ブランディング

ブランドパーソナリティの意味と効果とは|設定のコツも解説します

ブランドパーソナリティという言葉を聞いたことはありますか?
これはブランド運営の軸になるだけでなく、顧客に効果的にアプローチするためにも重要な概念です。

今回はブランドパーソナリティの構成要素や効果、設定のポイントを解説します。

ブランドパーソナリティとは、ブランド独自の個性を人格に例えたもの

ブランドパーソナリティとは、ブランドが持つ独自の個性を、人格に例えて表現・形容したものを指します。わかりやすく言えば、ブランドが持っている「おしゃれだ」「質素な」「優しい」「誠実な」といったイメージのことです。

ブランドパーソナリティを設定すれば、それに合致する商品・サービスを展開するといったように、ブランドの設立・運営に関する軸とすることができます。さらに、うまくブランドを表現したブランドパーソナリティがあれば、顧客にブランドを記憶してもらいやすくなります。

ブランドアイデンティティとの違い

ブランドアイデンティティとは、ブランドが表現したいこと、またはブランドが顧客に抱いてほしいイメージを明確にしたものです。ロゴや色調、メディアでの口調などに現れ、顧客にブランドイメージを強く印象付けます。

これに対し、ブランドパーソナリティはブランドの人格的な特徴を指す言葉です。ブランドアイデンティティを形容する方法でブランドパーソナリティが設定されることもあり、両者は密接に関連した概念であるといえます。

ブランドパーソナリティを構成する要素

ブランドパーソナリティの構成要素としては、次の5つが挙げられます。これらの要素を満たすことで、顧客にたいして効果的にブランドを印象付けることができます。

  1. Authenticity:信憑性
    企業文化や企業の態度が反映されており、信頼できるイメージであること
  2. Memorability:記憶性
    記憶に残りやすいイメージであること
  3. Value:価値 
    顧客にとっての価値を印象付けるイメージであること
  4. Trustability:信頼性
    他ブランドと比べて価値があること、またイメージ通りの価値を提供していること
  5. Authority:説得力
    ブランドの価値を強く訴えるイメージであること

ブランドパーソナリティが顧客に与える効果

ブランドが記憶されやすくなる

上手にブランドを表現しているブランドパーソナリティがあれば、顧客はブランドを記憶しやすくなります。顧客にとっては、ブランドやその商品・サービスを個別に印象付けるよりも、ブランド全体をまとめたイメージとして認知してもらった方が、覚えるのは容易です。

差別化に繋がる

モノや情報が多く出回り、市場が成熟した現代では、類似した商品やサービスが存在することも珍しくありません。そのため、機能や品質といった商品・サービスそのものの価値で差別化を行うのは困難になっています。

しかし、商品・サービスに人間的な特徴を与えることで、独自の個性を印象付け、差別化を行うことができます

感情移入を誘う

人には自分と似た性質の人を好きになる(=親近感を覚える)という傾向があり、これを「類似性の法則」と呼びます。これは人とブランドの関係にも当てはまり、人は自分の性格・特徴に馴染むブランドを好きになるといえます。

そこで、ブランドパーソナリティを設定して人格的な特徴をアピールすれば、顧客からの感情移入を誘うことができます。

ブランドパーソナリティ設定のポイント

顧客のニーズから逆算する

ブランドパーソナリティを設定する際には、「ターゲットとなる顧客がどのような性質の商品・サービスを求めているか」という観点から逆算し、ブランドに必要な個性を考えることが有効です。ブランドが成功するには、経営者の好みよりも顧客に求められるものであるほうが重要です。

理想的なブランドの姿を形容する

「自社がどのようなブランドを目指しているか」を考え、それを形容してみるのも有効です。ブランドの理想像を個性として設定すれば、ブランド運営における指針も確固たるものとなります。

ただし、理想を追求するあまり、顧客のニーズから離れてしまわないように注意しなければなりません

ブランドを人間だと仮定して考える

「自社のブランドが人間だったら、どんな人だろう」と考えてみるのもひとつの手です。ブランドの特徴を具体例にイメージできるはずです。人に例えるのが難しい場合は、まず「このブランドを使っている人はどんな人か」を考えてみると、ブランドが持つ特徴を見つけるきっかけになります。

まとめ

いかがでしたか?

ブランドパーソナリティを設定することで、ブランドを覚えてもらいやすくなるだけでなく、他ブランドとの差別化や顧客の感情移入も狙えます。

この記事を参考に、ブランドパーソナリティの構成要素や、設定のポイントについて押さえておきましょう。

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