請け負います。

CTO(最高技術責任者)との違い

CTO(最高技術責任者)とはChief Technology Officerの略で、企業の技術開発における責任者の役職のことです。CTOも以前はアメリカの企業で多く置かれていましたが、最近ではベンチャー企業を中心に日本でも定着してきた役職です。

企業の情報システムを管理するCIOに対して、CTOは経営戦略に合致した技術に関する戦略や研究開発の方針の立案、開発現場において技術の運用やプロジェクト管理を担います。

CTOについての詳細は以下の記事をご参照ください。

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CDO(最高デジタル責任者)との違い

CDO(最高デジタル責任者)とは、Chief Digital Officerの略で、企業のデジタル部門における総責任者である役職のことです。情報管理システム関連の保守や運用にも関わるCIOに対して、CDOはデジタルを活用しサービスの構築や戦略立案などを行う点が大きな違いです。

また、CDOは会社内で収集し蓄積したデータの総監督を行う最高データ責任者(Chief Data Officer)や、企業のデザイン全般の統括を行う最高デザイン責任者(Chief Design Officer)を指す場合もあります。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回は、CIOの役割と求められるスキル、他の役職との違いを解説しました。

CIOは、情報システム全体の責任者であり、経営に関わります。この記事を参考にし、CIOの役割、アメリカとの違いなどを押さえておきましょう。

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